初めて投資信託を買ったのはもう8年近く前の話しです。
その時から投資信託って「地味」って言うイメージを持ってて、投資の手段としてあまり良い印象をではありませんでした。
と言うより、利益が出るイメージが出来なかったというのが正解かも。
特にインデックスタイプは基本的に分配金が出るわけでもないですので、その行為が正しいのかどうかも悩んでた時期がありました。
株の配当金は喜ばれるのに投資信託の分配金は嫌われる
生まれて初めて買った投資信託は毎月分配の商品で、「ワールドリートオープン」だったと思います。
ノーロードでしたけど、信託報酬は1.55%(税抜き)の信託報酬が掛かります。
信託報酬は、野村つみたて外国株投信は0.19%でしたし、同時に比較していた今話題の楽天・全世界株式インデックス・ファンドは0.23%でした。
最近私がつみたて設定を行った全米株式インデックス・ファンドに至っては0.16%という信託報酬に比べると、いかに高い信託報酬が必要になるかは一目でわかります。
それでも毎月チャリンチャリンと分配金が入って分配金が自動的に再投資が掛かっていくのが楽しみでした。
思えばその分配金が楽しみで、投資について調べるという行動を継続できていたので、私はあえて初心者が毎月分配を選択するという事を否定はしないですし、むしろおすすめします。
株の配当金と分配金は少々性質が異なりところがありますし、毎月分配の場合分配の度に課税される場合がありますから、嫌われる理由も十分理解できるのですが、当初投資したものから定期的に収入が入ると言うのは結構嬉しく、モチベーションを保たせてくれたと思います。
≫ 投資初心者には毎月分配型の投資信託をあえておすすめしてみる
徐々にコストの重みを実感することに
アベノミクス以降、日本の株価やアメリカの株価も回復していろんなものが上昇するにつれ感じたのが、毎月分配の戻りが悪いという事でした。
インデックスタイプなんかはベンチマークに綺麗にリンクして上がっていったんですけど、毎月分配の投資信託はインデックスタイプほど回復しなかったイメージです。
まあ、この辺は私の保有していたものがそうだっただけかもしれませんから、断言は避けておきたいところなんですけど、少なくとも「これがコストの違いなのか?」というものを実感した瞬間でした。
ネット上では信託報酬が元本に与える影響を計算したサイトも多々ありますけど、それを見た時に、「今後これ以上毎月分配に積立てをするのは無理」と思いました。
信託報酬以上の成績を上げてくれればOK
極論を言うと、自分の投資が銀行の預金以上に増やせれば良いと考えたら、信託報酬が1.55%掛ろうと、それ以上の利回りで運用さえしてくれればよいのです。
が、投資信託を運用している者が、実際にお金を出す自分達より多くの報酬を持っていくという事にはいかんせん納得できませんし、むしろ投資する側は元本を割り込むリスクを負っているのにも関わらず、それではあまりにも投資に対してリスクを負い過ぎかな?と思いますね。
投資信託は分散投資にすぐれた投資商品
毎月分配についてえらく長くなってしまいました。
投資という行為はよく分散をすることと言われます。
それが投資の対象であったり、買い付けのタイミングだったりするわけです。
投資信託自体がすでに分散された商品
毎月分配型やインデックスタイプを含めたうえで、投資信託自体がすでに多くの商品に分散された商品であることは違いありません。
株式だけというのが怖い人にはバランスファンドで債券やリートにも投資できる商品もあります。≫eMAXISバランスの8資産均等型と波乗り型を比較
もしも自分の資金で同様の分散投資を行おうとしたら、莫大な資金が必要です。
それらに対し100円から投資できる投資信託というものは初心者にもやさしい商品だと思いますね。≫つもり貯金をゆうちょ銀行に入金して、来月からの毎日積立投信に費用を充てます
ドルコスト平均法で時間を分散
定期的に積立を行うことで、時間を分散することが出来ます。
積立を行う時に有利な方法がドルコスト平均法という手法です。
投資信託というのは一般的に1万口当たりの基準価額を表示しますが、買い付けは1口単位からできますから、単価が非常に安いのですね。
この単価の安さがドルコスト平均法には非常に最適なのです。
まとめ
いろいろこの段階に行き着くのに時間が掛かってしまったけど、一周回ってようやくこの考えにたどり着きました。
ですが、本当に投資信託がこの効果を最大限に発揮できるのは積立投資であると思っています。≫毎日積立という究極のドルコスト均等法はつみたてNISAでも威力を発揮するのか?
つみたてNISA、iDeCoといった積立による非課税制度も出来ていますから、これらも同時に利用しながら継続するのが良いと思いますね。≫iDeCoに興味のある若者はぜひ前向きに検討してもいいと思う
次の記事では投資信託で儲けるために必要な投資家の特性について書いてみたいと思っています。≫積立投資に必要な特性
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