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野村日本株高配当70連動型ETF(1577)の利回りと銘柄の分析

野村日本株高配当70連動型ETF(1577)の利回りと銘柄の分析 銘柄選び
銘柄選び
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以前、野村の高配当ETFについてはリスク分散しつつ高い利回りが狙える日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)についてまとめました。

リスク分散しつつ高い利回りが狙える日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)
一つの商品で一度に多くの高配当銘柄に投資が出来るETF、日経平均高配当株50指数連動型上場投信の紹介です。ETFではトップレベルの高利回り商品で個別株が怖いという人にもおすすめです。

1489は基本的に日経平均を構成する225社の中から高配当な銘柄を50社選ぶという趣旨のもと選ばれ、現在この手のETFの中では一番高配当銘柄のETFとなっていますが、今回は同じ野村の商品で、こちらの日本株高配当70連動型上場投信(ETF)について調べてみました。

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日本株高配当70連動型上場投信(ETF)の分析

ベンチマーク

日本株高配当70連動型上場投信にはベンチマークが存在します。

そのベンチマークが、野村證券金融工学研究センターというところが算出している「野村日本株高配当70」という指数。

野村日本株高配当70連動型ETFの銘柄選定の基準

こちらは野村日本株高配当70指数構成のルールブックから参照したものですが、国内に上場する株式の中から以下の条件でスクリーニング。

  • 過去3年の経常利益がマイナスではない
  • 今期予想決算期が3・6・9・12月・
  • 浮動株調整時価総額上位85%
  • 過去60日平均売買代金の上位500位
ジロ
ジロ

ってことは、2月8月のイオンなんかは入ってないのか・・・

その中から残った再度スクリーニングを掛けます。

  • 上位50銘柄は無条件採用
  • それ以降はすでに採用している銘柄を優先に採用
  • その結果70銘柄に満たない条件のときには51位から順に採用していく
ジロ
ジロ

2番目の条件はリバランスの頻度を落とすために条件付けてるんですね、なるほど・・・

その結果組み入れられている銘柄を下記に記します。

スクリーニング後の組み入れ銘柄

2019年9月時点のETF全部の組み入れ銘柄をご紹介します。

コード 銘柄 構成比率
8035 東京エレクトロン 2.09%
9433 KDDI 1.97%
9432 日本電信電話 1.92%
9437 NTTドコモ 1.83%
7203 トヨタ自動車 1.78%
8001 伊藤忠商事 1.77%
3231 野村不動産ホールディングス 1.74%
8766 東京海上ホールディングス 1.71%
6113 アマダホールディングス 1.69%
1925 大和ハウス工業 1.69%
コード 銘柄 構成比率
9504 中国電力 1.69%
8593 三菱UFJリース 1.68%
7270 SUBARU 1.67%
8725 MS&ADインシュアランスグループホール 1.67%
3401 帝人 1.67%
4185 JSR 1.66%
6448 ブラザー工業 1.63%
7011 三菱重工業 1.60%
5108 ブリヂストン 1.59%
8053 住友商事 1.56%
8031 三井物産 1.52%
4042 東ソー 1.52%
5101 横浜ゴム 1.51%
1878 大東建託 1.51%
8591 オリックス 1.48%
7751 キヤノン 1.46%
1812 鹿島建設 1.45%
4631 DIC 1.45%
6473 ジェイテクト 1.43%
9201 日本航空 1.42%
4183 三井化学 1.40%
8604 野村ホールディングス 1.39%
3436 SUMCO 1.37%
3291 飯田グループホールディングス 1.37%
2914 日本たばこ産業 1.36%
8411 みずほフィナンシャルグループ 1.36%
4061 デンカ 1.35%
1808 長谷工コーポレーション 1.35%
2768 双日 1.35%
8316 三井住友フィナンシャルグループ 1.33%
4188 三菱ケミカルホールディングス 1.33%
8002 丸紅 1.33%
7267 本田技研工業 1.33%
6471 日本精工 1.32%
4005 住友化学 1.31%
4502 武田薬品工業 1.31%
8309 三井住友トラスト・ホールディングス 1.29%
9506 東北電力 1.29%
6724 セイコーエプソン 1.29%
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1.29%
7272 ヤマハ発動機 1.28%
5214 日本電気硝子 1.27%
7182 ゆうちょ銀行 1.25%
5110 住友ゴム工業 1.24%
7259 アイシン精機 1.24%
6301 小松製作所 1.23%
6178 日本郵政 1.23%
8601 大和証券グループ本社 1.22%
4182 三菱瓦斯化学 1.21%
4902 コニカミノルタ 1.20%
4508 田辺三菱製薬 1.19%
8570 イオンフィナンシャルサービス 1.19%
7186 コンコルディア・フィナンシャルグループ 1.18%
7167 めぶきフィナンシャルグループ 1.17%
8308 りそなホールディングス 1.17%
5401 日本製鉄 1.16%
8473 SBIホールディングス 1.13%
7201 日産自動車 1.09%
8304 あおぞら銀行 1.07%
5411 ジェイ エフ イー ホールディングス 0.97%
ジロ
ジロ

