いざ投資を始めたときって、何をしていいかわからなかったという経験ありません?
もう昔のことなので忘れたという人も多いと思いますけど、銀行口座と違ってお金を預けるという目的のところでもないし、そうかと言って誰かが横で指示してくれるわけでもないので、いざ始めようとしたときに情報の難易度も高くとっつきにくいと思う人もいらっしゃるはずです。
今でこそ、「つみたてNISAでeMAXIS Slimのオルカン一択」なんていう鉄板の流れもできてますけど、私の頃にはつみたてNISAはおろか、投資信託も積み立てがまだ1万円からだったころ。
そこで私が投資を始めたころの体験談、主に失敗談をご紹介します。
毎月分配型の投資信託を買えば定期的な小遣いになると思った
証券口座を開設した頃にはすでにFXに手を出していたと思います。
でもたび重なるロスカットでなかなか資産というものは増えずに、そこで目をつけたのが投資信託でした。
もともとポイ活(ポイントを貯めてお小遣いにする方)をしていた私にとって、定期的な小遣い欲しさに始めた投資だったので、毎月分配の投資信託を買えばいいんじゃないかという単純な発想です。
投資を始めた時の資金は2万円
投資を始めた時の投資資金は2万円でした。
買った投資信託はワールドリートオープンで、基準価額5000円くらいの時に4万口購入しました。
目論見書で確認したのは、不動産系の投資信託であることや分配金の確認くらいでしたけど、日々変わる基準価額の変動に一喜一憂しながらも、毎月もらえる分配金に凄くテンションが上がった覚えがあります。
新興国の毎月分配型の投資信託をいくらか買いすすめた
当時はまだ北京オリンピック前だったかで中国系の投資信託なんかも好調で、ブラジルボンドオープンといったBRICsと呼ばれる新興国が調子いい頃でした。
もちろん、当時は基準価額という単語や、配当金と分配金の区別、ボンド、オープン、リートといった言葉を知っていたわけではありませんし、口数買付と金額買付の違いや目論見書なんてものも意識して見たことはありませんでした。
利回りが高い商品を買えばお金が早く増えると思った
新興国の高利回り債券を買った
毎月分配型の投資信託からの分配金でお金が入ってくるのを見ると、より利回りの良い商品が気になるようになりましたが、大金を投資する気にはまだなれませんでした。
そこで目にしたものがSBI債で、当時は1年で1%、しかも10万円から買えるという事で、早速買い付けのため当面使う予定のないお金で30万ほど準備しました。
元本割れの可能性がないわけではありませんが、1年もので10万円から買えて1年という短期、しかも1%というのは当時の私にしてみると魅力的に感じました。
でもリーマンショックの余波で次々に金融危機が起きるなか、当時このSBI債とても人気があり、売り出されては即完売してました。
結局買えなかった私は30万というお金を投資するつもりでいたので、それに変わる商品を探しました。
そこで目をつけたのがトルコリラ外債。
そうか、利回りが高ければお金が早く増える。しかも債券でAAA格付けなら大丈夫だろ。
利回りはすでに覚えてませんけど、5000リラで約33万円。
後に半分以下になります。
投資資金をFXに全部つぎ込んでいた
FXは商品ではありませんが、FXであれば短時間でお金が増やせると考えていたように思います。
ただこのFXという商品は、実体のないものを取引するため、ロスカットされたときには何も残りませんでした。
ドルコスト平均法をバカにしていた
今は投資信託や株が100円から積み立てできる環境が揃いましたが、その当時の投資信託と言えば、積立は1万円、もしくは1万口購入でした。
なので、なかなかドルコスト平均法を意識した積立投資ということはしにくかったんですけど、2009年10月にネット証券でも初めて楽天証券が投資信託を1000円から積み立てできるようになったことから、やはり毎月分配の投資信託を積み立てし始めました。
その後アベノミクスで一気にプラスに転じていったことから、ドルコスト平均法がいかに優れた投資法なのかを実感することになったと同時に、資産形成に毎月分配がいかに向かないかということも実感しました。
投資には失敗談も付きものだけど、失敗は早めに経験しておきたい
私の中で人にもおすすめしたい投資法は「つみたてNISAで先進国株式一択」ですが、たぶんいろんな人がいて、投資へのスタンスもまちまちだと思います。
自分も結構な割合で株式触ってるしね。
特に投資を始めたころって、私自身も経験してきたけど、高利回りのものに気になってやってみたいと感じるものなんだと思いますから、実際に気になればやってみればいいと思います。
それがうまくいけばそれもヨシ。
そうでないなら、やはり早めに軌道修正して資産形成の時間を確保したいところです。
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