eMAXISバランスの8資産均等型と波乗り型を比較

先日、つみたてNISAやってみようと思う人が、いかに金融庁でも厳選された商品とはいえ、あの多くの投資信託の中から選ぶのは無理だろうと思ったので「自分ならつみたてNISAで何を買うかな?」って思い記事にしました。(≫積立NISAの対象商品の中からおすすめ商品を独断と偏見で選んでみる)

その中でふと思い出したことがあるので書いてみたいと思います。

eMAXISバランス(8資産均等型)

引用元:目論見書

株式と債券は国内・先進国・新興国に、リートに関しては国内と先進国に上記の割合で投資を行ってるファンドです。

一見すると分かりやすくていいのですけど、個人的には気になることがあります。

下の図はひふみプラスの記事の時に引用させていただいたグラフなのですが、右側の6本のグラフを見ていただけると分かるかと思いますが、それぞれの振れ幅は違うんですね。(≫積立NISAでも「ひふみプラス」は人気の候補になるの?)

引用元:交付目論見書

なので、先進国の株式と先進国の債券、国内債券なんかの比率と考えると債券の比率が相対的に高いかなぁと思ったりします。

そのおかげで、後ほど下の方で紹介しますけど、実際には振れ幅が小さい商品にはなってると思います。

ちなみに8資産均等型には信託報酬を押さえたSlimも出たことから、次に挙げる波乗り型に比べ明らかにこちらを贔屓にしてる印象を受けています。

eMAXISバランス(波乗り型)

もうひとつのバランスファンドとして、波乗り型があります。

この二つの投信は同時に発売されて、私自身一時期この波乗り型を積立ててたことがあります。

引用元:目論見書

左半分の割合は変わらないんですけど、右半分が大幅に縮小され、トレンドフォローという枠が設けられています。

この30%をさらに25分割して、直近の実績を反映して日々機械的に割合を増やしていくというものです。

引用元:目論見書

その結果下の図によると、この時点では新興国株式の割合を増やしてる事が分かります。

引用:月間レポート

個人的にはこちらの方が面白いかな?と思って買付をしてました。(現状は解約してるので発言は過去形とします)

基準価額の推移

左が波乗り型、右が8資産均等型共にSBI証券より引用

どちらもほぼ同じ形状になるのですけど、基準価額から考えると8資産均等型の方が成績は良いのかな?という気がします。

また、純資産は「8資産均等型が23,787(百万円)>波乗り型の方が3,781(百万円)」と、圧倒的に8資産均等型の純資産の方が多いです。

確かに資産の分散を考えた時には8資産均等型の方が人気が出そうな気がしますよね。

こちらは暴騰率を表したグラフです。

引用元:目論見書左が波乗り型,右が8資産均等型

上のグラフを見ても振れ幅が小さい割に、平均値では8資産均等型の方が成績は良いと思えますね。

冒頭の「8資産均等型」の中で私が気にした「債券の割合が多い」ということが、株式の振れ幅の大きさを打ち消したということかもしれません。

信託報酬

両者の信託報酬は0.54%と同じですが、運用報告を見ると、信託報酬以外のその他の費用が掛り、最終のコストは両社とも0.608%とほぼ差は出てません。

設定当時、波乗り型の方は不要なコストが掛るという意見もありましたが、そうでもありませんでしたね。

まとめ

以前、野村つみたて外国株投信の記事を書いた時に、MSCIのACWIという指標によると約6割近くはアメリカが占めています。(≫野村つみたて外国株投信と楽天・全世界インデックス・ファンドを調べてみました)

最近になって個人的に感じるのは、「どうせなら市場の大きさに応じた分散がしたいなぁ」と考えだしました。それを考えた時に8資産を等分にするのは少し先進国の株式割合が少ないと思いますし、逆に日本国債の割合は多いと思うんですね。(≫バランス型は本当にいいの?eMAXIS先進国株式と8資産均等型を比較してみた)

もちろん、投資信託1本で株式はおろか、国債やリートにまで分散できるという面では非常に優秀だろうなとは思いますけど、私にはちょっと方針が合わないかなぁと。

※これは私の個人的な見解です。投資は個人の判断に基づいて行ってください。


▽本文内参照記事

積立NISAの対象商品の中からおすすめ商品を独断と偏見で選んでみる
最近、投資信託のネタが続いたこともあり、個人的にも興味がでてきたのでつみたてNISAでおすすめ出来そうな商品を勝手に選んでみました。
積立NISAでも「ひふみプラス」は人気の候補になるの?
人気のアクティブ投信「ひふみ投信」をマザーファンドにもつ「ひふみプラス」。思ったより興味深い商品でした。
バランスファンドは本当にいいの?eMAXIS先進国株式と8資産均等型を比較してみた
バランスファンドって債券比率も多くて気乗りがしないので、改めて先進国株式のファンドと比較してみました。面白い結果になったと思います。
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コメント

  1. koma22 より:

    こんにちは。
    個人的には、今の超低金利(=債券価格高)の状況で債券に投資する意味が全く分かりません。
    特に日本債に、信託報酬を払ってまで投信で投資するのって何の罰ゲーム? って感じです。
    (日本債が欲しけりゃ個人向け10年でも買っとけば、と)

    8資産等分、って一見、バランス良さそうに聞こえますけど、実際はめちゃくちゃバランス悪い投資配分だと思ってます。
    おっしゃるように市場規模に合わせる方がよっぽど健全ですし、過去の統計からも長期的な運用成果は株式が明らかに優位な統計からも、個人的には株式(それも海外先進国中心に)の比率を高めておくべきだと思ってます。

    • Jiro より:

      >日本債が欲しけりゃ個人向け10年でも買っとけば
      個人的にはワザワザ国債を買わなくても預貯金がこれに当たるよねって思ってますね。
      なので、私も日本国債での運用はなしで考えてます。^^