TOKAIホールディングスは静岡県に本社を置く、ガスというエネルギーインフラを提供している会社です。
ガスというと、最近は電化住宅が増え何となく、家庭用エネルギーとしては下火なイメージをお持ちの方はいらっしゃると思いますけど、まだまだガスを好む層はいらっしゃいます。
また、ライフラインという生活必需品だけに、景気の動向に大きく作用されず売り上げの想定ができるというメリットもあるかと思います。
TOKAIホールディングス(3167)の事業内容

ガス
全体の4割以上を占めるのがガス事業で、プロパンガス、そして都市ガスも提供しています。
もちろん電化でガスを廃止というケースもあるでしょうけど、景気の影響を受けにくい業種ですね。
電力
電力の自由化が始ったことで、東京電力エナジーパートナーと提携し電気が事業化されています。
家庭用に先駆け業務用の高圧電力の販売も行っており、電化にしたい顧客をうまく丸めこむことができるかもしれませんね。
宅配水
ガス会社が宅配の水をしている会社は全国的にも多いイメージです。
プロパンの供給と一緒に宅配の水は売りやすいと思いますし、利用者としても災害の時にも水が確保されているというのは一つのメリットかもしれません。
通信事業
一番気になっているのは、格安SIM「LIBMO」の存在ですが、インターネットプロバイダーをはじめ、NTTから光回線を借り受け、光回線のネット接続も事業化しているのですが、これが意外にも4分の1以上を占めます。
≫ 格安SIMのLIBMO。回線の通信速度の比較や使用感をレビュー
その他
その他にもケーブルテレビや、リフォーム、介護といった事業を展開しています。
TOKAIホールディングスの株価
直近1カ月のチャートです。
四季報データ
SBI証券のデータを参照しています。
1株益 | 51.2円 |
---|---|
PBR | 2.23 |
PER | 17.95 |
自己資本比率 | 36.8% |
ROE | 11.4% |
JPX日経中小型株指数にも選定
TOKAIホールディングスは東京証券取引所と日経新聞によるJPX日経中小型株指数の200社の一つに選ばれています。
当指数は、JPX日経インデックス400で導入した「投資者にとって投資魅力の高い会社」を構成銘柄とするとのコンセプトを中小型株に適用することで、資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行っている企業を選定するとともに、こうした意識をより広範な企業に普及・促進を図ることを目指すものです。併せて、こうした企業への投資者の投資ニーズにこたえることを企図しています。
今後の展開
2018年になって株価が1000円を超え、後に紹介する配当利回りも下がってしまったことから、一旦1000円を割ったところで端株のメリットを活かして打診買いしてみたいと思っています。
ただ、TOKAIホールディングスは静岡に本社があり、主に東海地方がメインの営業エリアになることでしょうから、将来的な南海トラフ地震や富士山の噴火といった影響を受ける可能性は若干気になるところです。
TOKAIホールディングスの豊富な株主優待
TOKAIホールディングスの優待は品数豊富で、さまざまな商品が選べます。
100株~299株 | 300株~4,999株 | 5,000株以上 | |
---|---|---|---|
アクア商品 | 2,050円相当 | 4,100円相当 | 8,200円相当 |
QUOカード | 500円分 | 1,500円分 | 2,500円分 |
お食事券 | 1,000円分 | 3,000円分 | 5,000円分 |
グループ会員向けのポイント | 1,000ポイント | 2,000ポイント | 4,000ポイント |
LIBMOの割引 | 2,100円分 | 5,100円分 | 11,280円分 |
正直、お食事券とグループ会員向けのポイントというのは、全国的にみれば利用できる場所が限られてるので使い勝手的にもあまりよくないかなぁ
ツイッターをみてると、やっぱり水やクオカードをもらってる人が多いようです。
TOKAIホールディングスより優待のQUOカード到着!!
またこの人達か(笑) pic.twitter.com/oLnwwj3ybK— ひろふみ (@kabusalariat) 2018年7月19日
今日の優待(選択)到着
3167 TOKAI HD 3月・9月
天然水(500ml入)*12本
いつもクオカード500円かお水のどちらかを選択しています。
今回はお水にしました。 pic.twitter.com/XQOaJf4SPq— カモノハシ (@platypus_twitt) 2018年8月2日
優待利回り
選ぶ優待によって異なりますけど、株価1000円の時でクオカードですと0.5%程度、水やLIBMOの割引となると2%程度となります。
どれを選ぶ?株主優待
私が選ぶなら通信費の削減にLIBMOの割引かなぁ

IIJmioのエコプランと同等まで下がるし・・・
TOKAIホールディングスの配当
配当性向
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
配当性向 | 44.2% | 40.2% | 52.9% | 35.1% | 46.7% | 43.4% |
配当性向は軒並み4割を超えています。
2017年3月期には14円から28円へ増配されています。(記念配当込)
配当利回り
配当利回りは2.8%程度が見込まれます。
優待も配当も確定されたものではないとはいえ、上の方でも書いたように、こういった銘柄は景気動向を受けにくいと考えますので、今後株価の調整局面では拾いにいって、配当利回り3%を狙ってみたいですね。
まとめ
ガスをメインにしてる会社というのは、縮小していきそうなイメージですけど、飲食店ではまだまだガスのニーズは高いですし、街を見渡せばLPガスで走っているタクシーもあります。
また通信事業でも順調に顧客数を伸ばしていることから、なかなか面白そうな銘柄だと思いました。
▽TOKAIホールディングスの株主優待で料金が割引される格安SIM「LIBMO」のおすすめポイントと実際に使用したレビューをまとめています。


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