私は職業柄、橋の工事というものに大変興味があり、土木試験に挑戦をしたという経験もあります。
そんな事情もありますが、最近ではツーリング先で橋を眺めるのが一つの目的になるぐらいお気に入りです。
橋の夜景なんかは結構かっこいいんですよ。
そこで今回はそんな橋のスペシャリストの長大を、ツーリングに行った時に撮った橋の写真も併せてご紹介します。
橋のスペシャリスト長大
長大は橋の設計管理などをしている会社で、1968年に長大橋設計センターとして発足、84年に長大と社名を変更し、96年に東証2部に上場していました。
50年という歴史の中で、明石海峡大橋やしまなみ海道に掛る多田羅大橋、室蘭に掛る白鳥大橋、レインボーブリッジなどをはじめとして多くの橋の設計監理に関わっており、海外へも進出しています。≫長大関わった橋
バイクで時速400km/h達成したオスマンガーズィー橋
ご興味がおありかどうかわかりませんが、こちらの動画をご覧ください。
トルコのイズミット湾に掛るオスマンガーズィー橋を使って、バイクで400km/hに挑戦した動画です。
この橋は日本の伊藤忠商事とIHIインフラシステムが受注し建設されたものですが、この長大は発注者(トルコ政府)側として建設コンサルタントとして関与されています。
長大橋梁と長大の関係はない
長大の会社について色々調べていると、長大橋や長大橋梁といった用語を目にします。
この長大橋梁について長大に問い合わせたところ、以下のような回答を頂きました。
主に橋の長さ(橋長)が一定以上の場合、長大橋として区分されています。国土交通省:長大橋=橋長100m以上の橋梁 (参考:中小橋は、100m未満の橋梁)
NEXCO等 :長大橋=橋長50m以上の橋梁
長大橋梁と長大というのは関係ないようですね。
10万円以下で高配当銘柄 長大
購入したきっかけ
以前店頭の証券会社の担当者に、長い目で見ておすすめの銘柄として相談したところ、長大をすすめられてこの会社を知りました。
自己資本比率などもよく財務的には納得できる銘柄だったのですが、配当などにも魅力を感じることなく購入するに至らなかったのですが、現在はSBI証券で単元株として保有しています。
というのも、年間10円をベースとしていた配当金を、配当性向25%を目安にすると変更し、高配当銘柄として生まれ変わったからです。≫平成30年8月21日配当政策変更に関するお知らせ
2017年11月に指定替え
2017年11月21日に東証2部から1部に指定替えされました。
端株購入履歴
しばらく狙っていたのですが、なかなか下がってこなくて800円前半で買い付けました。
その後600円台前半で2回目、3回目は700円台に戻り始めたところで買い付けました。
買付 | 買付株数 | 買付単価 |
---|---|---|
1回目 | 50株 | 823円 |
2回目 | 35株 | 637円 |
3回目 | 15株 | 685円 |
端株でナンピンする時につくづく思うのは2回目の買い付けが一番気を使います。
上記のような買い方をすると3回目ではほとんど買付単価を下げることできなくなりますので。
四季報データ
株価 | 748 |
---|---|
1株益 | 131.8 |
PBR | 0.5 |
PER | 5.68 |
自己資本比率 | 49.6 |
ROE | 8.6 |
長大の強み
建設関連の銘柄ですので、いずれ経済危機などで落ち込む可能性もあります。
ただ、今後橋梁を含め、道路インフラの劣化、改修といったことも控えています。
そうしたときにこれだけの橋梁の設計管理をしてきた会社というものが、消えるというのも少々考えにくく、それなりに維持される会社なのかなとは思っています。
また積極的にPFI事業にも取り組んでますので、国や地方自治体の財政が落ち込むなか、これまでの実績を踏まえ展開していただけると面白いのではないかなと考えてます。
長大の優待
長大には優待が設定されていません。
長期保有するんでクオカードくださいww
おっと、心の声が漏れてしまいました。
長大の配当
過去の配当金
配当年 | 配当金 |
---|---|
13年 | 8円 |
14年 | 12円 |
15年 | 10円 |
16年 | 10円 |
17年 | 15円 |
18年 | 36円 |
配当利回り
2018年9月期では5円の記念配当を合わせて36円の配当となり、その当時の株価900円付近から換算すると約4%ほどの配当利回りとなります。
2019年9月期では1株益103円が見込まれ、配当性向25%から算出して26円の配当が支払われる予定です。
私の保有する742円で換算すると3.5%ほどの配当利回りになる見込みです。
2019年1株益211円となり、53円の配当となりました
増配は期待できないか?
配当利回りが改善したのはうれしいですが、配当性向25%前後という縛りがあると業績によって大きく減配ということも想定されます。
後々配当性向を30%、35%と引き上げてくれればまだしも、あまり期待も出来ないかもしれませんね。
ただ、本来株式の配当金というものはそういうものだと思います。
まとめ
個人的には橋というものを眺めるのが好きというのもあって、この銘柄に興味を持ち購入したのですけど、配当金生活といった面で見たときには配当金の安定という面では少し注意が必要な銘柄かもしれませんね。
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