一昔前でいうと株式投資なんてものは、金持ちがするものというイメージをお持ちだった人も多いと思います。
以前から「るいとう」などといった株式累積投資といったものがあったのは知っていたのですが、何せ月々1万円といった額を1つの銘柄に投資するには少しばかりハードルが高いため、ずっと避けてFXばかりしていました。
私が端株というものを知ったのは本格的に端株投資を始めるきっかけとなったチャイナショックによるロスカットから、もう1年か2年遡ったころでした。
当時は株主優待というものに憧れつつ、配当金が貰えるということで、何かしらの可能性を感じたのは間違いありません。
ただ、その当時運用していたのはFXだけだったので、数銘柄ほどの端株優待目的で保有したに過ぎません。
そして2019年4月、大きな転機が訪れました。
それがネオモバイル証券の誕生です。
端株投資にネオモバイル証券という武器ができた
それまでの私の端株投資については、すべてSBI証券のNISA口座で行ってきました。
ただ、わずか0.5%とはいえ、そのたびに取られる手数料が若干負担になっていたのは確かです。
JT株などでは、単元株化するために1,500円近い手数料を払ったことになりますからね。
それがネオモバイル証券の誕生で、月額使用料さえ払えば月に何度取引しても無料となったのです。
100円の株を買おうと、30万円分の株を買おうと、月50万までの取引については200円(税別)の定額となります。
月額使用料も投資のうち

おいおい、今時ネット証券で口座維持手数料取るんかいな・・・
まあ、そうですよね。SBI証券をはじめとして、多くのネット証券の口座開設にかかわる費用、維持手数料は無料なのが当たり前の中、月額手数料がかかるというのは、正直私も口座開設をためらってました。
ただ月額手数料を支払うと200円分のポイントがもらえ、さらにそれを投資する際に投資資金に充てることができるのです。
つまりこの月額料金も投資資金の一部と思えばいいのですが、実はそれでもためらっていました。
▽それでも開設に踏み切った理由はこちら

関連 ≫ SBI証券で端株投資している私が新たにネオモバイル証券の口座を開設した理由
株式は投資から買い物感覚へ
このネオモバイル証券の誕生により株式投資の環境にもたらしてくれたことは2つ。
- 少額から株式投資ができるようになった
- 株式の取引に手数料を考えなくてもよくなった
ということです。
ネオモバイル証券の特徴は1株から買えるようになったこと
ネオモバイル証券の誕生で変わったのは、それまでの単元株での買い付けという常識を覆し、1株から株式を買えるようになったことです。
こちらはNTTドコモの株価の推移です。NTTドコモの最新の株価

このチャートができた時点での株価は約2600円を超えたくらいですが、100株を1つの単位として取引している日本の株式市場において、NTTドコモの株を買おうと思うと26万円以上のお金が必要だったのです。
このご時世に、株に26万円も出せるというと、やはり金持ちのすることと思っていた人は多いです。
それが1株から買えるようになったということは、中学生くらいの小遣いもあれば少なくともNTTドコモくらいの株を購入することはできるようになったのです。
手数料が定額になった
例えばみずほフィナンシャルグループの株式は執筆時点で150円ほどですが、今までのSBI証券のS株ですと50円(税別)の手数料がかかっていました。みずほFGの最新の株価
それが月額使用料という形で支払うと、この手数料がかからずに取引することができるようになったのですからうれしい限りです。
「スーパーで、カブが安いから買っとこ」っていうのと、「株価を見て、○○の株が安いから買っとこ」って言うのと同じくらい身近なものになったと思います。
買い物感覚になったことになったメリット
投資と消費活動は全く別の特性を持つものですから、一緒にするなと怒られるかもしれません。
ただ、買い物感覚になったことのメリットとしては以下のものを挙げたいと思います
- 消費したものは無くなる
- 家計の無駄使いを洗い出すと投資資金が捻出できるかもしれない
消費したものへの執着はなくなる
すでに投資をされている方も一度や二度くらいは狼狽売りとか、損切りというものを経験したことがあると思います。
損切り自体はまた違うかもしれませんが、せっかく保有した株式を含み損に耐えられずに狼狽売りをするというのは大変もったいないことであると思います。
「せっかく買ったものを冷蔵庫で腐らせて食べられなくなったり、買い置きしていたものが消費期限を過ぎていた」といった経験はどなたも一度や二度くらい経験があると思います。
これらのものは株式とは違い、二度と現金化することができません。
そうした現金化することができないものと同列に株式への投資をすることで、確定した支出のものとして株式を保有することができるのではないかなと思うのです。
無駄使いを洗い出すことで株式投資への資金ができるかも
家計の中にある無駄使いを洗い出すことで株式投資の資金ができるかもしれません。
例えばタバコや自販機で買う飲料などは、禁煙、水筒持参ということで出費を回避することができます。
それまでは「これくらい」と思っていた出費も、ネオモバイル証券の誕生によって、身近な節約が投資資金に変えられると思えるのは大きなきっかけになると思うのですよ。
下の記事では、「20年間禁煙して運用したら、今払ってるたばこ代を逆に受け取ることができますよ」といったことを書いています。
関連 ≫ 禁煙したお金を貯金せずに資産運用したらどうなるのか計算してみた

またこちらの記事では、マイボトルにいれたコーヒーのつもり貯金を使って株を買ったときの経験談を書いています。
関連 ≫ 端株優待として今も残る銘柄を、以前つもり貯金で買った話

これらの記事の様に、無駄使いを株という資産に変えることこそ、買い物感覚になったことのメリットだと思うのです。
まとめ
あくまで投資というものは元本が確保されているものではありませんし、直接生活を豊かにしてくれるものではないかもしれません。
ただ食材を多く買い過ぎて、冷蔵庫で傷んでしまうこともあるということを考えると、株もそんなに大して変わらないかなとも思っています。
ネオモバイル証券の誕生で、株式投資は思ったより身近な存在になったという事実はあると思いませんか?

私も徐々にNISA口座のあったSBI証券からネオモバイル証券にシフトしています
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