姉から、格安SIMについて相談がありました。

ねえねえ、ジロ。
いい加減、私もスマホにしようかと思うんだけど、なんか安いスマホ使ってるって言ってたっけ?

月3Gまで900円で使えるし、家にはWi-Fiあるから何の不自由もしてないよ。
姉はスマホの便利さは重々承知の上で、でも月々の料金の高さに抵抗があり、現在ガラケーとタブレットを自宅のWi-Fiのみで運用しています。
さすがに外出先で利用できないことや、スマホとタブレットのサイズの違いなどから、不便さを感じ始めたようです。
すでに私は何年も前から格安SIMを利用していますけど、ようやくその気になったようです。
姉の条件には以下の様なものがありました。
- 現在はauを利用しているが解約してもよい
- ガラケーしかないためスマホの端末が必要
- 家族とはLINE通話でキャリアの家族間通話無料のメリットはない
家族とはメインでLINE通話をしているためキャリアに残る必要もなさそうですし、端末をMVNOのキャンペーンを利用して安く手に入れるチャンスだと思いました。
また姉は資産運用として株式への投資もしていますので、株主優待でも料金が割り引かれるLIBMOというMVNOを提案しました。
私も実際に使ってみると速度もそれなりに出ていますし、一つのデータプランをシェアをすることでグッと費用を抑えられますので、株式投資をしない人でも十分に検討していただく価値が十分にあるMVNOです。
LIBMO(リブモ)のおすすめポイント

通信データ容量による料金プラン
LIBMOをおすすめした理由の一つが、その独特な料金体系です。
LIBMO | IIJmio | |
---|---|---|
3G | 880円 | 900円 |
6G | 1,480円 | 1,520円 |
10G | 2,280円 | 2,560円※ |
※IIJmioは12G
この辺りはどの格安SIMと比較しても大差はありませんが、これ以外にもライトプランと追加SIMの安い料金が特徴です。
通信速度が抑えられたライトプラン
上記のプラン意外にライトプランという、最大通信速度が200Kbpsと制限はされるものの、480円で利用できるライトプランもあります。

外でメールやLINEのチェックをしたいというのがメインの使い方なら、こちらでも十分な要件は満たせるはずです。
ちなみに通話オプションを付けると1,180円となりますが、スマホを持って動くようになるとそれなりに利用頻度や用途が広がりますから、強くはおすすめ出来ないかぁと思ってます。
LIBMOは追加SIMの料金が安い
実は私がLIBMOをおすすめする最大のポイントというのは追加SIMの安さにあります。
IIJmioでもファミリーシェアプランというものがありますけど、それ以外のプランでSIMを追加しようとした場合、プラス400円掛ります。
LIBMOですと、追加SIMが120円と格安なのです。
例えば3Gのプランを夫婦で分けあうようにして、それぞれ通話オプションを付けたとすると、このようになります。

主回線は基本料金の880円と通話オプションで+700円。
副回線は追加SIM代の120円と通話オプションで+700円となり、合計では2,400円という激安ぶりですし、さらに後述しますが、料金が割引になる株主優待もあります。

自宅にWi-Fi環境があったり、職場からのスマホがあってある程度自由に使えるといった場合には、十分足りると思いますし、1人1200円ならかなり安いと思います。
自宅にWi-Fi環境があればデータ容量はかなり圧縮できますから、全然可能性はあります。
追加SIMを使って家族4人で10Gを分け合った場合
こちらでは家族4人で通信量10Gを分け合った場合をシミュレーションしてみました。
お子さんたちに、通話のできる追加シムを持たせたと仮定すると、以下のようになります。

頭数で割ると一人当たりの通信量は2.5Gとなり、料金は1,360円となります。
子どもたちはLINE通話を使うから、まだ電話番号は必要ないといった場合には-700円×2となり、4,140円、一人あたりは1,000円ちょっととなります。

ここまで安くなると思ってなかった…
0simのサービス終了で変わりの格安SIMを探している人に
格安SIMを使ってる人には有名なSo-netの0simというものがありました。
500Mbまでとはいえ、0円で利用でき、サブ機のタブレット端末や子供に持たせるスマホに入れていたユーザーも多かったはずです。
その0simが2020年の夏にはサービス終了になります。
LIBMOなら月々120円で追加SIMが利用できるので、0simと同じような使い方が出来るはずです。
LIBMOの通信速度
はっきりいって、快適に使えるなら基本プランの数十円の料金差ならどっちでもいいんです。
問題は通信速度や実際の使用感ではないでしょうか。
こちらはLIBMOとIIJmioのある一日の通信速度を実際に比較したものです。
LIBMO | IIJmio | ||
---|---|---|---|
昼休み | 下り | 3.24Mbps | 0.57Mbps |
上り | 10.1Mbps | 11.1Mbps | |
15時 | 下り | 56.8Mbps | 29.9Mbps |
上り | 8.61Mbps | 11.0Mbps | |
夕方 | 下り | 15.1Mbps | 9.86Mbps |
上り | 9.98Mbps | 11.7Mbps |
試験的に速度を計測したもので通信品質や速度を保証するものではありませんが、一般的に格安SIMが一番不利になる時間帯である平日の昼休みでも、実用に不自由なほど速度は低下しませんでした。
TOKAIホールディングスの株主優待で料金が割り引かれる
格安SIMを展開するMVNOの中でも珍しいのが、株主優待で料金が割り引かれる点です。
LIBMOを運営するのは、東海地方にガスを供給しているTOKAIホールディングス(3167)という会社なのですけど、こちらの株を1単元以上保有することで料金が割引されます。

2017年には株主優待の特別コースとして、LIBMOの利用料が1年間無料になるという優待がありましたが、現在は以下のようになっています。
6か月 | 月換算 | |
---|---|---|
100株~299株 | 2,100円分 | 350円 |
300株~4999株 | 5,100円分 | 850円 |
5000株以上 | 11,280円分 | 1,880円 |

これが年2回実施されますから、保有する間350円ずつ割引されるわけです。※株主優待は変更になることがあります。

私の姉も、米国株を含めて株式をそれなりに保有していて、株を買うということに抵抗はないので、結構興味持ってました。

音声通話オプションが弱点か?
LIBMOに限らずMVNOのデメリットの一つに、通話料の高さがあります。
最近は各社とも定額料金で割引というサービスも増えていますし、IIJmioにも基本料が無料で使える「みおふぉん」という通話料が半額になるサービスもあります。
だけど、LIBMOの場合には10分かけ放題で850円と、かけ放題ダブルの1,300円という利用状況によっては少々割高になる可能性のある定額料金しかないのです。

スマホお持ちの方とはLINE通話ができても、ガラケーや一般電話への通話になる可能性が高い場合には通話料が逆に高くなるという可能性も否定できません。
▽この辺りはキャリア不問で利用できる「楽天でんわ」を利用することでクリアできるのでチェックしてみてください。

まとめ
最後にLIBMOのメリットを再確認したいと思います。
- 追加SIMの料金が安い
- 通信速度が速い
- 株主優待で料金が割り引かれる
また追加SIMの安さのは、主に自宅で運用するタブレットをナビ代わりに利用する時や、頻度は少ないけど子供に持たせるスマホなどに使えます。
この追加SIMの料金メリットを最大限利用して、プランを計画してみてはいかがでしょうか。
▽今の携帯番号を変えずにLIBMOへ申し込む方法を解説しています。

コメント