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10年前に積み立てていた毎月分配のJリート投信はどうなっていた?

投資信託
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私が投資を始めて一番最初に買った投資信託が、毎月分配のワールドリートオープン。

なんか「不動産に関する投資はリートとつくものを買えばいい」というレベルの知識で買った記念すべき投信。

ジロ
ジロ

私の中で不動産(大家さん)というのは投資するうえでイメージが付きやすいものでした。

それをきっかけに当時はBRICsをはじめとする新興国の株式が好調ということで、いろいろ毎月分配の投資信託を積み立てていきました。

そして今回のJリート。

最近では楽天スーパーポイントを使ってJリートETFを買い始めたのですが、その時に気になったのが、「以前持ってた毎月分配のJリートってどうなった?」ということでしたので、改めて集計してみました。

ダイワJリートオープン

販売手数料2%(税抜き)
信託報酬※0.72%(税抜き)
指数東証REIT指数(配当込み)
決算頻度毎月

※2019年3月16日から2020年3月16日までの実施コストは0.785%程度。

組み入れ比率

日本ビルファンドオフィス8.3%
ジャパンリアルエステイトオフィス7.5%
野村不動産マスターF各種5.2%
日本プロロジスリート工業4.8%
大和ハウスリート投資法人各種4.4%
オフィス不動産32.4%
各種不動産26.8%
工業用不動産17.2%

楽天カードで積み立てたダイワJリートオープンの成果は?

今回集計してて思ったんですけど、やっぱり楽天証券 は神ですね。

10年前の投信積立ても簡単に集計出来ました。

楽天カードを使って積立

FXばかりでロクに現物資産というものに目をくれなかった私が、度重なるロスカットを経て、なおかつ楽天カードで投資信託が積み立てられることを知って積み立て始めた投資信託。

積立額は1年8カ月かけて36,075円でした。

約定日 口数 単価 経費 受渡金額
2010/4/15 15,470 6,446 103 10,075
2010/6/14 3,328 5,954 19 2,000
2010/7/12 3,418 5,797 19 2,000
2010/8/12 3,421 5,792 19 2,000
2010/9/13 3,399 5,828 19 2,000
2010/10/12 3,273 6,054 19 2,000
2010/11/12 3,146 6,298 19 2,000
2010/12/13 2,888 6,860 19 2,000
2011/1/12 2,781 7,124 19 2,000
2011/2/14 1,485 6,675 9 1,000
2011/3/14 1,589 6,237 9 1,000
2011/4/12 1,535 6,456 9 1,000
2011/5/12 1,532 6,469 9 1,000
2011/6/13 1,582 6,265 9 1,000
2011/7/12 1,605 6,174 9 1,000
2011/8/12 1,745 5,681 9 1,000
2011/9/12 1,724 5,750 9 1,000
2011/10/12 1,872 5,296 9 1,000
2011/11/14 1,956 5,068 9 1,000

少なっ!www

ジロ
ジロ

ほ、ほかにも積立ててたし(大汗)

