グロソブを筆頭に一時はとても人気があった(らしい)毎月分配型の投資信託。
じつは自分も一番最初に投資に興味を持ったのは毎月分配型の投資信託の存在でした。
それは姉からのこの一言。
分配金で○○円入った。銀行の利息なんてほとんどないんだから、ジロも買ったら?
うっすら覚えてるのはBRICsブームのころのブラジルボンドオープンかなんかだったような気がしてますけど、
そっか、仮に1万円投資信託を買ったら何十円という単位だけど利息より多いお金が入るのか。無理に銀行にお金を拘束しておく必要はないかも。
とそう考えた私ははじめて投資に興味を持つことになりました。
そしてそれは楽天証券の1000円積立がはじまった2009年10月から一気に加速することに。
楽天証券で積み立てた毎月分配の投信たちはどうなった?
まずはさっそくこちらの画像。
へ~、トータルリターンでプラスじゃん!
原資は小遣いの一部と、なかなか増えないFXから毎月儲かった額から少しずつ出金する形で現物の投資信託に変えていたもので、その後東日本大震災などがあって、すべてが低迷していた時期に積み立てていたもの。
そして売却したのは2017年の5月から6月に掛けて(スクショはもう少し前と思われる)なので、トータルでは儲かっているんです。
毎月分配を積み立てていたころにインデックス最強論はなかったのか?
経済低迷期への不信感
こんな話をすると「なんで毎月分配なんか積み立てたの?(プギャー)」案件なんですけど、当時はグロソブをはじめとした毎月分配型の投資信託っていうのが結構人気だったんです。(たぶん)
その一方で、そのころからインデックス投信というのはもちろんありました。
なので私も毎月分配VSインデックスについては調べたんです。
もちろんインデックス派の方が優勢だった。
でもあの頃って何を買っても下がる時代で、もちろんインデックス投信なんかも近年のように右肩上がりで上がっている様子もなかった。
そこで自分が出した結論が、これ。
分配金をもらったほうがお得じゃない?
時はアベノミクスで株価は急上昇
そしてアベノミクスで日本経済も持ち直して株価も回復していったとき、分配金目的で積み立てていたこれらの投資信託も含み益になりました。
ただその上昇率はインデックス投信には圧倒的に叶わなかった。
これが日本経済新聞の投信ブロガーのインタビューでも触れたこのこと。
積み立て投資をしていた毎月分配型ファンドが含み益を出し始めたことでドルコスト平均法の威力を実感。それ以上に、インデックスファンドの方が積み立て投資には効果的と気づいてからはインデックスファンドの購入に切り替えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL110W60R10C21A8000000/?
毎月分配という現物資産のおかげでFXのロスカットからも立ち直れた
当時はまだまだ10万やそこらのお金だったし、分配金と言っても月に1000円ちょっとくらいでした。
でもその受け取ったお金で純金投資をしたりもしてたおかげで、ロスカットに遭ってもなくならずに済んだお金があったのも事実。
現在はこれらのお金が株式投資に充てられて配当金ということで恩恵を与えてくれていますけど、結論としては毎月分配型の投資信託と比較してインデックスファンドの方がもっと儲かってたと思います。
投資を始めるというと、株式の配当金のようなインカムゲインを想像して毎月分配型の投資信託に興味を持つ人もいるかもしれません。
でも毎月分配は運用に関わる費用も高く、増えるという意味ではあまり効率的ではないので、増やしたいと思うのであればインデックスファンドなどを活用をおすすめします。
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