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端株投資なら暴落時にも計画的なナンピンが可能。効果的な方法とは

端株を使った投資法
端株を使った投資法
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株式投資で一番ベストなのは、買ったとたんに爆上げして利益が確定できるようなケース。

ところが買えば下がる、売れば上がるというのが常の投資の世界。

狙った銘柄を安く仕込めたと思ったのに、どんどん下がってしまったという経験をお持ちの方は多いと思います。

そんなときに発動するのがナンピン計画。

ナンピンする目的は平均買付価格を下げることができるというメリットもありつつ、でも逆に損失を増やすというデメリットもあるため「下手のナンピンスカンピン」という投資の格言まであるほどですが、私はこれまで「端株投資においてはナンピンこそがメリット」と言ってきました。

そこでナンピンをする際に注意することと、より効果的なナンピンの仕方について紹介します。

ネオモバイル証券開業以来増えている端株投資家さんたちにはぜひ一緒に考えて見てほしいと思います。

ナンピンする前にリスク資産のバランスを見直しておこう

本来の無リスク資産までリスクにしてはならない

まずはご自分の生活資金となる無リスク資産がどれくらい必要なのか、資産運用に充てられるリスク資産がどの程度あるのかのバランスを把握する必要があります。

ジロ
ジロ

経験上「ナンピンする」「ナンピンしたい」という心理状況になったときというのは、株式相場が総崩れしているような状態です。

なので、つい本来予備費としていたお金まで持ち出してしまいがちです。

でも、何があっても生活が確保できるお金というものは一番大事です。

そうでないと経済ショックが起きて自分の雇用まで見通せないといった時に、せっかく手にしたリスク資産を手放して損失をだすことになりかねませんからね。

その上でリスク資産に充てられる銘柄を選定していきます。

生活防衛費の入った器を大きくしよう
生活する上で月の収入に対して日々の支出ということは意識されていると思います。 計算しやすく、単純に3~続きを読む~

銘柄ごとに許容リスク資産内でナンピンすること

投資の方法として端株という手段を使う人にとってみると、1銘柄につぎ込める額というのはさほどないのではないかと思います。

なので無理にナンピンしていくと、せっかく下がった他の銘柄が買えないという事態にもなります。

またナンピン前提で単元株化を狙う銘柄を買う場合には、株価下落を見越して保有数を少なめに調整しておく必要があります。

▽個別株ではなく、こういった高配当銘柄のETFを買い集めるのもよいかもしれません。

個別銘柄の株式投資が怖いという人におすすめの日本の高配当ETF
どんな高配当株の個別銘柄でも、企業の業績によって株価下落の影響を受けます。その反面高配当ETFだとある程度限定的な下落で済む場合があります。ただしデメリットもありますのでよくご検討のうえPFに組み入れてみてはどうでしょうか。

戦略的にナンピンする以上は平均買付単価を下げたい

落ちるナイフを掴むなとよく言われますが、つい掴みに行きたくなる気持ちは分かります。

ナンピンのいいところは平均単価を下げられるところにもありますしね。

私自身KDDIの株を単元化した時に感じた反省点を踏まえて、現在は色々試案をしているところですが、できることなら効果的にナンピンしていきたいと思っています。

マーチンゲール法を取り入れて下がるたびに株数を増やしていく

こちらは一つの例です。

株価下落時に、同じ下げ幅で25株ずつ買っていくと平均の取得株価は850円となります。

ところが下落するごとに10株ずつ増やしていく右のパターンだと平均取得株価は800円まで下げることが出来ます。

ジロ
ジロ

これぞ端株マーチンゲール積立法(亜種)

本来のマーチンゲールは倍プッシュしていくものですので、10株、20株、40株という形になりますが、単元株が100株であるため間に30株を入れてます。

だから亜種ってわけね・・・。

定額でナンピンをしてみる

もう一度こちらの画像をご覧ください。

こちらのように25株ずつ買い下がった場合、4回の買い付けで85,000円の資金を投入したことになります。

ジロ
ジロ

つまり平均の1回あたりの資金は21,250円だね。

この21,250円を定額でリスク資産に変えた場合にはこうなります。

1000円21.25株
900円23.61株
800円26.56株
700円30.35株
101.78株

単純に同数を4回に分けるのに比べて、1株以上余分に買えました。

この結果、100株あたりの平均買付価格は約835円という結果に。

これぞドルコスト平均法って感じよね。でもこんな買い方できる証券口座って…あ!!

