証券口座を開設し、いよいよ証券口座にもログインができるようになると、いよいよ投資商品の選択が始まります。関連 ≫ 妻が投資に大きな一歩を踏み出した
いよいよ投資の商品を選ぼうと思うんだ。
とりあえず個別の株式などを触るんじゃなくて、つみたてNISAで投資信託を積み立ててもらおうと思うね。
つみたてNISA?投資信託?
うん。つみたてNISAってのは投資の非課税制度なんだけど、これはまたの機会とするんだけど、投資信託ってのは一つの商品でいくつもの株式を間接的に買うことができる商品で、少額からも始められる商品としてめちゃおすすめなんだ。
そんなん言われても、どれを選べばいいの?
実際2000万円問題以降、つみたてNISAを始めた、始めたい、でも何を選んでいいのかわからないという人も多いと思います。
なぜなら現在つみたてNISAの商品として金融庁に届けられているのが、インデックス、アクティブ、ETFを含めて160本以上もあるのです。
似たような商品名も大変多いですし、初心者の方には混乱を招くのは必至です。
そこで「つみたてNISAは何を選ぶ?」というテーマで、おすすめを2種類までに絞ってみたいと思います。
つみたてNISAで積み立てられる投資信託
つみたてNISAには多くの投資信託がラインナップされているのは先に既述した通りですが、実がジャンルとしてはさほど多いわけでなく、まずは大別して3種類しかありません。
1番の大枠として囲っているインデックスタイプのものと、アクティブファンドと呼ばれる商品、さらに東証に上場されているETFの3種類があります。
アクティブファンドにはテレビで紹介されて一気に人気の投資信託となったひふみ投信(ひふみプラス)も入っています。
ただ、一般的に言われるつみたてNISAの商品というと一番大枠として囲っているインデックスタイプのものを指します。
インデックスも大別して2種類
インデックスタイプの商品も大きく分けて2種類、株式に区分されるものと、様々な指数を組み込んだバランス型に大別されます。
その中でも株式に関しては、日本国内であったり海外(先進国、新興国)と別れるので非常に多いように錯覚してしまいます。
?????
じゃ、具体的にいくね。
これらの知識を踏まえた上で、改めておすすめの商品を2種類まで絞りたいと思います。
つみたてNISAにおすすめしたのは株式投信
私が妻におすすめしたのは先進国株式と全米株式を対象とした投資信託です。
バランスファンドはダメだったの?
バランスファンドは株式や債券などを組み合わせてあり、価格の変動幅は小さくなりますが、私がシミュレーションした結果ですと経済が低調な時もドルコスト平均法で積み立て切れば、最終的なリターンは株式のほうが高くなるという結果になったからです。
先進国株式ファンド
私が現在積み立てている野村つみたて外国株投信は、日本を除いた全世界への株式投資を可能としていますが、妻に私がおすすめしたのは先進国株式への投資を可能とするこちらの商品。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ニッセイの度重なるコストダウンのおかげで、現在の信託報酬は0.1%を切りました。
はっきり言ってどちらでも問題ないですが、個人的にはコストの追求の仕方が好きなのでニッセイ推しです。
全世界株式ではなく先進国株式を選んだ理由
一時期BRICsだVISTAだと、中国やロシアをはじめとする新興国に人気が集まったことがありました。
これが私がトルコリラ外債に手を出した原因だよ・・・。
確かに北京オリンピックの前後は新興国が世界経済を引っ張った印象もありましたけど、結局安定して株価を成長させたのはアメリカをはじめとする先進国だったため、あえて新興国だけに投資をする必要はないと感じていました。
こちらはeMAXIS Slim全世界オールカントリーの地域別の構成比率です。
全体の9割近くが先進国、さらにその先進国の中の6割をアメリカが占めます。
あえて新興国に投資をするのであれば、野村つみたて外国株投信やeMAXIS Slim全世界などを選ぶか、全体の資産をみながら一部を組み込むといった形で十分だと思います。
でも将来中国が将来のアメリカになるかもしれないじゃん?
