端株のメリットは時間が分散できることです。
もっとも私は資金量が足らないけど、「配当がもらえる株式投資がしたい」という希望から端株投資をしているわけですが、株式投資の楽しみの一つとしては株主優待といったこともあるのではないでしょうか。
最近では桐谷さんが、自転車で走り回って優待を使う姿をテレビなんかでも放映することもあり、特にお得、節約といった意味で優待銘柄を狙ってる方も多いように思います。
ですが・・・残念ながら端株投資においては株主優待はもらえません。
なんかタイトル詐欺なんだけど…
厳密に言うと、端株では株主優待の条件に合う銘柄がごく少数であるという方が正しいです。
これを端株優待などといったりますけど、今回は端株を使ってお得に株主優待えお狙う方法を紹介したいと思います。
端株投資で株主優待をお得に狙う
1株で株主優待をもらう
まずは私が端株投資というものに興味を持つきっかけとなった端株優待をもらう方法。
あれ?さっき端株で優待はもらえないって書いてたよね?
原則はね。でも優待取得の条件に合致させることで株主優待をもらうことが出来ます。
上新電機は3月と9月時点で保有している株主に優待が送られますが、9月の株主優待は単元株という制限ではなく、株主名簿に記載されている全株主に5,000円分の割引券が送られます。
こういった端株優待をゲットするのに最も大事なのは、単元未満株主であっても株主名簿に記載されなければならないということ。
それ自体はどうするの?
簡単だよ、SBI証券をはじめ、ネオモバイルやマネックス証券などで株式を買うこと。
SMBC日興証券のキンカブ(フロッギー)などは名義は証券会社として登録されますが、SBI証券やネオモバイルなどは1株保有株主として保管振替機構(ほふり)に登録されます。
だから株主として認識されるわけね。
端株優待のある銘柄は?
私が実際に端株優待をもらったことがある銘柄は、
- 廃止 ハニーズ
- 廃止 ジーテイスト(現:焼肉坂井HD)
- 上新電機
ぐらいですが、企業のカレンダーなんかがもらえる銘柄はまだまだあります。
でも私としてはそんなカレンダーが欲しいわけでもないので、現在端株優待狙いの銘柄は追いかけてません。
また、これまでも端株優待は順に廃止されているし、今後も廃止されていく可能性が否定できないのでこの記事では触れませんが、気になれば検索してみてください。
端株で長期優待を狙う
私としては端株優待を狙うよりおすすめなのが、長期優待の権利取りとして端株を利用する方法。
端株であっても100株になれば単元株として認定され、多くの銘柄で株主優待の正式な権利を持つことができます。
株主として名簿に記載されると株主番号が発行されますが、これは端株の間も単元株になってからも変わることがないので、長期株主としてみなされるのです。
ただし単元株主を基準にしているところもあるので注意
以前は長期優待には同一株主番号で〇年といったことが条件だった銘柄が多かったように思いますが、最近は判定日にて単元株を保有して〇年といった条件の銘柄も増えました。
さらにこんな銘柄も。
モノタロウは年4回、単元株主であることの確認が入ります。
端株を使った長期優待取得は確かにお得ですが、徐々にこういった裏技封じをしてきている銘柄もありますので注意してください。
優待の廃止、改悪にも注意
先ほども触れましたように、端株で株主優待の条件にあう株を集めることで株主優待をもらうことは可能ですが、私としては端株投資で優待目的で銘柄を選ぶ事は基本的におすすめしません。
それは優待の改悪や廃止といったことがあるからです。
優待目的で端株を集めるには結構時間が掛りますので、優待を貰う前に優待が廃止されたということがあっては、何のために買い集めた意味が無くなります。
さらに優待が廃止されたり減配が発表された銘柄は売られる傾向にありますので、優待は廃止されたし株価は下がったということになるとダブルパンチです。
じゃあどんな銘柄の優待ならいいの?
それはわからないけど、もう少し深堀してみようか。
株主優待は絶対じゃない
でも一般的な生活において優待というのはとてもうれしいものでもありますし、家計の節約や、より投資を進める上でモチベーションアップにもつながります。
じゃあどんな優待がいいのでしょうか?
私がおすすめするのは、基本的に自社製品絡みの優待です。
本来「株主優待がどうあるべきなの?」と考えたときに、「株主さんには特別に割引しますので使ってください」「うちの製品を使ってみてください」といったものがあるべき姿と考えるからです。
自社での割引券や商品券
私の保有する銘柄で言うと、ライトオンやジーフットなどは自社店舗での割引券や商品券をもらえます。
ジー・テイスト(現:焼肉坂井HD)なんかは飲食代金が15%オフになりますけど、以前には20%オフだったことを考えるとフランチャイズ形式で赤字になるほどの割引とも思えませんし、まあ売り上げの貢献かな、と思って利用させていただいています。
イオンなども自社利用にて換金が行われる優待がありますのでおすすめです。
自社製品の提供
母の元に届いていたもので言うと、ヤクルトなんかは化粧品をくれたりしますし、養命酒、ユーグレナ、日清食品他なんかも自社商品をくれます。
クオカードは便利。でも真っ先に改悪される?
優待の中で、特にクオカードなどのプリペイドカードは人気の反面、廃止される可能性が高いので注意が必要です。
例えばジェフグルメカードの加盟店舗などの会社からもらえる場合にはまだしも、私も以前端株で少しだけ持ってましたけど、ジェフグルメカードがもらえる八洲電機(やしまでんき)の優待などは改悪されても不思議じゃない気がしますよね。
単元未満株主でも端株優待や長期優待制度を利用できるかも
「端株で株主優待を目的にしないほうがいいよ」と言っておいて矛盾しますけど、 はっきりいって、株主優待は大好きです。
なので、どうせ優待を狙うのであれば、なるべく安定して受け取れる優待を狙ったほうがいいのではないかな?と思います。
でもJTは子会社のテーブルマークという食品会社の商品提供であって、安定して受け取れると思っていたところへ廃止されました。
投資おいては不確実性といったものがつきものですから、それでも廃止されたときには素直にあきらめましょうね。
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