ジロ
ジロ

そう、日興証券のキンカブ(フロッギー)やPayPay証券だ。

1株未満の端株投資ができるフロッギーのメリットデメリット
フロッギーは金額指定で株が購入できるため、ドルコスト平均法を利用して積み立てる事ができます。気になる1株未満の配当についても証券会社から按分されるとのことで、ますます使い勝手は良くなるはずです。
米国株へ定額で端株投資ができるワンタップバイがPayPay証券に
米株に「1000円から」「定額で」投資ができるPayPay証券(旧ワンタップバイ)。ちょっと割高の手数料にはなるものの、デメリットというほどのコストでもないのでおすすめ。

端株ナンピン積立投資法に向く銘柄

自分がよく知っている会社や成長が期待できる銘柄

端株投資に向く銘柄は、一つにはきちんと成長が期待できる、株価が回復する銘柄です。

今で言うとAI関連とかロボット、自動運転といったジャンルは期待できるんじゃないかと思います。

ジロ
ジロ

そうでないと、格言通り無リスク資産をむやみにリスクに晒しただけのスカンピンに。

配当目的の銘柄

ほかには配当目的の銘柄。

配当は単元株であっても、端株であっても配当単価は同じです。

100株配当が1万円の銘柄でも、10株1,000円の配当がもらえるので、投資額に対する配当利回りは変わらないのです。

ジロ
ジロ

むやみに単元株を目指す必要がないから、ゆっくり下落のチャンスを待てるね。

株主優待銘柄はおすすめしない

端株の株主であっても、保有株数が株主優待に該当する株数に届けば株主優待を受け取ることが出来ますが、基本的に優待目的で端株ナンピン積立投資法はおすすめしません。

なぜおすすめしないか?というと、優待に必要な株数に達しないと優待がもらえませんし、それまでに優待制度の改悪や廃止といった余分なリスクもあるから。

ジロ
ジロ

あとは優待がほしいという感情に負けて、計画的なナンピンができないから…。

銘柄を選ぶ時はナンピンの資金計画も考えておくといいかもね

端株投資のメリットは、時間や銘柄を分散できることにあります。

ただ最終的には単元株化ということも視野に入れておきたいと思うような銘柄の場合、資金計画も合わせて考えておくと計画的に、そして効果的にナンピンする方法というものが見えてくるはずです。

計画的な端株ナンピン積立投資法をするために
  • その時点の銘柄の単元株価格
  • 自分の入金力
  • ほかの銘柄とのバランス
  • 買い下がりの間隔

など

以前は手数料も掛かってデメリットの多かった端株投資ですが、現在はネオモバを始めとして手数料無料といった環境に変わりつつあります。

資金量の少ないつもり貯金やお小遣い投資をしているサラリーマンにはとっては非常に使いやすくなったサービスなのでうまく利用して資産運用をしてみませんか。

お小遣い投資に最適!端株投資に関するおすすめ記事一覧
当ブログ内の端株投資に関する記事を集めました。

▽受け取った配当は再投資をして、さらに配当を増やしましょう

端株投資のメリットは配当金を再投資して複利運用出来ること
端株投資というのは手数料こそ掛りますが、配当だけでも株を購入することが出来、再投資しやすいというメリットもあります。再投資して複利運用というのは意識しておきたいところです。

▽株価下落の時は怖くなるものですけど、きっとこの記事にはヒントがあるはずです。

暴落した時に投資に対するメンタルを維持する方法
株価が大きく下落するととても不安や恐怖心を感じますが、それは投資に対する考え方そのものがリスクを取りすぎているのかも。もう少し鈍感になれるスタンスを取り入れてみるのもおすすめです。
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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
詳しいプロフィール ≫ こちら

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