今年から投資を始めた後輩のコパくん。
先日、積み立てた証券口座での話をしていた時のこと、ふとこんな話に。
ジロさん、ETFってどうなんですか?
配当金がもらえるみたいなことを聞いたんですけど。
あ~、分配金な。
ETFは投資信託と違って、基本的にリアルタイムで取引できるしいいと思うよ。
分配金っていうんですか?
酷いじゃないですか、投資信託よりいいんじゃないですか?
酷い!!
実際にネット上でも「投資信託とETFはどっちがいいのか」みたいな話もある様なのですが、私としては「少額であれば少額であるほど投資信託をおすすめ」したいです。
その理由をご紹介します。
投資信託とETFのそれぞれのメリットとデメリット
ETFはリアルタイム約定するので買いたい時に買える
私もそうだったんですけど、投資信託っていつ約定してるのか知らないっていう人も多いと思います。
で、いつなの?
知らんw
一方でETFは証券取引所で取引される関係で、ある程度自分が買いたいタイミングで買うことが可能です。
また、指値して自分の希望する価格で買うことも可能です。
信託報酬が安い物が多いETF
最近でこそ信託報酬の安いインデックスファンドは増えましたが、一般的にはETFの方が信託報酬の安い物が多いです。
信託報酬はその商品を持っている間に常に掛かるコストにもなりますので、安いに越したことないです。
ETFは分配金がもらえる
以前、毎月分配を買っていた私が一番ETFにメリットを感じるのは分配金がもらえること。
一応建前上はインデックスファンドも分配金を支払うことにはなってますけど、一般的には支払われた経験はありません。
やはり投資したものから定期的に入ってくるお金というのは大変嬉しいものですし、さらに頑張ろうと思えるので私は好きです。
投資信託最大のメリットは定額買い付けができること
それでも投資信託をおすすめしたいのは定額で積立投資ができることです。
この定額というのが続けるうえで重要なファクターです。
少額投資なら定量買付より定額買付のメリットを重視したい
ETFは少額であるほど待機資金の割合が大きい
ETFは前述したようなメリットもありますが、1口単価が高く、さらに10口単位、100口単位といったまとまった売買形態になってます。
私も以前持ってたことがありますけど、上場インデックスファンド日経225(ミニ)-1578なんかが1口単位で取引できるものの、その基準価額は2,245円。
月に3000円ずつ投資をしても、700円以上の待機資金ができるのです。
月に3万ずつ積立をできる人と、3,000円ほどしか投資できない人にしてみると以下のように待機資金が発生して、その割合は少額になるほど大きくなることに。
3万円の積立 | 3,000円の積立 | |
買い付け量 | 13口 | 1口 |
待機資金 | 815円 | 755円 |
待機資金の割合 | 2.7% | 25% |
そのため、ある程度まとまったお金がなければ取引が難しいです。
投資信託なら定額買付
1口単位が高いETFにくらべて投資信託の1口価格は非常に安いです。
例えば私の積み立てている野村つみたて外国株投信は執筆時点で1万口あたり16,444円ですが、これは1口単位で買い付けることができるのです。
つまり1口が1.6444円なので、3000円でも1,824口買って1円ほどの待機資金となる感じです。(計算上は)
なので、待機資金ができることがなく、非常に効率よく投資することが可能なのです。
少額でETFを積み立てるくらいなら投資信託をおすすめしたい
いろんな投資の形はありますが、少額であればあるほどETFではなくインデックスファンドのようなものをメインとして、味付け程度にETFを組み入れてみることをおすすめします
そうはいっても分配金のあるETFは魅力的
余談ではありますが、それでもも分配金も欲しいし、ETFという商品も買ってみたいという人の為に少しだけおすすめの方法をご紹介。
メインは投資信託、スポットでETF
私のおすすめするのはこちらブラックロックのETF。
こちらは1口単位で買えることと、2,000円そこそこで買えることから、臨時収入や残ったお小遣いで買うにはちょうどいい感じです。
キンカブでETFを定額買付
先ほどETFは1口単位でしか買えませんと紹介しましたけど、唯一ETFを定額買付する方法がキンカブ(フロッギー)。
100円から、そしてdポイントを使って買うことが可能です。
ただし全部のETFが買えるわけではないので、こちらで調べてみてください。
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