投資はしたくないといった考えの人でも、将来へのお金の不安はお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか?
私もそうだったのですけど、投資には「損をしそう」といった心配事がついて回るので、なかなか踏み出すのは勇気がいりますよね。
そんな時にはまず、今の家計の現状から出来ることはないかと見返してみることをおすすめします。
なぜなら、投資や資産運用といったものにはリスクが伴うからです。
一般的にリスクというと危険性といった意味合いで取られることが多いと思いますが、投資や資産運用で用いられるリスクというものは、プラス側マイナス側それぞれの振れ幅についてさします。
もちろんプラス側のリスクを選べば儲かりますし、マイナス側のリスクを選ぶと損をします。
ところが、そういった商品を扱うより前に節約や家計の見直しをすることで、マイナス側のリスクを負うことなくお金を活かすことが出来るからです。
つまり、儲かる可能性が限りなく高いのです。
せっかくお金を運用することに興味を持ったのであれば、ちょっと今の家計を見直し、節約というものを意識してみてほしいと思います。
資産運用の前にしておくこと
借金を返済して 負の金利を持たない
まず第一歩は負の金利を持たないということです。
世の中には正の金利と負の金利の二つがあります。
正の金利はもちろん大きければ大きいほど儲かるわけですけど、一般的に負の金利のほうが大きいのが世の常です。
あなたの投資収益は決して、クレジットカードの利息を上回らない
— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2019年4月18日
なので、リボ払いしながら投資することは賢明ではない
クレジットカードの負債がゼロであることが、投資の前提条件だ https://t.co/Rs8lGrvr3v
なので、正の金利を考える前に、まず負債をゼロにすることを優先させるべきです。
何せ、借金をゼロにすることは借金につく金利分を同時に稼いでいるのとほぼ同意だからです。
ローンやクレジットを使うと、高価なものでも簡単に手に入ってしまう現代において、借金体質というのは家計にとって大打撃です。
我が家もかつては結構な額の車のローンがあり、当時は貯金のためというより、借金返済のために貯めた記憶があります。
ですから、借金がなくなってからの貯まるスピードは加速度的に増えていきました。
多分あのまま言ってたら、家どころじゃなかったんじゃないかな・・・
投資の利回りと比較して節約の効果を実感する
家計簿つけてて思うんだけど、節約って結構ストレス感じるのよねぇ
こんなお悩みは当然あると思いますが、私が一番効果を感じたのが「投資の利回りと比較して節約の効果を実感する」ということでした。
ちょっと話はそれますが、以前とても人気のあった金融商品にSBI債やマネックス債がありました。
人気の理由には資金の拘束が短く高金利であるために、一時期的な資金の置き場として最適だったんだろうと思いますが、投資を始めた直後の私にはとても魅力的だったんです。
でも100万円分買ってもせいぜい1万円(税引き前)ですし、月にすると830円ほどのリターンしか得られないのです。
それよりはついつい買ってしまう缶コーヒーやコンビニコーヒーを、持参したコーヒーなどに変えてしまえば、あえて100万円というお金を投資に充てなくても同じ以上のリターンを得ることが出来ますね。
「缶コーヒー 買ったつもりの 小銭貯金」
コンビニコーヒーを節約して月に3000円浮かせたとします。
年間に直すと36,000円ですから、それだけで100万円を年3.6%で運用しているのと同じわけです。
節約の効果が実感出来たら、まずは固定費の見直し
節約って思ったよりすごい効果があると実感していただけたのではないかと思います。
ですが、爪に火をともすような節約はやはり長続きしません。
やっぱりストレスですって・・・。あ、電気つけっぱなし・・・
そこでおすすめなのが固定費の見直しです。
一番大きいのは携帯電話の格安SIMの利用といった方法ではないでしょうか。
最初に少しだけ手間を加えることで、その後ずっと何千円というお金が節約できます。
また私が独身時代、賃料の安い物件に住み替えるというのはかなり効果がありました。
実際その最初のエネルギーが大変なんですけどね。
節約したお金には課税されない
100万円の運用であれば節約したほうが早いかもしれませんが、1000万円とかなると話は全然変わってきますから、節約することよりも、いかに高い利回りを目指すかということは大事なことになるかもしれません。
ですが運用したお金と節約したお金の決定的に異なることは、運用で上げた利益には約20%の課税がされますが、節約で残したお金には課税されることはないのです。
まとめ
自分一人がコンビニコーヒーを我慢したところで景気が頭打ちされるわけではないのですよね。
むしろその分を投資商品にまわしたほうがよほど景気の刺激になるってもんです。
資産運用というとつい高利なものを追いがちですけど、まずは普段の生活の中にある無駄使いを見直してみてはいかがでしょうか。
投資商品に興味を持っている人も多いことでしょうけど、今一度基本の節約というやつを考えてみて欲しいものです。
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