その時はベンチマークが変更されて先進国の中に中国株式が入ってくるでしょ。
全米株式投信
世界経済の発展にアメリカの株式というものは欠かせない存在ではありますが、今のパワーバランスが将来も続くというのも信じがたいところです。
なので私があえて選ぶのであれば全米株式だけに全振りする必要はないと思ったりしますが、「先進国株式の中で6割以上もアメリカ株式が含まれるなら、全米株式でもいいんじゃないの?」と本人が感じればそれもありだと思います。
それよりも興味を持ってもらうことを優先したい。
ちょうど組み入れ比率の資料も持って話をしていたので、先進国にも当然含まれるアメリカの株式に含まれる企業を紹介してみました。
アメリカの株式にはフェイスブックとかアマゾン、アップルやマイクロソフトといった会社が上位に含まれるんだよ。
アマゾンとかフェイスブック、アップルって知ってる!!マイクロソフトも聞いたことはある気がする。
え?
ちょっとびっくりするような反応もありましたが、こういった企業の株を間接的に持つことができることは理解してもらえたのではないかと思いました。
つみたてNISAは組み合わせも自由自在
これって、一つに限定しないとダメなの?
先進国株式2,000円、アメリカ株式1,000円、バランス1,000円って感じで、組み合わせても全然問題ないよ。
eMAXIS Slimなら同一ブランドで組み合わせ自在
株式投信を組み合わせる
こちらはMSCIの株式関連のベンチマークをまとめたものです。
eMAXIS Slimではこれらに対応する商品に安く投資ができるように様々な商品が準備されています。
対象株式市場 | インデックス | eMAXIS Slim | 信託報酬 |
---|---|---|---|
先進国 | コクサイ | 先進国株式インデックス | 0.093% |
新興国 | エマージングマーケット | 新興国株式インデックス | 0.189% |
全世界 | ACWI | 全世界(オールカントリー) | 0.104% |
日本除く | 全世界(除く日本) | 0.104% |
債券やバランス投信を組み合わせる
対象株式市場 | インデックス | eMAXIS Slim | 信託報酬 |
---|---|---|---|
日本国 | NOMURA-BPI | 国内債券インデックス | 0.120% |
先進国 | 世界国債インデックス | 先進国債券インデックス | 0.140% |
バランス | バランス(8資産均等型) | 0.140% |
こうして改めてみると、それぞれを組み合わせたバランス(8資産均等型)が、ほかの債券の信託報酬と同額で保有できるって凄いことよね。
ネット証券とクレカを組み合わせる
投信ブロガーが選ぶFund of the Year2019では、上位をeMAXIS Slimが独占するほど人気の商品ですが、残念ながらeMAXIS Slimはネット証券専売の商品なのです。
つみたてNISAは証券会社に限らず銀行などでも利用することは可能ですが、商品さえ決まっているのであれば、ネット証券で積み立てるというのはどうでしょうか。
特に 楽天証券 の場合には、楽天カード組み合わせてやればポイントも貯まる、さらにたまった楽天スーパーポイントを使って投資信託を積み立てることができます。
楽天カードで電気代や携帯料金を支払い、貯まったポイントで投資をするというサイクルを作ってしまえば、手出しのお金を抑えつつ投資をすることが可能です。
つみたてNISAではどの投資信託を選ぶ?おすすめしたのはこの2種類
で、結局おすすめしてくれるのはどれなわけ?
おすすめは、ニッセイ外国株式インデックスファンド
じゃあそれ。
すべて含めれば160本以上の投資信託がラインナップされているつみたてNISAの中で、自分に合った投資信託を見つけることができれば一番いいのですが、やはりラインナップされている商品の数は多すぎると感じます。
金融庁の2000万円問題以降、せっかく自分でも資産運用をしてみようと思ってつみたてNISAに挑戦しようと思ったのに、「あまりにも多すぎてよくわからないからヤッパリやめる」となっては大変もったいないです。
資産運用というものは一朝一夕で終わるものではありませんが、まずは無理のない額での投資で始めればいいかなと思います。
▽少額投資っていくらからできると思いますか?少額投資を始めること自体が、大きなメリットをあなたにもたらしてくれます。ぜひこちらの記事を参照してください。
▽少額投資って無駄だって言う人たちもいますけど、そんな人たちもちょっとずつ資産を増やしていった訳です。少額投資が悪いわけではありません。自信をもって投資家といいましょう。
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