新しく毎日投信の2本目を積み立てを検討しています。
楽天バンガードは全米、全世界株式を筆頭に立て続けに人気のバンガードシリーズを登場させてますが、新たに積み立てようと思ったときに目に飛び込んできたのが「EXE-iつみたて先進国株式ファンド」でした。
私もそうなのですけど、立て続けに海外ETFを使った投資信託が出てきて迷ってるという人にご一読いただければと思います。
EXE-iつみたてシリーズはつみたてNISAの対象商品
EXE-iとつく商品は以前から知ってたんですけど、その当時は毎月分配しか興味がなく敬遠してました。
今のインデックス投資を意識し始めて改めて目にするようになったんですけど、このシリーズが低コストで凄いんです。
つみたてシリーズ | 信託報酬 |
---|---|
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式インデックス | 0.150% |
EXE-iつみたて新興国株式インデックス | 0.1948% |
EXE-iつみたて先進国株式インデックス | 0.1155% |
どれも信託報酬が格安です。
また、つみたてNISAの対象商品にも入っています≫つみたてNISA対象商品届出一覧
EXE-iつみたてシリーズの紹介
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式インデックス
ETF | 組入比率 |
---|---|
シュワブUSブロードマーケット | 50% |
SDPRポートフォリオワールド(米国除く) | 40% |
SDPRポートフォリオエマージングマーケッツ | 10% |
の割合で構成されます。
見た感じわかりやすいですね。
全体の半分はアメリカ株式で出来てます。
一つ一つのETFにはもちろんんそれぞれのベンチマークがありますけど、この商品自体としては「FTSEグローバルオールキャップインデックス」に連動するように設定されています。
このベンチマーク自体は楽天全世界株式インデクスファンドと同じですね。
上に紹介した3つのETFを複合して、このファンドとしては楽天全世界株式インデックスファンドとおなじ動きをさせようということですね。
各インデックスとの騰落率の比較はこのようになっています。
ただ、この投資信託自体がこの時期に設定されていたわけではないですから実績ではありません。
あくまで形式的にこれくらいだったのではないかと作られたものですが、それぞれのインデックスから、それなりの機関が作成しているデータですしデタラメとは思いません。
ですが、目論見書にも「信憑性や正確性は保証しません」と書いてあるくらいですから、視覚的なイメージ的にとどめておいた方が良いかもしれません。
つみたてNISAにも最適!野村つみたて外国株投信と楽天・全世界インデックス・ファンドを調べてみた
EXE-iつみたて先進国株式インデックス
ETF | 組入比率 |
---|---|
シュワブUSブロードマーケット | 55% |
SDPRポートフォリオワールド(米国除く) | 45% |
ローバル株式インデックスと比較するともっと分かりやすくなります。
新興国を抜いただけで、新興国分を分け合ってる感じです。
※2018年1月12日追記
本日EXE-iつみたて先進国株式インデックスの設定日です。
目論見書には騰落率の比較が正式にでてきましたので追記してみたいと思います。
2012年というとリーマンショック以降ですから、あの当時どれくらい下振れしたのか見てみたい気もします。
また、ベンチマークとしましてはFTSEディベロップドオールキャップインデックス(円換算ベース)に連動するよう投資を行っていく事になります。
EXE-iつみたて新興国株式インデックス
ETF | 組入比率 |
---|---|
シュワブエマージングマーケッツエクイティ | 100% |
こちらはFTSEエマージングインデックスをベンチマークとして運用しているETFです。
なので必然的にEXE-iつみたて新興国株式インデックスもFTSEエマージングインデックスに連動するよう設定されています。
左から4番目の新興国株のデータにはMSCIエマージングマーケットインデックスが使用されているのですけど、ほぼ同様の数字が出てますね。
インデックスの対照がMSCIかFTSEかのちがいですから比較しやすいです。
こちらもグローバル株式インデックスのグラフと同じような注意書きがありましたので、イメージ的に捕らえる程度で良いと思います。
楽天バンガードファンドとの比較
※楽天バンガードファンドの先駆け的な存在である楽天VT、楽天VTIが「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2017」のトップ3に2本ランクインしました。≫つみたてNISAの参考に投信ブロガーが選ぶFund of the year 2017結果発表
低コストVS低コスト
正直楽天バンガードファンドとして全世界株式インデックスファンドや全米株式インデックスファンドが出たときには、自分の中で何か興奮しましたし、実際に全米株式インデックスの積み立てを始めています。≫楽天全米株式インデックスファンドの毎日積立をSBI証券で設定完了
現在これらを比較するのに同様のものとしては
楽天全世界株式インデックスファンド(0.2396%)
VS
EXE-iグローバル株式インデックス(0.150%)
楽天新興国株式インデックス(0.2696%)
VS
EXE-iつみたて新興国株式インデックス(0.1948%)
という形になろうかと思います。
見た目では信託報酬がEXE-iのほうが後出しの分安いのですけど、ここへは「その他の手数料」というものが加算されることになりますから、最近はむやみにこの数字だけを追い求めても仕方ないかなと思ってます。
EXE-iつみたてファンドと楽天バンガードファンドはどちらが有利か?