なんか意外な銘柄が1位に・・・

リスクとリターン

こちらの表は野村日本株高配当70連動型ETFと日本株のTOPIXとその他のベンチマークとの暴騰率を比較したグラフになります。

野村日本株高配当70連動型ETFのリスクとリターン

基本的に日本の上場株式の中から選んでるんで、日本株(TOPIX)に限りなく近いですね。

分配金と利回り

分配は信託財産から生じる配当などの収益から経費を引いたものを全額分配されますが、経済状況によっては分配金がゼロになる可能性も否定できません。

ジロ
ジロ

個別株と違い分散した資産であるので、その可能性は低いとは思いますが。

また、リバランスなどで売買した場合に売却益が出たケースは分配対象とはなりません。

そして野村日本株高配当70ETFも、日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)同様、年4回の分配です。

こちらは直近1年、4回分の分配金をまとめたもので、1年の分配金は784円となっています。

分配時期 分配金
2019年7月 48円
2019年4月 377円
2019年1月 46円
2018年10月 313円

執筆時点(2019/9/19終値)22,030円ですから、分配利回りとしては3.56%となります。

直近の取引値はこちらよりご確認ください。≫ 野村日本株高配当70ETF(1577)

個人的な欲を言えば、ETFと言えど投資信託なので優待はもらえませんから、もう少し4%台は期待したいところです。

保有するコスト

ETFと個別銘柄との違いは、保有する期間に信託報酬が発生し、コストが掛るという点です。

この信託報酬自体は通常の投資信託でも同様ではありますが、保有する前にチェックしておきたい点でもあります。

購入時手数料

こちらは東証に上場している商品になりますので、証券会社による株式売買手数料が掛かります。

NISA口座を開設したネット証券でしたら無料ですし、1日10万円までの約定なら無料の松井証券、月額利用料200円(実質消費税のみ負担)の SBIネオモバイル証券 でしたら手数料は気にすることなく売買できます。

また日興証券のキンカブでなら100円から購入することができますので、少額投資にはおすすめです。

1株未満の端株投資ができるフロッギーのメリットデメリット
フロッギーは金額指定で株が購入できるため、ドルコスト平均法を利用して積み立てる事ができます。気になる1株未満の配当についても証券会社から按分されるとのことで、ますます使い勝手は良くなるはずです。

信託財産留保金

一般の投資信託には売却した際に一定の割合で信託財産留保金というものが掛かるものもありますが、こちらは必要ありません。

信託報酬

信託報酬は0.32%(税抜き)が以下の割合で必要になり、さらに株式の貸し付けを行った時には、日々品貸し料として40%(税抜き)掛かります。

信託報酬の内訳
委託会社 0.27%
受託会社 0.05%

その他の費用としましては、対象株価指数にかかわる商標の使用料が0.01%などもありますし、調べてみると結構コストが掛ってる感じがします。

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まとめ

個別株と違って、これらの商品のいいところは、投資した企業がつぶれるようなことがっても、大きく資産を棄損しないというところにあります。

また、高配当銘柄を買ったつもりだったけど、減配されて高配当ではなくなったという時には、配当収入の当てが外れますから、こういった商品に投資をしてみるというのも面白いのではないでしょうか。

個別銘柄の株式投資が怖いという人におすすめの日本の高配当ETF
どんな高配当株の個別銘柄でも、企業の業績によって株価下落の影響を受けます。その反面高配当ETFだとある程度限定的な下落で済む場合があります。ただしデメリットもありますのでよくご検討のうえPFに組み入れてみてはどうでしょうか。
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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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