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FIREとは言わないけど親だから教えておきたいお金のこと

子供へのお金の教育 教育・育児
教育・育児
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投資をしている人のツイッターを拝見していると、比較的多くの方が子どもへのお金の教育というものを課題にしているように感じます。

私も投資をしてきて感じるのは、節約には限界がある、だから投資をして資産形成をする重要性というものを実感していますが、それ以上に不安なのは高齢の親が年金を頼りに子どもを養うという「8050問題」「9060問題」といったことや、障害などで働けなくなって食べるものにまで困って孤独死をするという社会問題

ジロ
ジロ

すでに交通事故で障害が残った長男や、発達障害で特別支援学級に入っていた三男のことは心配です。

そうかといって私たち夫婦にそれだけのお金がないことも事実。

日本は給与水準が何十年も上がっていないにも関わらず生活用品は高騰していますし、今後ますます社会保険などの負担が増える子どもたち世代にとって、手元に残ったお金との付き合い方というのは非常に大事になると思ってます。

なのでやっぱり子どもたちにもお金の問題ということを身近に感じてもらいたいと思います。

そこで参考になるかどうかわかりませんが、私が子どもたちに伝えてきたお金との距離感をご紹介します。

  • 支出について
  • 増やすという方法
  • FIREと生活保護について

支出管理とお金を貯めること

こづかいをきっかけに支出と貯蓄を学ばせた

子供へのこづかいで「いつから」「いくらぐらい」渡すのか?というのは、なかなか親になると悩ましいところではないでしょうか。

うちはいつから渡していたか覚えていないのです息子に聞いてみました。

小学校6年の頃から1000円もらってた。

500円でマンガ買ってた。

ただ、こづかいを渡すにあたって出した条件が必ずおづかい帳をつけることでしたが、この目的はとにかく支出の管理と計画的な支出いうことをさせたかったのです。

不測の事態があっても困らない支出管理をする

息子が貰ったこづかいのなかからマンガを買うと残りは500円程度だったそうですが、問題はその500円の使い方。

小遣いの使い方
  • 500円をそのままつかう
  • 500円を貯めながら使う

もちろん息子のこづかいですから使ってしまってもいいのですが、やはりお金の教育の一貫して考えると貯めるということを教えたかったです。

大人の世界でも普段はそれなりにやりくりしているのに「たまたま今月は出費が重なった」ということはあると思います。

そこで小遣いから一定額を残しながら使うということを教えました。

これならば急にほしいものができた時でもある程度対応できますし、何より「自分の小遣いがこれだけあるから、前借させてほしい」という交渉の余地も残ります。

ジロ
ジロ

結果的には、お金を貯めて中古のゲームを買う、買ったゲームを売って新しいゲームを買うという使い方をしていたように思います。

自分でお金を預けさせて通帳でお金が貯まるのを見せた

子どもたちがお金を手にする機会というのはこづかいかお年玉くらいしかないとは思いますが、やはりあまりに大きなお金を手元に置いておかせるのはムダ使いといった面でも心配です。

そこで一定額がたまったら子供たちの口座のあるゆうちょ銀行へ一緒に預けに行きました。

これは私個人的な意見なのですが、お金の教育という面では、ATMで入金するより窓口で処理をしてもらったほうが、子供へのイメージは付きやすいのではないかと思います。

ジロ
ジロ

貯金という体験を視覚的に感じることで、同じことでも経験値が高くなるように思います。

そして最も大事にしたことが「お金が貯まるという実感」をさせたかったのです。

通帳で長い間貯めてきた積み重ねを見せて、お金を貯める事の大変さというものを私は教えたい、そして使ってしまうときには一瞬でなくなってしまうことを。

子供の銀行口座を作るのに悩んだ時にゆうちょ銀行がおすすめの5つの理由

やはり子どもに数字を積み重ねた時間というものを体験させるには、通帳は効果的ではないでしょうか。

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お年玉やお祝いで頂いたお金の管理するのに、子供名義の口座を作りたいと思ったとき、ゆうちょ銀行がおすすめの5つの理由。お金の教育もここから始まっていきます。

