100円から積み立てられることで、端株投資の手段の中では圧倒的に優位なフロッギー。
そこで少し気になったことがあったので、サポートに相談してみました。

フロッギーでつみたてNISAって使えないんですか?

使えません。

でもつみたてNISAに該当しているETFってフロッギーでも買えますよね?

つみたてNISAでは使えません。
というなんともつれないお返事。
ネットでも実際につみたてNISAでETFを積み立てている人というのは見たことがありません。
一つにはETFは1口あたりの単価が高いため、定額で積み立てようとしたときにはドルコスト平均法が効きにくいというデメリットがあります。こちらの図をご覧ください。

積立額を1ヶ月1000円で800円のETFを買おうとした場合には、1口買えて200円が翌月に回ります。
翌月900円のETFを買おうとすると、前月の200円とその月の積立額1000円ではやはり1口しか買えずに300円が翌月に繰り越されるような形になります。
常に待機資金が発生することになりますし、ドルコスト平均法を十分に活かすことができません。
その点フロッギーですと1ヶ月分の積立額で小数点以下まできっちりETFを買うことができるために、投資信託と同様のドルコスト平均法の効果が得られるということになります。

そこでフロッギーで買えるつみたてNISAの該当しているETFを調べてみました。
フロッギーで買えるつみたてNISAに該当するETF
まずこちらがつみたてNISAに該当しているETFの一覧。
コード | 商品名 |
---|---|
1305 | ダイワ上場投信-トピックス |
1320 | ダイワ上場投信-日経225 |
1599 | ダイワ上場投信-JPX日経400 |
1554 | 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 |
1680 | 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) |
1547 | 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) |
1681 | 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) |

実はこの中で唯一買えないのが1599の ダイワ上場投信-JPX日経400のみ。
だとするとなんでETFもつみたてNISAで買えるようにしてくれないんだろう?という疑問。
そこで、今度はフロッギーで買えてつみたてNISAの該当商品を支度報酬と一緒にご紹介。
コード | 商品名 | 信託報酬(税込) |
---|---|---|
1305 | ダイワ上場投信-トピックス | 0.198 |
1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 0.121 |
1554 | 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 | 0.165 |
1680 | 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) | 0.264 |
1547 | 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) | 0.264 |
1681 | 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) | 0.264 |

なんか思いません??

信託報酬高いっ!
▽フロッギーで買えるつみたてNISA以外のETFについてはこちらを参照してください。
つみたてNISAでETFを積み立てる意味がイマイチ
ETFだと分配金が出たりもしますから、定期的な収入がほしいといった人には決して悪い商品とは思えないんですけど、これらの商品に関して言うと、追加型投資信託の信託報酬が安すぎるんです。
例えば
「1554 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本」
→「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」だと信託報酬は0.1144%
「1680上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)」
→「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は0.1034%
と、わざわざETFで運用しなくてもいいくらいの低コスト商品が大量に生まれています。
つみたてNISAでETFは分配金が資産形成にデメリットになる?
ETFからは分配金が出ます。分配金が支払われることで投資効率が落ちる原因にもなりますので、これが「ブンパイキンガー」を召喚する原因になるのです。
でもフロッギーやキンカブであれば100円からETFに戻してやることもできるので、これ自体はさほど問題ではないかなと思うんですよね。
何より計画的に使えるお金が入ってくるという楽しみも資産運用の一つの目的ではないかと私は考えます。

ま、微々たるもんだけどねww
日興証券のキンカブ(フロッギー)でつみたてNISAでETFは選べない
ま、結論を言うと、キンカブやフロッギーを利用してつみたてNISAでETFは使えません。
というより、信託報酬も低価格のものが増えましたし、ETFだと証券会社によっては売買手数料がかかるケースも多く、コスト面や選択性を考えてもわざわざETFを選ぶ必要もないのかなと言うのが私の中でも結論。
フロッギーを使ってつみたてNISAでETFというものを少し期待もしたけれど、結果的にはそれができなくて正解ということなのかもしれませんね。

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