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日本では珍しい優先株式を発行している会社「伊藤園」

伊藤園の優先株 銘柄選び
銘柄選び
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「お~いお茶」で有名な伊藤園ですけど、コーヒーショップのタリーズコーヒーや広島県ではおなじみ、チチヤスヨーグルトをグループ会社に持ち、伊藤忠商事とはミネラルウォーターのエビアンを輸入販売しています。

また、この会社は少し変わった株式を発行してまして、それが優先株式というものです。

アメリカのETFでは優先株式を集めたETFもあるんですけど、日本では優先株式というとあまり聞きなじみがなく、伊藤園の株(2593)と第1種優先株式(25935)のどっちがいいの?違いは何?と感じる人も多いはずです。

≫ 高配当で人気の米国株ETF「PFF」はNISAとの組み合わせも悪くない?

日興証券のサイトによると、優先株式を使ってメガバンクに公的資金を注入したという事例もあったようです。

優先株が一躍有名になったのは、1998年、1999年の大手銀行に対する公的資金注入です。特に、1999年の資本注入では、大半が優先株によって行われました。これは、銀行が優先株を発行して、それを国が買い取るかたちで実施されました。

引用:SMBC日興証券

でも、伊藤園に公的資金が入っているというわけではありません。

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伊藤園の株の違い

伊藤園の株式は2種類上場されていまして、それがこちらになります。

 優先株式普通株式
証券コード259352593
議決権なしあり
配当普通配当×1.25

 

普通配当累積あり

普通配当累積なし
残余財産分配権普通株と同様
普通株式への転換権株主意向による転換権なし
発行株式34,246,962株89,212,380株
株主数64,252人52,413人

優先株式

優先株式ということで、配当については1.25倍の配当がもらえます。

また、優先株式の配当が最低15円と定められているため、普通株式の配当が無配の場合でも15円の配当がもらえます。

議決権はなし

その代わりと言っては何ですが、議決権は認められておらず、議決権行使という事は出来ません。

解釈を変えれば、「配当を多めにやるから、会社の方針に口出しすんなよ」と言うわけですね。

関連 株主である以上、議決権行使をしてみよう。思わぬおみやげがあるかも

優先株式との株価の比較

▽伊藤園

最新の株価をチェックする > Yahooファイナンス

▽伊藤園優先株式

最新の株価をチェックする > Yahooファイナンス


価格差の割合は見る時期によっても違うと思いますけど、優先株式の方が安いのですね。優先株式の方が半分の資金で購入することが出来ます。

優先株式の方が配当も多くもらえるし、優待も同様にもらえるので、私ならこちらを買いたいと思います。

普通株式への転換権

さて、この優先株式には普通株式への転換権は認められていません。

やっぱり株主になった以上、議決権の行使をしたいよと言っても、普通株式への転換は出来ません。

そりゃあ、株価がこれだけ違う訳ですから、仮に転換権を認めたとしても、保有株式がどう扱われるのかは疑問になるとこです。

が・・・

一定の事象により当社が普通株式を対価として、1:1の比率で優先株式を取得することがあります。

引用:伊藤園HP優先株主について

株主都合では認めないけど、会社都合なら1:1で普通株式への転換をしますという訳ですね。

じゃあ、どんな事項が起きれば一定の事象に該当するの?というのが気になるところですが、上記の引用文のあとに、箇条書きで説明があります。

1. 当社が消滅会社となる合併、完全子会社となる株式交換、株式移転(当社単独によるものを除きます)。
2. 当社普通株式に対する公開買付により公開買付者の株券等所有割合が50%超となった場合。
3. 当社優先株式が上場廃止となった場合。

何となく表面的に理解するに、他の会社に買収された時って考えても良さそうですね。

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普通株式へ転換されるメリット

もしも私が1単元保有しているとします。

他の会社に買収などされた際に、優先株式を普通株式に1:1で転換されたとすると、約26万円ほどで手に入れた株式が52万円相当の株式に転換されるということです。

つまり何もしなくても倍になるというわけですね。(もちろんその時の株価により変動します)

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伊藤園の優待

伊藤園の優待は100株以上で1500円相当の自社製品が優待としてもらえます。

優待利回り

優先株式(25935)の株価2600円前後としたときにには0.5~0.6%となりますが、普通株式の時には0.3%前後という利回りになります。

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伊藤園の配当

配当利回り

伊藤園(2593)の配当は年間40円となりましたので、1.25倍の配当となる優先株式の場合には年間50円となります。

配当利回りとしては2%を下回り、優待と合わせても3%に届かない水準となります。

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まとめ

どちらが魅力的に写ったでしょうか。

冒頭の表(←上に戻ります)でも示した通り、優先株式のほうが発行株数は少ないのに株主は多いという現象が起きています。

このことからも少単元で保有する株主が多いという事が分かりますから、私に限らず議決権はいらないからもっと配当が欲しいと思う人は多いと感じます。

優先株式というのは個人投資家には結構受け入れられるんじゃないかなと思いました。

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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