ドルコスト平均法で含み損になった時に積立額を増額したらどうなる?

ドルコスト平均法増額シミュレーション 積立NISA

投資をする時に、なるべく安い時に多く買いたいと思うのは人の常だと思います。

ドルコスト平均法の優れたところは、「安い時には多く買えるのに、高い時には少ししか買わない」というすべての人の人情が機械的に出来てしまうことにあります。

今回は、そんなドルコスト平均法をさらに活かすために、安値圏内で積立額を増額したらどうなるか?というものをシミュレーションしてみました。

元々の発想は外貨交換の注文をレートごとに入れる方法を元に思いつきました。≫ SBI銀行の外貨積立設定を工夫して、ドルコストをさらに活かす

シミュレーションの条件は下記に示します。

  • 2002年11月から2018年10月までの16年(192か月)とする。
  • データ1では外国債券の投信を月1万円積立てる。
  • データ2では評価額が含み損となった場合、翌月に1万円追加で積立てる。
  • 投資したお金を100として、評価額を百分率で%で比較する

当然、評価額が含み損の月に追加資金を投入できることが理想ですが、ここではあまり手を掛けずに行うという事を目的としているため、翌月の資金投入を前提としています。

データは債券投信の記事の際に使用したデータをそのままシミュレーションに使用してみましたが、リーマンショックの期間を含み、16年という長期にてシミュレーションをしていますので、ある程度信頼性の高い結果になっていることを期待します。

国内債券インデックスの積立シミュレーション

海外債券インデックスの積立シミュレーション

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含み損の時に積立て投資額を増額したらどうなった?

先に結果を申し上げますと、最終的なリターンは3.4%改善し、含み損の期間も1%ほど改善しました。

ドルコスト平均法増額シミュレーション

含み損の期間

データ136か月
データ235か月

含み損の期間は、単純に積立てた時には36カ月となり、含み損の翌月に積立額を増額した時には35カ月という結果になりました。

最大の含み損

データ192.1%(▲7.9%)
データ292.9%(▲7.1%)

上記の含み損期間の最大含み損は上記のようになり、その差は0.8%となっています。

安値で買い付けたために平均買い付け額を押し下げられて、その結果含み損が少なくなったと予想されます。

ちなみに、差の最大は0.9%まで改善します。

含み損の平均

データ196.8%(▲3.2%)
データ297.4%(▲2.6%)

含み損の平均も、わずかではありますが改善していることが分かります。

最終的なリターン

最終的なリターンはこのようになりました。

積立額評価額リターン
データ1192万円2,574,154円134.1%
データ2227万円3,122,105円137.5%

含み損が発生した月が35カ月でしたので、積立額は35万円増の227万円となり、そのリターンは137.5%、単利割ると2.3%という結果になりました。

ジロ
ジロ

含み損の平均が▲2.6%と考えると、この結果は・・・?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ドルコスト平均法をさらに活かそうと積立額を増額したところ、改善したのは3.4%でした。

16年の歳月掛けてたったのそれだけ?という気もしなくはありませんが、それだけにタイミングを計るということより、ドルコストで積立てを継続するということに大きな意義があるようにも感じました。

≫ どうすればいい?株価が暴落した時に投資に対するメンタルを維持する方法

増額する時に含み損が何%以上ある場合といったように、もう少しルール付けを細かくしてやると、より効果が出るかもしれませんね。

▽今回使用した海外債券インデックスファンドと国内債券インデックスファンドの比較を行った記事です。

国内債券投信と外国債券投信のリスクとリターンの比較
国内債券と外国債券のドルコスト平均法の比較を元に、積立てにおけるリスクの大きさがリターンに及ぼす影響を考えてみました。現時点では仮説に過ぎませんが、今後の検討課題にしてみたいです。

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