両者似通ったファンドですが、どちらが有利なのでしょうか?
信託報酬ではEXE-iが有利に見えますが、純資産としては楽天バンガードに分があるように思えます。
楽天バンガードファンドは楽天証券のiDeCoにも採用
楽天全米株式インデックスファンドと楽天全世界株式インデックスは楽天証券のiDeCoの商品にも設定されました。≫iDeCoを始めるなら楽天証券は第一候補におすすめしたい
これだけ人気の商品ですから、iDeCoのほうでも人気の一つになるのは必至かと思われます。
人気が出ればもちろん純資産にも反映されていきますし、現時点では楽天バンガードファンドのほうが魅力かなと思います。
楽天・全世界株式インデックス ・ファンドと全米株式インデックス ・ファンドの混同に注意!
楽天証券ならスーパーポイントでも買付も可能
楽天市場で利用されている楽天スーパーポイント。
楽天証券でしたら楽天スーパーポイントで投資信託を買い付けることも可能です。
月々の光熱費や携帯料金など楽天カードで支払ってるというご家庭も多いかと思いますけど、その際のポイントを利用して投資に充てる事が可能ということで、身銭を切らずに投資が出来ると人気のサービスです。
楽天バンガードファンドはもちろん楽天証券での取り扱いはありますが、現時点でEXE-iは楽天証券では取り扱いがありませんから、いずれEXE-iの販路の拡大というものは重要だとおもいますね。
EXE-iつみたてファンドが楽天証券でも販売に
※2018年5月20日追記
EXE-iつみたてファンドの3本が2018年5月11日から楽天証券でも取り扱いが開始されました。
販路が拡大されたことにより、純資産も伸びていくことが予想されますが、すでに楽天バンガードの積立をしている人もいますし、改めてEXE-iに乗り換えていく人がいるのか?というのは疑問に思います。
低コストを売りにする海外ETF投信はもういらないかな
先ほども書きましたが現在、楽天全米株式インデックスファンドを毎日100円積み立てています。
今回毎日積立100円投信を追加するにあたって、EXE-iのつみたてシリーズを検討していたのですけど、現時点でネットに上がってる情報を整理する中で私の中で正直興味がなくなってきたというのが本音です。
とっても矛盾するようで申し訳ないのですけど、その理由には二重課税、三重課税といった課税の問題がいまいちクリアになってないことや、他の投信が立て続けに信託報酬を引き下げたので、報酬額の数字を追い求めることに価値観を見いだせなくなったことがあります。
また、EXE-iつみたてシリーズに限ったことを言いますと、複数のETFを組み合わせるので、それだけ実質のコストが掛るんじゃないの?と思えるんです。
確かに分散という面ではこれらのETFを使った投信はすごいと思いますし、目に見えるコストを意識することは大事だと思ってますけど、掛かるものは掛かると思いますし、それならば健全な運用をしてもらえたほうがいいかな…と。
楽天バンガードもEXE-iも両者にらみあった関係にあるので不誠実なことはしないと思いますけど今後の動向に注目です。
まとめ
こういった商品が出てくることで個人にも選択肢が増えることや、信託報酬が引き下げられメリットが増えるのはありがたいことです。
だけど、立て続けに新しい投信が出てきて逆にわかりにくくなってる感じもしますから、2本目はもう少し違った商品を選ぼうと思います。
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