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高配当で人気の米国株ETF「PFF」はNISAとの組み合わせも悪くない?

トルコショックで毎日積立を増額 米国株・ETF
米国株・ETF
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アメリカ株式ETFのPFFは高配当で人気

保有している銘柄の一つに、米国ETFのPFFがあります。

まだまだ保有する単位としてはまだまだ少ないのですが、慌てず積立てるタイミングをみながら徐々に増やしていきたいと思ってる銘柄の一つです。

≫ 米国株ETFを買ってるけど気を付けてること

まず、買ってる理由としては、高配当でありながら1単位当たりの価格が安く毎月分配という理由です。

もちろん、毎月分配ということは毎月課税されるとも言いかえられますが、そこで重要なのがNISA口座となります。

NISA口座なら買付手数料が無料

米国ETFを買おうとした時に一つの課題になるのが手数料の問題です。

SBI証券では売買手数料が5$(1ドル110円で550円)掛かります。

資金源があり多くの資金である程度の単位を買い付けられる方ならさほど問題ではないでしょうけど、私の場合は1単位ずつ購入することもありますから、この手数料というのはとても重要な課題です。

ところが、SBI証券のNISA口座ですと買付手数料は無料なんです。

≫ 使いにくいと評判のSBI証券を使い続ける5つの理由

さらに、分配金に課税される日本の税金分ももちろん非課税となります。

つみたてNISAを使い始めた人も多いでしょうけど、NISA口座を活用している人なら利用できます。

≫ NISAはどっちを選ぶ?私がつみたてNISAを使わない理由

iシェアーズ 米国優先株式ETF「PFF」

さて話を本題に戻しまして、PFFはブラックロックが設定、運用するiシェアーズのETFの一つで、S&P米国優先株式インデックスを指数とし、米国の優先株式で構成されるETFです。

PFFの組入業種

保有銘柄は300となり、資産の構成銘柄は銀行や金融関連銘柄だけでほぼ6割を占めるのが一つの特徴です。

PFFの組入銘柄の業種

出典:iシェアーズ米国優先株式ETF「PFF」

PFFの利回り

分配金は毎月分配されて、なおかつ分配利回りは年で5%を越えるというのも人気の一つになっているかと思います。

この高配当の理由には後述する優先株式というものの存在があります。

ブラックロックとバンガード

同じようにETFを展開している会社として有名なのはバンガード社です。

2017年には日本でも楽天全米株式インデックスファンドや、全世界株式インデックスファンドなどを立て続けに発売し、耳馴染みもある会社かと思います。

≫ 楽天・全世界株式インデックス ・ファンドと全米株式インデックス ・ファンドの混同に注意!

実はそんなバンガード社よりも、ETFの純資産残高でははるかに大きな資産を持つ会社がブラックロックだったみたいです。

運用会社 残高 シェア
ブラックロック 1753.7 36.9%
バンガード 907.6 19.1%

※(残高単位は10億ドル)(2017年12月データ)

S&P米国優先株式インデックス

PFFは米国優先株式インデックスのETF

本当にいろんな指数というものがあるもので、S&P米国優先株式インデックスというのを調べてみました。

S&P米国優先株式指数は、米国優先株式市場を代表する投資可能なベンチマークに対する投資コミュニティのニーズに応えるべく設計されている。優先株式とは、決められた一定の配当が支払われる株式で、配当や残余財産を普通株式よりも優先的に受け取ることができる。

引用S&Pダウジョーンズインデックス(現在リンク切れ)

優先株式?ちょっと聞き慣れない単語だと思います。

優先株式とは??

優先株式というものを今度はウィキペディアで調べてみました。

優先株式(ゆうせんかぶしき)とは、利益もしくは利息の配当または残余財産の分配およびそれらの両方を、他の種類の株式よりも優先的に受け取ることができる地位が与えられた株式である(会社法108条1項1・2号)。優先株式は、普通株式よりも低リスクで社債よりも高リスクであり・・・

引用:ウィキペディア「優先株式」

残余財産とは、会社を清算した時に優先的に会社の財産を分配されるものであり、その結果普通の株式よりも低リスクでありつつ、社債よりも高リスクという立ち位置の株式になります。

その代わりと言っては何ですが、普通株主に与えられる議決権といったものが与えられないなどの制限もあります。

株主総会における議決権に制限を加えることができる。例えば、利益配当を優先しつつ議決権を制限した株式は、株式会社の支配関係(株主比率)に変動を及ぼすことなく新株発行による資金調達を行うことができる・・・(略)

引用:ウィキペディア「優先株式」

ですが、私なら配当をより多く頂けるのであれば議決権は要らないので、優先株式の方が嬉しいです。

日本では伊藤園が優先株式を発行していますね。

≫ 日本では珍しい優先株式を発行している会社「伊藤園」

PFFのベータ値

ベータ値とは?

比較的よく出てくる用語で、ベータ値というものがあります。

楽天証券のトウシルというページでは、ベータ値をこのように説明しています。

株価指数と比べた個別銘柄の値動きの大きさを示す

引用:楽天証券

少し分かりにくいので、例を挙げてみたいと思います。

ベータ値が1の場合
株価が3%上昇すれば、その銘柄も3%上昇するといった完全相関のある銘柄です。
ベータ値が1を超える場合
株価が3%上昇すれば、4にも5にもなるケースです。レバレッジ型のETFですと1を超えるようになりますね。
ベータ値がマイナスの場合
今度は3%上昇した時に、3%下落するといった逆相関の関係になります。

PFFのベータ値

廻りくどくなってしまいましたが、ベータ値がどういったものか分かったところで話を戻しますが、PFFのベータ値は2018年5月31日時点で「-0.1」となっています。

ベータ値がマイナスということはどちらかというと逆相関の関係にありながら、株価が3%した時の変動は0.3%となり値動きがかなり小さな銘柄と考えられます。

株価暴落時に発生するPFFの危険性

PFFの魅力は、価格変動が少ないことや高利回りといったことですが、注意しておくこともあります。

それが金融銘柄に著しく偏ったETFという事です。

米国ETFのPFFの組み入れ

リーマンショックの時には、15ドルを割るほどの価格だったPFFです。

将来的に金融危機が発生した時には同様に大きな損害を受ける可能性があります。

これが、VYMを選ばずHDVを選んだ理由です。

≫ 米国ETFの「VYM」と「HDV」を比較してHDVを選んだ理由

≫ リーマンショックの時の恐ろしさを改めて思い出してみた

まとめ

現在米ドルの買い付けは休止していますけど、為替相場次第でまた自動的に買い付けするように設定してあります。

PFFに偏らないよう、HDVと振り分けながら買いつけたいと思います。

米国の高配当ETF、HDVとVYMを比較してHDVを選んだ理由
VYMと比べてHDVは銘柄の入れ替えなどが多くデメリットが多いと言われますが、自分がどっちがいいかと悩んだ時に考えたのが組み込まれたセクターでした。
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米国の株式やETFに投資するときに注意しておきたいこと
米国株ETFは高利回りのものも多く人気ですが、海外ETFならではの怖さもありますので、改めて気をつけておかなければいけないことをまとめました。
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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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