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野村つみたて外国株投信と楽天・全世界インデックス・ファンドを比較してみた

オールカントリーワールドインデックス つみたてNISA
つみたてNISA投資信託
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先日の記事のあと、「新しく始めるなら野村つみたて外国株投信なんてどう?」とツイッターで貴重なアドバイスを頂きましたので調べてみました。

「投資信託の積立を始める」「始めたいけど何を選べばいいかわからない」というあなたにはきっと興味を持っていただける商品だとおもいますよ。

追記:今回ご紹介している「野村つみたて外国株投信」と「楽天全世界株式インデックス」は投信ブロガーが選ぶFund of the year 2017にもランキングされています。≫投信ブロガーが選ぶFund of the year 2017結果発表

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野村つみたて外国株投信のベンチマーク

野村つみたて外国株投信という名前の通り、海外の株式に投資を行う商品で、MSCI ACWIを指標として投資を行います。

こちらにベンチマークについてまとめた記事がありますので、こちらを参照してください。

≫ 投資初心者が抑えておきたい投資信託のベンチマーク

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野村つみたて外国株投信の組み入れ比率

似通った投資信託でeMAXISの全世界株式インデックスの目論見書から引用させていただきました。

野村つみたて外国株投信の資産組入状況

引用元:目論見書

やはりアメリカが約6割と圧倒的な割合になります。

本当ならもう少しコクサイインデックスとエマージングインデックスの比率みたいなのが欲しかったのですけど、あまりいい資料が出てきませんでした。目安としては大体エマージングが全体の2割程度入るのが平均っぽいです。

右側の組み入れの企業も先日ご紹介した「ニッセイ」や「たわら」とほぼ似通ってますね。

毎日投信積立のためにインデックスファンドの検討してみる

外国株投信の期待値

最近こちらのグラフに気付きました。(同じくeMAXISより)

野村つみたて外国株投信と他の暴騰率の比較

引用:目論見書

各インデックスに対して、このファンドの過去5年の暴騰率で表したグラフです。

日本株に比べてリスクが若干小さく、同じくらいの平均値が取れてるという見方で大まかに間違いないと思われます。

逆に先進国株式のインデックスファンドと比べると新興国株式が足を引っ張るのかレンジが下に振れてますね。

こうしてみてみると右から3つ目の日本国債はリスクが小さい代わりに平均も低い(ローリスクローリターン)ですし、一番右の新興国国債なんかは下振れが先進国株式と同じぐらいの割りにリスクの割に平均が低い(ミドルリスクローリターン)ことが分かります。

さらに新興国株式と先進国の国債を比べると、新興国のリスクの割に平均値で見るとさほど大差がないことも分かり面白いです。

期間の長いつみたてNISAにはコストも重要

引用させていただいたeMAXISの信託報酬は現在0.6%(税抜)に解約時には信託財産留保額が0.05%必要になります。

最近はどの投資信託も信託報酬を下げてきてますから、こちらのファンドに関しても値下げを行ってくると思ってますが、野村つみたて外国株投信の信託報酬は0.19%(税抜)とかなり安価に設定されていると思います。

この数字は先日の投信ニッセイ外国株式インデックスファンドが0.2%(税抜)という数字を見てもかなり安い設定にされていると思います。

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野村つみたて外国株投信の評判・評価

投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2017での評価をいくつかご紹介します。

コストに関する評価

先進国・新興国に0.19%で投資できるのは魅力的でマザーファンドがしっかりしているのも評価

やはりコストに関する評価は高かったように感じますね。

ACWIのベンチマークで0.19%という低コストは魅力的です。

最安コストへの挑戦を野村がすることによって他社に与えるインパクトが大きい

このファンドを野村證券が出したというインパクトを評価したコメントは比較的多かったです。

やはり大手がこういう商品を出す事で、より良い商品が出てくると思うんで。

投資先への魅力

外国株を網羅したい人にはたまらない1本

分散性でいいますと、次に紹介する楽天全世界株式インデックスファンドには劣りますけど、それでも全世界の株式市場の約2500社、85%を網羅できる投信です。

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楽天・全世界株式インデックスファンドとの比較

比較をメモしている

実はこれを調べてる間に、楽天証券から販売される話題の「全世界株式インデックス・ファンド」というものも一緒に調べてました。

ベンチマークの比較

ベンチマークとしてはFTSEグローバルオールキャップインデックスというものを採用しています。ACWIと違い、小型株までカバーして多くの銘柄に投資が出来るというものです。

ベンチマークの解説はこちらの記事を参照してください

外国株式の投資信託に使われるベンチマーク

コストの比較

コストとなる信託報酬はバンガードで0.11%、全世界株式インデックスファンドで0.12%の合わせて0.23%ぐらいになります。

また、楽天バンガードには3重課税といった実質コストへの影響が懸念されています。

小型株まで分散させることが良しと思えば、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」も検討の余地に入ると思うのですが、正直そこまで含めるのがメリットとして享受できるとも思えませんし、使い勝手に慣れたSBI証券で行うのならさほど魅力にはならないかな?と考えてます。

※2017/10/20にSBI証券でも全米株式インデックスファンド、全世界株式インデックスファンドが設定されましたので、私は全米株式インデックスを積立開始しました。≫楽天全米株式インデックスファンドの毎日積立をSBI証券で設定完了

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EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式インデックス

※追記

2017年12月、SBIアセットマネジメントから「EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式インデックス」が登場しました。

なんと0.15%と野村つみたて外国株投信よりも安いコストで、楽天全世界株式インデックスファンドと同じベンチマークをもつ商品です。

ぜひこちらもお読みいただきたいと思います。

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まとめ

色々検討してみた結果、コストの違いは以下のようになります。(すべて税抜)

  • 野村つみたて外国株投信 0.19%+α
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.2%+α
  • 楽天・全世界株式インデックスファンド 0.23%+α
  • EXE-iつみたてグローバル株式インデックス 0.150%+α

正直最大でも0.08%というコストの差が与える影響というのはどのようなものになるか分かりませんけど、どのファンドもその他の費用となる+αのところがどうなるのか楽しみですねぇ。


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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
詳しいプロフィール ≫ こちら

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