人生を変えてしまう出費について教えた

人が生きる上で「お金を稼ぎ、それを使って生きていく」というのはおそらくこの先も変わることはないことでしょう。

子供たちがどんなことに興味を持ってお金を支出するようになるかはわかりませんが、その中でもギャンブル、タバコといったものに消えていくお金のことについてはたびたび口にして釘を差しました。

ギャンブル依存症の旦那が作った借金にいとこの家族が巻き込まれているらしい
普段ギャンブルをしない私でも賭け事というものは面白いものです。でも金を借りてまでギャンブルに興じだすと被害は自分だけの問題では納まらなくなるのです。
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ジロ
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マイナス要因の大きいギャンブルをしないだけでも儲けもん。

でも最近教えたのはクレジットカードとリボ払いのこと。

リボ払いの怖さについて教えた

夕飯のときに流れたクレジットカードのCMからリボ払いというものの話に。

「支払いは月一定額」といった謳い文句だったり「リボ払いならポイント2倍」といったうま味ばかりを全面に押し出したCMから、そのリボ払いの危険性を教えておきました。

ジロ
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中学生くらいになるとそのへんの計算もできるので、怖さも実感したみたい。

増やす方法というものを考えてみた

そんなに早くから投資を始める必要もないかもしれませんが、私と同世代の方でやはり20代から投資をしてきて金銭的に余裕を持っている人を知るとやはりうらやましく思います。

なので、そういった人もいるということを知ってもらいつつ、そういう選択肢は与えておきたいのです。

金融機関の預貯金だけでは増えないことも教えた

貯金については前述しましたが、使わないお金を金融機関に預けることは悪いことではありません。

でも、預貯金だけでお金を増やすことは不可能です。

こちらは以前私が預けていた定期の利息額。

100万円の定期預金の利息
100万円の定期預金の利息から税金が引かれて80円

ジロ
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この通知書も見せましたし、配当の通知書も見せました。

もちろん評価額の変動というものはありますが、100万円という大金を1年間拘束されてもらえるお金が80円なら、3,000円を拘束されてもらえる配当金のほうがよいのではないでしょうか。

投資が身近にあるという環境を整えてみた

まだ学校や家庭、近所といった狭い社会でしか生活しない子供にとって、投資をしている友達というのは少ないと思いますので、子供たちの回りには「投資」というものが当たり前に存在している環境を作りました。

例えば私の母からの優待の品々。

これらは母からの「差し入れ」という言い方ではなく、あえて「株主に対して企業が送ってきたもの(株主優待)のおすそ分け」という言い方をしてきましたし、また私ももちろん株式投資をしていますので、これらのアピールはしてきました。

ジロ
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あと、妻が投資を始めてくれたのも大きかったと思いますが「投資って特別な事じゃないんだ」ということ知ってほしかったんです。

投資をはじめたら教えておきたい2つのこと

いずれ子どもたちが自らの意志で投資をする、しないといった選択をするようになるともいますが、それまでにどうしてもこれだけは教えておきたいということを2つほど。

暴落で売るな

この「暴落で売るな」というのはなかなかできたものじゃないと思います。

できることなら、まだ私がコントロールできる少額のうちに「損失分は私が補填するから売るな」といって、暴落を経験させたいです。

高利回りのものには裏があることは教えておきたい

私がネットを徘徊していても、あまりに高利回りなもので怪しいと思うような商品はいっぱいあります。

こちらはソーシャルレンディングの高金利に惑わされないようにという記事で載せたもので、縦軸を金利、横軸を信頼度を表しています。

人の信頼と金利の関係
信用と金利は二次曲線的に反比例する

これはソーシャルレンディングに限らず、多くの金融商品において高利回りの商品はその利回りの継続性に難があるということは教えておきたいと思います。

FXとか新興国通貨建て債券とかレバレッジ商品とか…

ジロ
ジロ

…(なんも言えねぇ)

