息子の修学旅行の費用を積立投資でやってみるという話はこちらの話。(高校の修学旅行の費用を積立投資で運用してみる)
その積立の投信に選んだものはたわらノーロードのバランス。
普段から株式100%で選んできたものの、積立回数が最大20回と短いことや現在の世界情勢などを考え、少しでもリスクを抑えたものを選んでみようという理由です。
でも選ぶにあたってふと気になったことが。
それがこちら。
たわらノーロードバランスって4つもある!!
そう、実はたわらノーロードバランスには「8資産均等型」「積極型」「標準型」「堅実型」という4つがあるのです。
むむむっ!どれを選ぶ??
最初は積極型を選ぶ気満々で証券口座にログインしたものの、やはり比較すると気になるものです。
8資産均等型と積極型を比較してみた
でもさ、前からたわらノーロードバランスの積極型がおもしろそう!なんて言ってなかった?
そう、以前リスクは高めに取りたいものの株式100%と言うのは避けたいと思ったときにバランスファンドを考えたことがありました。
そのバランスファンドの中でも債券より株式が多め、さらに日本株式より先進国株式が多めにしたいというわがままを叶えてくれたのがこのたわらノーロードバランス(積極型)だったというわけ。
なので迷わずこのたわらノーロードバランス(積極型)を買おうとした瞬間にふと思い出しました。
待てよ?eMAXISバランスの8資産均等型と波乗り型も、結局8資産均等型がパフォーマンス高かったけ?> eMAXISバランス(8資産均等型)と(波乗り型)の違いを比較
手数料での比較
まずは手数料の比較。
8資産均等型 | 手数料 | 積極型 |
---|---|---|
なし | 買付手数料 | なし |
0.154%以内 | 信託報酬 | 0.242%以内 |
なし | 信託財産留保金 | なし |
どちらもノーロードですが、信託報酬については積極型のほうが高く設定されています。→2023年信託報酬が引き下げられました
なおSBI証券の投信マイレージは両者とも0.05%なので、8資産均等型については実質かなり安いですね。
配分比率の比較
そして私が一番気になっていた資産の配分比率。
8資産均等型(%) | 配分比率 | 積極型(%) |
---|---|---|
12.5 | 国内債券 | 3 |
12.5 | 先進国債券 | 14 |
12.5 | 新興国債券 | 3 |
12.5 | 国内株式 | 13 |
12.5 | 先進国株式 | 40 |
12.5 | 新興国株式 | 2 |
12.5 | 国内リート | 13 |
12.5 | 先進国リート | 12 |
なるべく株式に振りたいと思ったときに、債券と株式が同じ割合(37.5:37.5)になる8資産均等型に比べて、積極型の方では債券の2倍以上が株式に組み込まれています(20:55)
ドルコスト平均法で値幅を大きく拾っていきたいと思ったときに、この割合の違いはメリットになると思ってました。
騰落率での比較
問題はここから。
8資産均等型(%) | 期間 | 積極型(%) |
---|---|---|
-2.16 | 6ヶ月 | -6.90 |
0.33 | 1年 | -3.78 |
21.29 | 3年 | 22.27 |
約半年前にロシアとウクライナの戦争が始まってから積極型では-6.9%ですが、8資産均等型では-2.16%と抑えられています。
どうしても株式が多い分積極型が戦争などのマイナス要因を受けるのはよくわかりますが、逆にコロナ禍前からの3年スパンでは積極型がわずかに上回っている程度。
そうかといって、このマイナス部分でしっかりと積み立てることができれば、利益確定の時に上がっていれば利益が多いのは積極型になるはず。
問題は利益確定の時に下がってた時よね。
とくに今回の積立については「期間限定」ということで、マイナスリスクが多いと思われるようなことをやっていくわけにもいきません。
トータルリターンで比較
肝心なリターンの比較はこちら。
8資産均等型(%) | 期間 | 積極型(%) |
---|---|---|
-3.57 | 6ヶ月 | -8.70 |
-0.24 | 1年 | -2.85 |
7.21 | 3年 | 7.68 |
株式比率が多いだけに、この半年で大きく負け越しているのは仕方がないとは言え、3年スパンでも僅かな違いです。
シャープレシオで比較
最後にシャープレシオ。
シャープレシオの数値が高いほうがより効率的に運用がされたとされる指数ですけど、その比較がこちら。
8資産均等型 | 期間 | 積極型 |
---|---|---|
-0.03 | 6ヶ月 | -0.26 |
0.67 | 1年 | 0.58 |
パクパクパク…
このシャープレシオの数値での比較だと、8資産均等型の方がより効率的に運用されてることが判明。
8資産均等型のほうが成績はよさそうだけど、あえて半分ずつ積立
結論としては、一括投資をするのであれば8資産均等型の方が成績は良さそうな気がします。
でもドルコスト平均法で月々積立をする場合、よりマイナス側で積み立てたほうがリターンは大きくなると考えているので、それを検証するためにも3,000円ずつの積み立てをしてみたいと思います。
この検証については毎月の投資結果のなかで報告していければいいなと思うので、楽しみにしててください。
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