受け取った分配金はほぼ積立額と同額

受け取った分配金はすべて合算して35,251円でした。

ジロ
ジロ

あれ?意外と・・・

分配金は再投資に

一般的に販売手数料が掛かる投信でも、分配金の再投資の時には販売手数料が掛かりません。

ジロ
ジロ

そのため、受け取った分配金は再投資を掛けてました。

再投資に回した分配金は15,061円

約定日 口数 単価 経費 受渡金額
2010/5/17 147 6,323 0 93
2010/6/15 195 5,843 0 114
2010/7/15 235 5,761 0 135
2010/8/16 274 5,737 0 157
2010/9/15 309 5,796 0 179
2010/10/15 300 6,033 0 181
2010/11/15 319 6,274 0 200
2010/12/15 315 6,929 0 218
2011/1/17 334 7,019 0 234
2011/2/15 371 6,581 0 244
2011/3/15 495 5,706 0 282
2011/4/15 416 6,404 0 266
2011/5/16 432 6,400 0 276
2011/6/15 460 6,244 0 287
2011/7/15 538 6,065 0 326
2011/8/15 601 5,728 0 344
2011/9/15 643 5,571 0 358
2011/10/17 707 5,280 0 373
2011/11/15 782 4,980 0 389
2011/12/15 815 4,836 0 394
2012/1/16 839 4,760 0 399
2012/2/15 819 4,937 0 404
2012/3/15 659 5,601 0 369
2012/4/16 761 5,431 0 413
2012/5/15 803 5,198 0 417
2012/6/15 841 5,021 0 422
2012/7/17 816 5,233 0 427
2012/8/15 837 5,167 0 432
2012/9/18 740 5,329 0 394
2012/10/15 729 5,465 0 398
2012/11/15 721 5,575 0 402
2012/12/17 721 5,633 0 406
2013/1/15 687 5,954 0 409
2013/2/15 650 6,353 0 413
2013/3/15 527 7,891 0 416
2013/4/15 516 8,143 0 420
2013/5/15 605 6,980 0 422
2013/6/17 650 6,540 0 425
2013/7/16 611 7,010 0 428
2013/8/15 637 6,780 0 432
2013/9/17 622 7,009 0 436
2013/10/15 610 7,194 0 439
2013/11/15 615 7,194 0 442
2013/12/16 645 6,918 0 446

アベノミクス以降、経済が安定してからは受け取って純金積立に

ある時、再投資をしていた分配金を受け取りに変えました。

その理由はアベノミクス。

明らかに毎月基準価額が上がっていく投資信託を買い付けるのも面白くなくて、分配金を受け取り、それを純金積立に回してました。

ジロ
ジロ
  • 株価が堅調になれば純金価格は下がるんじゃないか?
  • 安定して分配金をもらいながら、下落する純金積立をすれば二重でお得なんじゃなかろうか?

結果、その目論見は儚くも崩れてしまいました

分配金を受け取りに変えてからの額は20,190円

入金日 単価 口数 分配金(税前) 税額合計 受取金額
2017/6/21 80 83,098 665 134 531
2017/5/19 80 83,098 665 134 531
2017/4/21 80 83,098 665 134 531
2017/3/22 80 83,098 665 134 531
2017/2/21 80 83,098 665 134 531
2017/1/20 80 83,098 665 134 531
2016/12/21 80 83,098 665 134 531
2016/11/21 80 83,098 665 134 531
2016/10/21 80 83,098 665 134 531
2016/9/23 80 83,098 665 134 531
2016/8/19 80 83,098 665 134 531
2016/7/22 80 83,098 665 134 531
2016/6/21 80 83,098 665 134 531
2016/5/20 80 83,098 665 134 531
2016/4/21 80 83,098 665 134 531
2016/3/22 80 83,098 665 134 531
2016/2/19 80 83,098 665 134 531
2016/1/21 80 83,098 665 134 531
2015/12/21 80 83,098 665 134 531
2015/11/20 80 83,098 665 134 531
2015/10/21 80 83,098 665 134 531
2015/9/24 80 83,098 665 134 531
2015/8/21 80 83,098 665 134 531
2015/7/22 80 83,098 665 134 531
2015/6/19 80 83,098 665 134 531
2015/5/21 80 83,098 665 134 531
2015/4/21 60 83,098 499 100 399
2015/3/20 60 83,098 499 100 399
2015/2/20 60 83,098 499 100 399
2015/1/21 60 83,098 499 100 399
2014/12/19 60 83,098 499 100 399
2014/11/21 60 83,098 499 100 399
2014/10/21 60 83,098 499 100 399
2014/9/22 60 83,098 499 100 399
2014/8/21 60 83,098 499 100 399
2014/7/22 60 83,098 499 100 399
2014/6/20 60 83,098 499 100 399
2014/5/21 60 83,098 499 100 399
2014/4/21 60 83,098 499 100 399
2014/3/24 60 83,098 499 100 399
2014/2/21 60 83,098 499 100 399
2014/1/21 60 83,098 499 100 399

売却時は微益・・・

売却時は2,484円の利益。

約定日 口数 解約単価 解約額 平均取得価額 実現損益
2017/7/10 83,098 5,737 47,673 5,437.56 2,484

純粋な投資額としては36,075円でありながら、再投資を含めて受け取った分配金は35,251円で売却時には2,484円の利益。

ジロ
ジロ

つまりダブルバガー。(?)