働かなくても生活できるFIREと生活保護

最後に教えておきたかったのは働かなくても生活できる方法であるFIREと生活保護について。

FIREは働かなくてもいい選択肢を持つこと

以前息子にFIREのことを教えてみたところ、帰ってきた返事はこんな感じ。

あ~、でも働かずに生活する人ってクズだと思う。

子どもにも労働収入だけではなく複数の収入源を持てるように教えたい
ジロ
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自分の息子からクズだと思うという発言が出たことはびっくりでしたけど、働いて収入を得るんだという認識をしていたのは嬉しかった。

でも実際には「働かなくてもいいけど働いている」のが一番心理的に楽なのは間違いないはずなので、「そういう生き方もあるよ」ということで諭しておきました。

どうにもならなければ生活保護で助けてもらえ

私が将来一番気が掛かりなのは、高次脳機能障害となってしまった息子のこと。

日常生活を見ていても、引きこもり一直線といった感じ。

今はなんとか学校や就労支援などの活動があって外出しているけど、もしもこのまま歳をとって引きこもられたら、私たちも他の子たちも将来困ることになるとも限らない。

そもそも私たちが死んでしまったら、本人も食べるものに困るようになるかもしれない。

そこで…

ジロ
ジロ

いいか、日本には生活保護と言って、事情があって働けなくなった人たちを支援してくれるシステムがある。何かしらの制約もあるけど、万が一のときにはそういう制度があることも覚えておけ。

わかった

自分たちが死んだあととはいえ、自分の子どもがおにぎり一つで何日も飢えを凌ぐ姿は想像もしたくないです。

お金があれば守れる生活があることは教えておきたい

私がしてきたことが良かったのか、悪かったのかという答え合わせはまだまだ先になると思います。

ですが三男が発達障害と診断されたとき、長男が交通事故で高次脳機能障害と診断されたときに心配したのは、子どもたちの将来の生活。

息子たちに限らず、何かしらの障害を持つ人たちが、自分で働くだけで生活するだけの給料を稼ぐというのは難しいのかもしれません。

でもお金にも働いてもらって生活費をまかなう方法を知っておいてもらえれば守れる生活もあるかもしれませんし、それでもダメでどうにもならなくなっても生活が守る方法があることは知っておいてもいいと思うのです。

時には株は損をすると言っていたこともある長男が、投資をしてみようかなと言う段階まで来ました。

特にこの子には事故の補償という形でまとまったお金が入る可能性もありますし、それまでにはなんとか投資という武器を身につけて将来への備えをしてほしいと思っています。

こちらは子供でも読みやすいマンガなので読ませてみてはどうでしょうか

▽株主優待が自分宛てに届いたら子供ながらに嬉しいと思います。

株主優待をもらうことで子どもにも投資の成功体験をさせてみる
株主優待を貰った時はみんなめちゃめちゃ嬉しいはずで、これは投資の成功体験の一つだと考えています。そしてこの体験を子供にもさせてみようというのが今回のこの優待の使い道です。

▽禁煙したお金を投資したら、約20年でタバコ代を受け取る側になれます。

禁煙したお金を貯金せずに資産運用したらどうなるのか計算してみた
タバコをやめたらお金が貯まる。そのお金を運用したらお金が増える。じゃあ年3%で運用したらどうなるのでしょうか。楽天証券のツールを使ってシミュレーションをしてみました。

▽ギャンブルにだけは手を出してほしくないと思っています。

子供にパチンコがどういうものか話した話
お金の教育をする上で、パチンコやスロットというギャンブルへの興味を持たせないことも大事かなと思います。
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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
詳しいプロフィール ≫ こちら

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