先日日経新聞のメルマガで面白いキーワードを発見しました。
それが「ものまね投資」
私も経験あるのですが、「投資をはじめたばかり」といった人や、「経験の少ない」という人はどのように投資を行えばいいか?と悩まれた経験は1度や2度くらいはあると思うのです。
そこでプロやベテランの人の売買を参考にしてみては・・・?といった意味で、書かれた記事だったのですが、ものまね投資について思うことを書いてみたいと思います。
私にとっての「ものまね投資」は失敗した
基本的に私としてはものまね投資はありだと思ってます。
私もFXをしていた時期は、いろんな人が考えた手法を用いて利益を上げることに成功しました。
ただ、現在はロスカットを経て、端株投資というものに活路を開きました。
ものまね投資はありと言っておきながら、結局ものまね投資で失敗をした。
その理由は、私がそのFXの取引手法について思考を停止させてしまったからではないかと思ってます。
自分で考えることを辞め、他人の経験に頼ったトレードでは、そこに隠れたリスク管理が私にはできなかった。
また後に手を出したトラップトレードでは、注文を入れ、約定したら入れなおすという単調な作業の元では、思考が停止しても当たり前だったかもしれません。
また株に転向してからは、ツイッターで呟いている女性のアドバイスを参考に、試しに買ってみたら見事に天井でした。
「額も小さかったし、騙されてみる。利益になればラッキー」くらいのつもりだったのでそれはそれでよかったのですが、いまだに反省の意味を込めて保有しています。
簡単に儲かるような情報はネットには転がっていませんし、投資というのはそんなに簡単なものではないわけです。
真似るのは手法ではなく投資の考え方

ものまね投資について真似ていただきたいのは、なぜその人がそういう行動をとっているのか?ということです。
投資家の中にはインデックス投信のみで資産運用をしている人もいれば、株式のトレードで運用している人もいます。
もちろんFXを用いている人や米国株、私のように端株でちまちま銘柄を買い集めて、配当金を再投資している人間もいます。
みんなそれぞれいろんな失敗や、経験、自分の性格をもとに、その投資手法に落ち着いているのではないかな?と思うわけです。
それをいきなり真似をしたからと言って、資産運用がうまくいくわけでもありませんし、大きな利益につながるわけでもありません。
投資ブログというのはなかなか面白くて、記事を通してその人の経験談が見え隠れするので、自分に合ったブログというのも見つけられると、その人の経験や考え方もわかりやすかったりするのではないかと思います。
端株投資の手法もいろいろ
真似るかどうかは別にして、端株投資についてもいろんな手法をされてる方がいますので参考にしてください。
- 銘柄を多く持って楽天銀行のキャッシュバックを受け取る
- 高配当銘柄に集中投資をする
- 広く銘柄に分散させる
銘柄を多く持って楽天銀行のキャッシュバックを受け取る
楽天銀行には配当金を受け取ると1件につき10円のキャッシュバックが受け取れるプログラムがあります。
私が以前使っていたSBI証券では、端株取引1回につき50円(税別)の最低取引手数料が設定されていたので、こういった人は少なかったのですが、SBIネオモバイル証券 の開業以来、このプログラムを使う人が増えたように思います。
私が考えるこれの最大の欠点は、楽天銀行のプログラム改悪です。
単純に真似をするだけなら同じことはできるのですが、じゃあ、このプログラムが改悪されたらどうなるか?というところまで考えておかないと、目的を失ってしまいます。
高配当銘柄に集中投資をする
これは端株投資に限りませんが、日本株の中で最も高配当銘柄で注目を浴びているのはJT(日本たばこ産業)ではないでしょうか。
執筆時で6%超えという配当利回りは魅力もありますけど、それだけ株価が下がっているわけですから、不安もあります。
JTに関しては3分の1を国が保有していることや、経営状態が悪く株価が下がってるわけでもなさそうですから、急激に配当利回りが下がるということは少ないかもしれません。
ただ、日産自動車のようにいきなり収益悪化、減配という例もあります。
日産からの配当を充てにして集中的に投資をされている人もいたようですが、やはり私のスタンスとしては怖いです。
広く銘柄に分散させる
私は、日経平均が値下がりした時でも、当然下がる銘柄もある中で、上がる銘柄もあるという面白さ、というか不思議さを経験しています。
FXの時には豪ドルの単一通貨でしたから、含み損が増えれば増えっぱなし、上がれば自然と利益確定されるから主に含み損との戦いでした。
そんなことから私は集中投資ではなく分散投資をメインとして投資をしたいと思っています。

関連 ≫ 高配当銘柄への集中投資はやめて、分散を信条としておく
ものまね投資は少額で
人の投資方針を真似して失敗しても、誰も責任は取ってくれません。
自分にとってその投資スタイルが合うか合わないかわからないうちには、大金を突っ込んだ投資はおすすめしません。
もしもあなたが「投資について必要性を感じつつ、何から始めていいかわからない」というのであれば、まずは自分に負担のないお金において、いろんな方法を試してみるというのもいいと思うのです。

関連 ≫ 100円のつみたて投資や端株投資みたいな少額投資って無駄なの?
まとめ
残念ながら投資というものに終わりはありません。
まあ、あえて言うとご自分が満足いく資産を気付けたときが終わりかもしれませんけど、かの有名なバフェット氏も投資を辞めたという話は聞いたことがありません。
投資はいつまでたっても計画、実行、確認、改善といったPDCAを回し続けるものです。
きっかけはものまね投資であっても、いつか自分の投資スタンスにたどり着けますように。
▽私の端株投資に関する方針です。

関連 ≫ 端株投資に関する方針について
▽こちらも私の貴重な経験談です


コメント