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クレーンの2大メーカー、タダノと加藤製作所の株価はどうなってる?

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街には毎年多くのマンションが新築され、新しい家族が移り住んできます。

マンションに限らず、土木建築工事に欠かせないのが揚重作業。

クレーン車は鉄筋や内装資材、時には足場の組み立て解体、型枠や鉄骨の組み立て、時には杭打ち機にも活躍する建設機械です。

※業界ではレッカーと呼ぶことが多いですが、こちらの記事ではクレーン車と表記します。

レッカー作業で行うスラブ掛け
ジロ
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25tクレーンのコスパは最高!

最近のクレーンは高張力鋼を使ったり、安全装備やブームの拡張性も改善したのが価格に転嫁されているのか車体価格も高騰化してきているみたいです。

ちなみに先ほどコスパに優れるといった25tクレーンの値段は、以前は2500万(100万円/t)ほどだったそうですが最近は3500万ほどするということで、なかなかの高騰ぶりです。

ただ最近100tクレーンを導入した会社に聞くと1億くらいだったらしいので、やはり100万円/tくらいなのかもしれません。

まあ、余談ですが。

そしてその中でも国内の揚重建機(クレーン車)はタダノと加藤製作所の2社がほぼシェアを占めており、今回はこの建機メーカー2社をご紹介します。

ジロ
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以前は神戸製鋼も作っていたのですが、現在は自社開発をしていないみたいなのです。

  タダノ 加藤製作所
時価総額(億) 1069 144
株価 826 1228
配当利回り 3.39 5.09
配当性向 43.41 30.88
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タダノ(6395)

タダノの株価

仕事柄、普段から当たり前のように目にしていたレッカーですが、実はタダノという会社、クレーンの4大メーカーの一つということをはじめて知りました。

メーカー タダノ
銘柄コード 6395
売上高(億) 2,279
総資産(億) 3,120
自己資本比率 50.8
ROE 4.96
営業CFマージン -1.31
PER 13.28
PBR 0.66

売上比率

こちらはタダノのセグメント別の売上比率です。

セグメント 売上比率
建設用クレーン 62.4
車両搭載型クレーン 11
高所作業車 9.7
その他 16.9
ジロ
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当たり前というかさすがというべきか、クレーン関係が大半・・・

車両搭載型クレーンというのは、トラックのキャビンと荷台の間に付いているクレーンのことです。

格付けA-

タダノはR&Iによる格付けでA-で安定的という格付けを得ています。

同じくA-安定的という評価を得ている企業、団体としては以下のような会社があります。

IHIイオンクレジットサービス
川崎重工業新生銀行
タイ王国日本航空
光通信ノリタケカンパニー
ヤマハ発動機楽天
ジロ
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タイ王国とな?

イースター島のモアイ修復プロジェクト

私もこの度はじめて知ったのですが、イースター島のシンボルであるモアイ像。

1988年にテレビで放送された、倒れたままのモアイ像を、クレーンがあれば修復できると知った社員がの発案がきっかけとなり、モアイ像の修復プロジェクトが立ち上がったそうです。

1991年から約4年の歳月を経て、倒れたままだったモアイ像15体を無事修復し、その後も友好関係にあったタダノとイースター島へ、2019年12月に創業100年を記念して、100tラフタークレーンが寄贈されました。

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加藤製作所(6390)

加藤製作所の株価

こちらはタダノのライバルとなる加藤製作所。

実は私の周りには加藤製作所のクレーンが多く、不思議に思って知り合いのオペレーターに聞いてみました。

加藤の方が乗りやすい

加藤とタダノは少し操作性が違うようで、何人かに聞いてみたのですが加藤の方が操作性がいいと感じるオペレーターさんは多いみたいです。

広島は加藤の方が、多いんじゃないかな?

やはりクレーン会社もそれまでの付き合いなんかで、価格を融通したりと言うようなこともあるようですので、もともと加藤のクレーン車のほうが多い土地柄なのかもしれません。

メーカー 加藤製作所
銘柄コード 6390
売上高(億) 778
総資産(億) 1,256
自己資本比率 45.8
ROE
営業CFマージン -2.7
PER
PBR 0.26
ジロ
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売上高はタダノの1/3かぁ・・・ちょっと意外。

やはりこちらも建設用クレーンが過半を占めます。

セグメント 売上比率
建設用クレーン 56.2
油圧ショベル 42.2
その他 1.6
ジロ
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油圧ショベルなんて作ってたの??

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今後のクレーン需要は?

ここ10年ほど各クレーン会社ともかなりクレーンの買い替え、買い増しということが目立ちました。

それまで老朽化していたのを無理して使ってきたイメージもありますし、今このタイミングで買い換えないと次の経済縮小期には買い替えが難しいという思惑は、クレーン会社だけでなくあったのではないかと思います。

なので、今後大きく国内需要が増えるということはないかもしれませんし、キャッシュフローを見ているとあまり好景気に沸くようなイメージも出来ません。

こちらは売上の国内外比率です。

  タダノ 加藤製作所
国内 51.5% 67.4%
海外 48.5% 32.6%

すでに両社とも海外への販路は作っているようで、タダノに至っては国内とほぼ変わらない売上を海外でも上げています。

タダノの海外売上比率

こちらはタダノの海外での売上比率です。

欧州 19.7%
北米中南米 49.3%
アジア 11.7%
中東 8.4%
その他 10.9%

ちなみに4大クレーンメーカーの残りの3社は、TEREX(アメリカ)、MANITOWOC(アメリカ)、LIEBHERR(ドイツ)ですが、それらのおひざ元であるヨーロッパやアメリカなどで売上が高いことがわかります。

加藤製作所の海外売上比率

一方こちらは加藤製作所の海外の地域別売上比率。

アジア 68.9
中近東 2.1
欧州 12.9
オセアニア 1.2
アフリカ 0.9
北米中南米 14

タダノと違って、主にアジア圏での売上が高い事がわかります。

アジア圏での販路の拡大は可能なのか?

個人的に気になるのはアジア圏の売上。

今後も新興国の多いアジア圏では、建設機械といったニーズは高い気がしますので、アジア方面に力を入れている加藤製作所は少し気になります。

ただそういった新興国へは、日本の中古の建機も多く流れていることでしょうから、販売網の拡大というのは、少し難しいのかもしれません。

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建設機械好きには興味深い銘柄

小さいお子さんをお持ちの方ならわかると思うのですけど、特に男の子はクレーンやショベルカーという建機に興味を持つ子供は多いです。

実際建設現場ではお散歩中の保育園児が立ち止まって見ていたり、子供連れの親子が立ち止まって見てたりします。

株というのはそういうことをきっかけに買うものではないかもしれませんけど、やはり自分の興味のある会社や応援したいという会社に投資をするのも一つのきっかけではないかと思うのです。

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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