以前より取扱銘柄なども増え、着実にパワーアップしてる感じのあるワンタップバイ。
お知らせ 21年2月1日にワンタップバイからPayPay証券に名称変更されました。
今後私がアメリカの個別株へ端株投資をしていくなら、やはりここしかないかなと改めて思いました。
なんと言ってもこの口座で興味深いのは、アメリカの株式を1000円から買うことができるという点。
アメリカ株式には日本の株式と違って100株1単元という考え方がないので、1株単位で購入することができます。
ですがアマゾンの株式ですと2020年10月時点で3,100ドル、日本円(為替レート105円)にして32万円以上のお金が必要になります。
なので、
「ちょっと米株買ってくる」とは言いにくいわよねぇ
という人も多かったと思います。
日本の株式の場合ですと日興証券のフロッギー(キンカブ)で100円から購入することが可能ですが、アメリカ株式を金額指定で買うことができる商品は他にありませんので、「米株に投資がしたい」でも「まとまったお金がない」といった人にぜひ検討してほしい証券口座なのです。
▽妻も米国株を買いました。
PayPay証券(旧ワンタップバイ)で米国株を1000円からってどういう仕組み?
アマゾンが1株32万円もするのに、1000円から買えるっていうのはどういうこと?
1株未満の株式を買うということだよ。
私が普段行ってる日本株の1株単位とは別で、PayPay証券では金額指定で購入が可能です。
例えば32万円のアマゾン株を1000円分買うということは以下の算式により保有株数が求められます。
1000(円)÷320,000(円/株)=0.00312株
アマゾンの株式ですと2020年10月時点で3,100ドル、日本円(為替レート105円)にして約32万円
手数料等考慮せず
1株までは遠いわね・・・
確かに1株までは長い道のりになりそうですが、アメリカ株式へ少額から気軽に投資が出来るようになるわけです。
もちろん1株以下の単位なんて一般的な市場から買えるわけありません。
PayPay証券が一度市場から買い、それを投資家である顧客が購入するというスタイルになりますけど、この辺の仕組は私としてはあまり気になりません。
PayPay証券の取引銘柄
以前は日本国内外ともに30銘柄程度しかなかったPayPay証券ですが、現在は大幅に取り扱い銘柄が増えています。
アメリカ市場
アメリカ市場へはAmazon、アップル、フェイスブックなどをはじめとする112社。さらにハイテク株を集めたQQQや、PFFなどのETFも20本以上購入可能です。
よく取引銘柄が限られるからデメリットっていう人もいますけど、むしろそれってメリットだと思ってます。
株の難しいところの一つに「銘柄の選定」というものがあるかと思います。
なので、銘柄が決まってるということはその難しさから解放される訳ですし、まして取引の出来る銘柄は誰もが一度や二度は聞いたことのある銘柄ばかり。
よほど気になってる銘柄が含まれてないという以外はデメリットとしてとらえるべきではないかと思いますね。
日本市場
ちなみにPayPay証券で買える日本株は任天堂、トヨタ自動車、ファーストリテイリングをはじめとする126社。
さらに日経平均に連動したETFが4本、不動産のリートが4本。
正直日本株式についてはPayPay証券より日興証券のキンカブのほうが使い勝手がいいかなぁ
ワンタップバイがPayPay証券に変わった
冒頭にもお知らせしたように2021年2月1日からワンタップバイがPayPay証券に名称変更されます。
それにより現在いろいろな証券会社で行われているポイント投資が、PayPayボーナスを使った投資ができるようになるなどの改善が期待されていますので、PayPayを利用されている方は検討の余地が大きいです。
つみたてロボ貯蓄で積み株
実は私が気になったのはこちらの方。
残念ながら米国株の方にしか対応してのですけど、任意のタイミングで積立てが出来ます。
また、こちらも通常のPayPay証券同様、1000円という少額から気軽に投資が出来るのです。
毎週、定額で積み立てができるということはドルコスト平均法を活用して積立てることが出来るということで、資産形成上非常に有利なのです。
決まった数量で購入するより、ドルコスト平均法で一定の金額で積立てた方がいいのはご存じのとおりです。
PayPay証券(旧ワンタップバイ)のデメリット
スマホだけで少額から気軽に投資が出来るのが魅力のPayPay証券ですが、正直デメリットはいくつかあります
移管が出来ない
アプリ間の移管ができない
まずもってつみたてロボ貯蓄での積み株と米国株間の株式の移管が出来ません。
そのためPayPay証券の方でスポット買いした株式とつみたてロボ貯蓄の積み株を統合することができないという欠点があります。
他社への移管もできない
さらに、PayPay証券で購入した株を他社の証券口座に移管することもできません。
PayPay証券使ってみたけど、「思ったより使い勝手が良くなかったから他社に移したい」「思った以上に良かったから他社からも移したい」と思っても現状では出来ないという訳です。
約款(≫約款)の第15条1項を読むと、証券保管振替機構を使った振替はできそうな感じなんだけどな。(1株未満の株は除く)
相続の際も他社への株式移管は利用できないみたいですから、もしも自分が死んで、子供たちに相続させたいと思った時には子供たちもこの口座を開設する必要がでてきます。
手数料が若干高い
為替手数料が他社と比べて若干高いです。
以前はSBI証券をはじめとしてネット証券では米国株に関して最低取引手数料5ドルというものが設定されていましたが、PayPay証券にはそういった最低手数料がされておらず割安感がありました。
最低手数料が撤廃された今、単純に手数料を比較すると、他のネット証券が0.45%にたいし株価の取引に関しては株価の0.5%という手数料ですから、僅かですが割高という結果になります。
さらにドルへの為替手数料が35銭とやはり他のネット証券(25銭)とくらべるとわずかばかり高くなります。
こうして数字で直接比較するとコストは気になりますが、このシステムがこの程度のコストで利用できるのであればむしろ安いのではないでしょうか。
少額から米国株式投資ができるのであればそれにこだわっていては出来ることもできませんから、必要なコストには目をつぶるべきかもですね。
入出金に手数料がかかる
入金は振り込みによって行いますので基本的に手数料が発生します。
これは振込手数料の無料となる金融機関を利用することで無料化することは可能ですが、現金の出金の際にも手数料が発生します。
また一般的には銀行から証券口座に送金を必要としますが、PayPay証券では自分の銀行口座に資金を「おいたまま買付」もできます。
ただその場合も2万円未満の場合に110円の手数料がかかります。
少額投資ができる割に少額の入出金には地味にお金が取られるというのが二の足を踏んでしまうところではあります。
まとめ
PayPay証券自体、扱っている商品やシステムは面白そうなのですけど、これを相続した子供たちが扱えるかどうかというのもなんかは少し気になります。
ただ正直なところ証券口座の移管がどうこう別にして、この「積み株」については非常に興味深く、思ってた以上に面白いシステムだと思ったので、引き続きもう少し詳しく調べてみたいと思ってます。
▽妻もPayPay証券デビューしました
▽口座開設の手順はこちらでご紹介
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