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増えすぎたつみたてNISAの商品は除外する時期も来てるのではないか

つみたてNISAの商品が多すぎて悩む つみたてNISA
つみたてNISA
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つみたてNISAが始って6年。

つみたてNISAのおすすめ

つみたてNISAが設定される前の金融庁の資料からお借りしました。(導入直前!「つみたてNISA」の制度説明)

このように、投資の必要性を感じていながら、どうやって投資を始めれば良いかわからないといった層に対して、少額からの長期・積立・分散投資を応援するためにできたのがつみたてNISAというわけです。

初心者には投資信託の方が資金的にも圧倒的に始めやすく私もおすすめですが、現在のつみたてNISAに設定された投資信託の数やその内容から、私としては基準を見直しし、除外する物が出てきても良いのではないかと考えます。

その理由を書いていきます。

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つみたてNISAの対象商品の条件

まずは、つみたてNISAの対象になる条件をまとめておきますが、つみたてNISAとして取り扱いができる投資信託には一定の条件があります。

販売手数料が無料

つみたてNISAを前面に打ち出して、販売会社が暴利をむさぼらないように、販売手数料が無料である必要があります。

真実は知りませんが、既存NISAが販売手数料の高い商品を証券会社が売りすぎて、金融庁の思惑と外れた理由の一つと言われています。

信託報酬が安い

投資信託はみんなから集めたお金を運用する為、運用者の報酬が差し引かれますが、この信託報酬についても上限が定められています。

インデックス投信国内0.5%
海外・資産複合0.75%
アクティブ投信国内1.0%
海外・資産複合1.5%

実際のインデックス投信の信託報酬の平均は、国内が0.27%、海外・資産複合が0.34%とかなり優秀な投信が集まっているように思います。

分配金が頻繁に行われない商品

NISAでは毎月分配の分配金も非課税でしたが、つみたてNISAでは分配金が頻繁に行われないものという条件があります。

その他

その他として信託期間の残り期間が20年以上、金融庁が指定した対象指数(ベンチーマーク)である必要があったり、顧客に信託報酬の概算金額を通知することなどが定められています。

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つみたてNISA対象商品の数は初心者にやさしいか?

つみたてNISAの商品が多すぎて悩む

上記の様な条件をクリアして、2019年8月現在で対象になっているのは、インデックス投信が143本、アクティブ投信が18本、ETFが3本の計164本。

金融庁のつみたてNISAの概要ページを見ても、「投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすいしくみとなっています」と書かれてますけど、いかに言っても多くないですかね?

私が初心者で、初めてつみたてNISAを利用しようとするのであれば、「金融庁が選定したこれらの商品ならどれでもいいのかな?」って思うと思います。

純資産が増えていない投信

一番気になったのは純資産があまりに小さな投信が含まれていることです。

もちろん設定時には0からスタートするわけですから、時期的にやむを得ない投信も当然にあります。

通常、純資産残高は30億円以上あったほうが安心できるといえます。さらに10億円を下回るようなら繰り上げ償還(途中で運用中止)の可能性も高まりますので注意が必要です。

引用:モーニングスター

やはり、つみたてNISAという制度に選定されていながらいつまでも少なすぎる純資産というものは疑問です。

SBI証券で、「つみたてNISA」「10億未満」「インデックス投信」で検索を掛けると何と59本もヒットしますが、中には設定日から10か月も掛って300万という投信もあるんですね。

ジロ
ジロ

マザーファンドがあるから問題ないでしょうけど、何かもっと販売努力をしてほしいとは思います。

2017年9月29日に設定された楽天VTこと、楽天全世界株式インデックスファンドは、設定から約10カ月の2018年7月9日に100億を越えてますが、ちょっと特殊な例かと思います。

ファンド名が似ていて違いがよくわからない

例えばダイワ・ライフ・バランス30なんかは同じシリーズで50、70の3種類がありますし、eMAXIS最適化バランスにはマイゴールキーパー、マイストライカー、マイディフェンダー、マイミッドフィルダーという4種類があります。

Smart-i8資産バランス限っては、安定型、安定成長型、成長型といった3種類がありパッと見た目でどんなものかわかりにくいです。

すでに投資信託などで運用されている方は雰囲気でわかるとは思いますが、やはり改めて投資信託を始めてみよう、つみたてNISAで将来に備えようと思っても萎えると思います。

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まとめ

投資信託の運用元やつみたてNISAを批判するつもりはありませんが、こういったあまりにもお金の集まってない投信を、つみたてNISAという国の枠組みのなかで「初心者に利用しやすい」という謳うわけにもいかないかと思います。

つみたてNISAの投信も、これ以上は「選べるメリット」より、「選定に迷うデメリット」も多くなってきます。

純資産が少ないから悪い、多ければ良いと決めつけられる物でもないかもしれませんけど、20年非課税という先の長い制度でもありますし、つみたてNISAの2年目を迎える前に一度基準の見直しをし、一度ふるいにかけてもいいんじゃないかなぁと思うわけです。

▽つみたてNISAの決定版!ぜひこちらをご参照ください。

関連つみたてNISAではどの投資信託を選ぶ?おすすめはこの2種類

▽投資信託は少額から投資を行え、かつ分散された商品であることから、積立をしつつ長期に渡って投資できる良い商品です。

少額投資にはおすすめの投資信託

▽つみたてNISAの中の気になった商品を独断と偏見で選んでみました。

つみたてNISAにおすすめ商品を対象商品の中から独断と偏見で選んでみる

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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