そうかといって額が額だけにあんまり儲かったという気もせず、純金が積み立てられたぐらいの感覚です。

毎月分配と分配金の出ない低コスト投信との比較

一般的には分配金が出ないタイプのものの方が成績が上向くといいますし、分配金を出さない、さらに信託報酬の安いものを選んでいたら?というのはやっぱり気になります。

当時Jリートで今ほどの低コストのものもなかったようで、単純に比較というワケにはいかなそうでが、ほぼ同時期、より低コストのSMT J-REITインデックスオープンに積み立てたとシミュレーションしてみました。

コスト比較以下の表を参照してください。

ダイワJリートオープンSMT Jリートインデックスオープン
販売手数料2%2%
信託報酬0.72%0.4%

また決算頻度は年2回ですが、分配金は過去に4回しか分配されていません。

基準日 基準価額 積立額 積立口数
2010/4/15 6,385 10,075 15,432
2010/6/16 5,990 2,000 3,265
2010/7/16 5,896 2,000 3,318
2010/8/16 5,917 2,000 3,306
2010/9/16 6,004 2,000 3,258
2010/10/18 6,305 2,000 3,102
2010/11/16 6,752 2,000 2,897
2010/12/16 7,319 2,000 2,672
2011/1/17 7,613 2,000 2,569
2011/2/16 7,239 1,000 1,351
2011/3/16 6,669 1,000 1,466
2011/4/18 7,163 1,000 1,365
2011/5/16 7,190 1,000 1,360
2011/6/16 7,039 1,000 1,389
2011/7/19 6,944 1,000 1,408
2011/8/16 6,722 1,000 1,455
2011/9/16 6,455 1,000 1,515
2011/10/17 6,235 1,000 1,569
2011/11/16 5,854 1,000 1,671
合計     54,370
ジロ
ジロ

同期間に積み立てられた口数は54,370口となりました。

分配金はないから、問題は手放した時やな!

売却時の2017年7月10日の基準価額は14,058円となっていますので、計算をすると76,433円

積立額の36,075円から差し引くと、利益は税前で40,358円、税引き後で32,286円となる見込み。(復興税は考慮せず)

毎月分配の分配金の合計は35,251円+売却益。

ジロ
ジロ

え??

なんと高コスト、毎月分配のほうが売却益は少ないですが、分配金を加味すると多いという結果になりました。

ジロ
ジロ

なにかおかしい、考え違いしてる気がする・・・

やはり「毎月分配」より「低コスト分配金なし」が有利

いろいろ考えてみたものの、再投資した分配金は確かに課税されて私が受け取ったものですが、最終的に手元に来たのは全数売却した後ですから、売却益に反映されていると考えるべきかと思います。

そう考えれば、このダイワJ-REITオープンから私が受け取ったものは20,190円プラス売却益となり、やはりより低コスト、分配金の課税で資金を減らさない、タコ足分配で投資元本を減らさないというのは投資の鉄則になるように感じました。

ただ、投資をする人の中には過去の私のように「銀行の預金より高利で回ればいい」と考える人や、「10万円を毎月1万円ずつ取り崩しても11か月目にお金が残っていればいい」と考える人もいます。

いろんな考えがある投資ですから、どれが正解というワケではありませんが、私の年齢ではまだまだ低コストインデックスファンドに投資をしていきたいと思いました。

毎月分配型から始めた投資生活もとうとうインデックスファンドに到達
投資を始めた当初から保有していた毎月分配の投資信託ですが、とうとう手放して王道と言われるインデックスの積立てを始めていこうと思います。
毎月配当を夢見てJリートも検討してみる
6月の配当金ラッシュも終わりすっかり寂しくなってしまった入金報告。そこで毎月分配を夢見てリートも組み込んでみたいと考えてみましたが、思ったより可能かもしれません。
資産形成期に毎月分配型の投資信託が不適切と感じた時の画像が出てきた
積み立てていた毎月分配型の投資信託。プラスリターンで終わるもののインデックスには到底かなわなかった。それがきっかけになって現在はインデクスファンドで運用中。

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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