今、ネット証券の2大勢力、SBI証券と楽天証券に大きな変革の時が訪れようとしています。
今まで楽天証券の後追いだった印象強いけど、さすがに今回、SBI証券は追従出来ないだろうなぁ
— ジロ@Jiroの端株投資奮闘記 (@JIRO_invest) 2018年9月4日
両社は過去から現在まで、私たち個人投資家達のためにいろんなハードルを越えてきましたが、とうとうその拮抗が崩れる時がすぐそこまでやってきています。
ポイント投資が開始できる楽天証券
楽天カードで投信の積立てするとポイントがたまる
私が楽天カードを発行したのは、1000円投信が始まった時に、楽天カードから支払いができるという事がきっかけでした。
前から投信を楽天カードで買えてたと思うけど、ポイントは付かなかったよね?
制度変わって付くようになったのかな?— ジロ@Jiroの端株投資奮闘記 (@JIRO_invest) 2018年8月29日
そう、今回の改正でポイントが加算されるようになったみたいですね。
年数%のリターンを期待する投資の世界で、カード支払いでの1%還元は地味に大きいですよ。
楽天カードを街で使っても楽天スーパーポイントで投資ができる
街で楽天カードを使って支払いをしても、1%分の楽天スーパーポイントが加算されます。
なので、楽天以外でカード支払いしたスーパーポイントでも投資ができるようになります。
また楽天スーパーポイントはカード支払い以外にも、楽天市場での買い物などでも加算されますし、楽天銀行で振り込みなどを行っても、数ポイントですけど加算されます。
SPUでますます貯まる
SPU(スーパーポイントアップ)は利用している楽天サービスの数によって、買い物の時にポイントが加算されるしくみです。
楽天証券以外にも、楽天モバイルや、楽天トラベルなどの利用でポイントがジャンジャン貯まります。
ところが、こちらのSPUで加算されるポイントは期間限定のポイントのため、投資信託の積立には利用できません。
楽天証券で全力で投資をし、楽天市場でがっつり買い物をするのであればバカにできないのですけど、商品自体はAmazonのほうが安かったりもしますし、SPUポイント目的で楽天経済圏にハマるのがよいかというと何とも言い難いところです。
SBI証券がどこまで食いついていくのか?

SBI証券も「このまま楽天証券に引き離されたまま」というのもあまり想像できません。
私がこうなったらいいなぁというのを少しまとめてみました。
SBI証券のポイント還元で対抗
期待したいのはSBIポイントでの還元です。
現在SBI証券では投信マイレージというものがあり、月間の保有金額に関わらず年0.05%のポイントが付きます。(物によって0.03%、0%もあり)
ポイント付与率の一覧はこちらでご確認ください(投信マイレージポイント付与率一覧)
楽天証券にも似たようなサービスはあるので、これだけでは魅力はありませんが、投信の積立買付によって1%分のポイントが加算されたらどうでしょうか?
楽天カードで積立てたのと同じ様に還元されたことになりますよね。
SBI証券で投信を保有していると加算されるポイントはSBI証券の中では消化できず、SBIの運営するポイントサイトへ振替をおこなう必要があります。
楽天市場にはSBIのポイントサイトで対抗
楽天市場で買い物すると1%分のポイントが付きます。
ところが「SBIポイント」から経由して楽天証券で買い物をすることで、1%のSBIポイントの還元が行われます。
最近はポイ活と言ったりするみたいですけど、他のポイントサイトなんかと同じ感じですね。

SBI証券との連携をしている人にはポイント還元率を少しばかり引き上げたりという配慮くらいは可能ではないかと思います。
また、ポイントから現金への還元率が低いのも欠点です。
楽天カードにはミライノカードで対抗
以前はSBIカードというものがあり、なかなか高還元で人気のあったカードでしたが、制度が改悪され、さらに現在はミライノカードという新しいカードに切り替わっています。
こちらは初年度の利用実績が10万円以下だと、2年目より年会費が900円掛るのと、還元率が0.5%と低いことから、あまり期待ができないかもしれません。
ところがこちらでたまったポイントをSBI銀行のスマプロポイントに交換することで1%還元とすることができるため、SBI証券などとの連携をさせることでもう少し使いやすいカードになるんではないかと期待します。
SBIネオモバイル証券誕生
こちらは追記した記事です。
2019年4月10日、SBI証券とTポイントが立ちあげた「SBIネオモバイル証券」が誕生しました

SBI証券の方がメリットが大きい人も
投資信託の積立に関しては差が開いたように感じますが、私としてはSBI証券の方が楽天証券よりもメリットが大きいので、今後も使い続けていきたいと思います。
為替手数料の安いSBI銀行からの資金移動
SBI銀行の外貨積み立てサービスは、米ドルで為替手数料4銭(積立であれば買付側で2銭)と格安です。
SBI銀行で積み立てられた外貨は手数料無料でSBI証券に資金移動もできますから、米国ETFを購入するのに助かります。

単元未満株を使った端株投資
また、私がメインとする端株投資を行う際にも、SBI証券では業界最安値レベルで買付出来ますが、楽天証券では買付はできません。
▽こちらのページでは端株取引のできる証券会社や手数料を比較しています。
≫ 単元未満株制度を使った端株投資ができるネット証券会社の比較

まとめ
楽天と比べて、SBIグループのポイントは少々分かりにくくなっています。
これらを統一して、カードの還元率などの見直しをすることで、今回の楽天証券へ追従していくことは可能なんじゃないかと思います。
今まで愛用してきたSBI証券ですし、度々見かける楽天カードや楽天市場のポイントプログラムの改悪の心配もあるだけに、今後もなんとか楽天証券に食いついていったほしいと思います。
▽SBI証券を手放していいんですか?SBI証券には楽天証券にはない魅力もあるんです。
≫ 使いにくいと評判のSBI証券を愛用する私がおすすめする5つのポイント
▽不正アクセスは楽天市場だけでなく、楽天カードにまで及んでいました。なので、楽天カードで投信を積立てるということにどうも引っ掛かるんです。
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