独自制度や中退共など、勤務先の退職金の制度を知っておこう

資産運用するにあたっても、知っておいた方がいいと思う退職金。

大手企業であればある程度きっちりと、そういった内容が社内規定なんかにあって、それなりの退職金が準備されるんでしょうけど、実際多くの中小企業ではなかなかそうはいきません。

そもそも退職金については義務ではないわけですし、現に退職金がない会社だってこの世の中には山ほどあるのですから。

そのなかでも中小企業が退職金準備のために加入しているのが「中小企業退職金共済事業本部」、略して中退共というもの。

平成10年には下に挙げるような他の退職金共済事業本部を統括し、独立行政法人勤労者退職金共済機構というものが出来ました。

建設業退職金共済事業本部:略して建退共
清酒製造業退職金共済事業本部:略して清退共
林業退職金共済事業本部:略して林退共

共済契約者数は圧倒的に中退共が多く、その次に建退共が続きますが、それでも中退共の半分以下の数になります。

中退共

中退共は昭和34年に中小企業退職金共済法に基づき設けられた国の退職金制度です。

この制度は、各中小企業者の相互共済と国の援助で退職金制度を確立し、従業員の福祉に貢献する目的で設立されています。

事業主が中退共に掛金を納付することで、従業員が退職した時は中退共から退職金が支払われるという仕組みです。

また、掛金は事業主が全額負担しその掛金は全額非課税扱いとなります。

退職金シミュレーション

さて、一従業員としては支払い側の事情より受け取り側の話の方が気になる訳です。

まず、中退共では掛金が5,000円から30,000円と大きく差があります。(パート労働者には2,000円から4,000円の掛金も選択できます)

当然、その掛金と期間によって受取額が変わってきます。

仮に大学卒業後、60歳までの38年間、月5,000円の掛金を納付したケースでは≫基本退職金額表によりますと278万円の支給を受けることができますが、正直足りません。

1万円だとしても550万円ちょっとですから、無いよりはるかにマシですけど足りませんよね。

納付額ってどう決まる?

気になるのはここですよね。一体会社がいくら掛けてくれてるの?という疑問。

中退共のHPを見ても特にいくら掛けなさいというものはなく、結構任意な感じです。まあ、そもそも中退共への加入自体任意なのですから、そうかもしれません。

HP内で挙げられていた例を紹介します。

<例1>支給額から求める方法

従業員の退職金として1000万円準備するケースを基本退職金額表を参考に求めると、38年間掛けるとして18,000円。

新卒の新入社員も、ベテランの社員も同じ掛金を支払うというのは、いくら税務上のメリットがあっても負担でしょうから、この方式を採用している企業はちょっと少ない気がしますね。

<例2>賃金ベースに決定する場合

賃金が上がればそれに対応して掛金も上がっていくケース。

<例3>勤続年数によって決定する場合

5年、10年と勤続が長くなれば長くなるほど掛金もアップしていくケース。

<例4>役職ベースによって決定する場合

一般社員、係長、課長と役職によって掛金をアップしていくケース。

たぶん1番のケースより、2番、3番、4番、もしくはその複合の方が多い気がしますね。

退職金の規定があれば就業規定やらにその掛金についても記載されてるかもしれませんから確認してみてください。

無ければ会社側に確認するしかないのですけど、一番怖いのは中退共に入っていながら5,000円しか掛けられてなかったりしたら、退職後年金受給までの期間の生活が怪しいレベルじゃないので危ないですね。

余計に知っておいた方が良いと思います。

運用方針

年金制度同様、どの共済事業本部も掛金を運用することで被共済者の退職金の費用に充てます。

中退共

基本方針は主にこんな感じ

国債  79.6%
外国債 9.9%
日本株 7.2%
外国株 3.3%

期待収益率1.1%だそうです…

月1000円あたり38年(456カ月)掛けると受取額556,470円になり、掛金が456,000円になります。≫退職金資産別表2による

556,470-456,000=100,470円

100,470円÷456,000円=0.22

38年掛けて22%ってもうちょっと欲しい気がしますけどね。

建退共

ちなみに興味を持ったので私の所属する建退共についても調べてみました。

国債  89.5%
外国債 2.6%
日本株 5.3%
外国株 2.6%

期待収益率は1.64%となってます。

国債が中退共と比較して高いのに、収益率は高くなってますね?

建設業の中でも中退共に加入している会社もあったりしますが、建退共は他の共済事業本部より利回りが良いとも聞いたことがあります。

実際上記の期待収益率とは数字が異なるのですが「建退共 運用利回り」で検索したところ28年4月より2.4%から3%に引き上げられたようです。(今後の変動はもちろんあると思います)

興味のある方は各共済事業の運用方針をご覧になってください

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どの退職金共済事業も減らしたら国民から怒られるのでかなり安全な運用してます。

まとめ

資産運用に興味のない若いうちから少額でも時間を味方につけて積立ててくれてるのはありがたいです。

老後に備えてお金が十分できるのは理想的ですけど、なかなかそうもいきませんからね。

ただ闇雲に退職後や年金受給の不安だけに追われて資産運用するよりも、全部がアテに出来るわけじゃないとしても、ある程度予測のできるお金を知っておくだけでも気分は全然楽になります。

もっともうちは持家なんで、完済すれば(←ここ重要)住居費がかなり圧縮出来るので助かりますが、どちらにしても自分でも負担を感じないつもり貯金とか、(≫つもり貯金で積立投信)月々の積立とかは継続していかないと・・・


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