高配当、増配銘柄に投資をしようという流れがここ数年強くなってきていたように思いますが、本日ちょっとした衝撃が。
33年もの間減配なしで株主に還元してきたキヤノンでしたが、とうとうここへきて減配を発表しました。
6月末の配当は前年同期に比べ40円減の40円にする。期末配当は未定としている。6月末の配当を減らすのは円高不況に見舞われた1987年以来33年ぶり。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61988470Y0A720C2I00000/?n_cid=SNSTW001
33年ぶりってすごいな
私は今後も端株投資を続け、配当などを受け取っていく戦略ですので、改めて考えるいいきっかけしたいと思います。
高配当銘柄の陥落
最近は株価低迷も手伝って、5%越えや6%、JTにいたっては7%なんていう高配当銘柄になってしまいました。
このツイートは2019年6月のものですが、個人投資家に人気の高配当銘柄にはこんなものがあったようです。
日産自動車はご存じのように減配し株価も下落してしまいましたし、JTやオリックスも配当こそ維持されていますが、株価はすでに下落が止まらない状態。
そして今回はキヤノン。
この表にはありませんが、ヤマハ発動機も高配当銘柄から一転、中間配当の無配を発表しています。
アベノミクスで、経済も成長して株価も上昇してるときならよかったんだろうけど、株価も頭打ちのこんな世の中じゃ・・・
(ポイズンwww)
でも実際に企業なんかは設備投資を止めてるとこも出てきてるし、高配当銘柄への投資の難しさは出てきた感じですね。
そもそも高配当って何%から?
私はFXをやめて株式に転向したときに一つの基準を自分の中で作りました。
でも、ヤマハ発動機とかJTとか買ってたろ??
課税前で3.6%だと、厳密にいうと課税後に3%を割るので、つい欲を出してたのは間違いないです。
配当などで積極的に株主に還元するのがいいのか、アマゾンのように配当を出さないかわりに会社や株価を成長させるのがいいのかは、配当というインカムゲインをどう考えるかによって変わりますので言及は避けたいと思います。
ただ4%を大きく越えるのはあまりにも出し過ぎな気はしますね。
▽NISA口座では配当金が非課税になるので、端株投資と言えどおすすめしてます。
今後累進配当銘柄や増配銘柄はどうなる?
増配銘柄だったり、累進配当銘柄など、積極的に株主に還元しようとする企業はここ数年よく見かけました。
果たして今後はどうなるのでしょうか?
こちらは上でご紹介した日経新聞の中から引用したものです。
安定配当を重視してきたが、新型コロナの終息時期が見通せず、株主還元に充てていた資金を事業運営や成長投資に割り振る。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61988470Y0A720C2I00000/?n_cid=SNSTW001
キヤノンは今後株主還元していた資金を、成長投資に割り振っていくとのことです。
キヤノンも以前は配当性向が100%を越える年がありましたし、コロナウィルスの影響がワクチンや特効薬ができるまでのものと考えるなら、配当を維持した可能性もあったかもしれません。
たぶんその他の銘柄も、株主還元については変えていくとこもでてくるんじゃないかな?
不景気に強い企業なんかもあるでしょうから一概には言えないまでも、特にアベノミクスで沸いたこの10年のうちに大きな減配や業績が右肩下がりだったような企業の方がよほど問題ありな気がします。
改めて株主も痛みを感じながら株式投資をしていく
資産形成していくためにはいかに損失を少なくして投資をするかというのは重要なことです。
ですが、やはり景気の浮き沈みの影響を受けるのは間違いのないことですし、個別株に投資をする以上はある程度痛みを分かち合いながら株式へ投資をしていきたいと思います。
アホかと言われるかもしれないけど、そんな痛みを一緒に分かち合えるような、事業に共感できる会社に投資したい。
▽改めて端株投資に関する方針を見直したいと思います。
▽高配当銘柄の個別株には減配リスクが大きいですのでETFで分散するという方法もあります。
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