最近は「コーヒーを我慢して〇〇する」なんて言うことをいうと、人によっては詐欺師あつかいされるようになったみたいですけど、投資を始めるにあたってお金がないという人には、とりあえず私はこのコーヒーに支出するお金(ラテマネー)というものを大事に説いていきたいと思ってます。
初めて投資を始めるという人にとって、どこからその余剰資金を捻出するかというのが一つの壁ではないかと思うのです。
実際私もそうでしたけど、小遣いのなかから切り詰めても、不定期的にしかお金は貯まらなかった。
でも自分にとって優先順位の低いコーヒーを辞めることで、たった100円でも定期的に資金を集め投資を始めることができたという経験からです。
そしてこの記事の最後にも紹介してますけど、その100円の積み重ねがバカにできない結果にも。
こちらは東洋経済に掲載されたコラムからの引用。
なぜか「お金が貯まらない人」に限って、「ラテファクターの罠」に陥っている人が少なくないのです。
どうにも「お金が貯まらない人」ただ1つの悪習慣
後ほどこの引用記事のラテファクターの例をご紹介しますが、自分にとってのラテファクターというものを見つけてみましょうということで記事を書いてみます。
ラテマネーのような繰り返される支出こそ見直したい
たいていこの手の「コーヒーを我慢して〇〇」という話に嫌悪感を持つ人の反応はこんな感じ。
コーヒーくらい気兼ねなく飲みたいわよね。
カフェでランチもできないこんな世の中じゃ・・・
実際1杯のコーヒーに掛るお金なんて言うものはわずかなお金ですし、おしゃれなカフェでランチが楽しみという人もいると思います。
私も「楽しみなものを辞めてまでお金を貯めよう」というつもりは一切ありません。
ただそれが、なんとなく日常的に繰り返されているような支出ならば見直してみてもいいのではないかと思います。
冒頭ご紹介した東洋経済のコラムにはそういったお金をラテファクターと呼んでいます。
毎日飲む1杯のカフェラテのように、「毎日繰り返されるちょっとした支払い」を「ラテファクター」と呼び、その小さな出費を切り詰めることが節約につながるアイデアとして、海外で提唱されました。
どうにも「お金が貯まらない人」ただ1つの悪習慣
ラテファクターの見直しは生活習慣から?
そうかと言って日常的に支出しているラテファクターを見つけるのって、意識してないだけに難しいところです。
そこでこれまでに自分が見つけたラテファクターの一例をご紹介します。
まさにラテマネー
この時取り組んだのは、ラテファクターのラテ、まさにコーヒーを飲んだつもり貯金。
もともとコーヒーやカフェでゆったりすることになんの癒しも感じない私にとって、コーヒーというのはただの気分転換的な存在。
それでも朝はゆったりとコーヒーを飲みながら出勤したいということで、朝コーヒーをマグボトルに入れて車内で飲む。
その代わりにコンビニでコーヒーを飲んだつもりで100円を貯金するということを実行しただけ。
私のように、コンビニコーヒーや缶コーヒーは好きなわけじゃないけど習慣的に買ってるという人には、自宅でコーヒーを入れていったらいいじゃんというラテマネーの代用。
これだけですが月にすると2500円、年にすると3万円ぐらいの資金が捻出できることになります。
冬は車から降りなくてもあたたかい車の中でホットコーヒーが飲めるわけですし、出勤時の5分という時間は貴重です。
晩酌のあり方を考えてみる
仕事から帰ってからのいっぱいがウマい!という事情は私も非常によくわかります。
ですが、アラフィフになった私が感じているのは酒の体への負担。
例えば毎日飲んでいた酒の量を見直すというのは、将来の自分の体への投資にもなります。
普段飲んでたビールを1本減らしてみるとか、定期的に休肝日を設けるというのは、効果的に支出を抑えることができます。
そもそもあんたは一人で飲み過ぎだったのよ!
酒も自由に飲めないこんな世の中じゃ・・・
タバコは本気でやめてみる
喫煙者にとってはたいへんん耳の痛い話かもしれませんが、本気でタバコをやめてみるというのも面白いと思います。
私は禁煙して20年になりますが、大きな変化としてコンビニに寄らなくなりました。
なので、余計なものを買うことがまずなくなりました。
今タバコを吸っていれば、タバコを止めたお金で日に500円以上のお金を捻出することが出来るのですが、さすがに現状の生活の小遣いの中から日500円を捻出することは、上の方でも書きましたけど疲れてしまいます。
タバコを吸われている方は、ぜひ禁煙ということを視野に入れてみてはどうでしょうか。
少額なラテファクターでも支出を意識することはおすすめ
でもさ、たった数百円じゃん。
その数百円に時間が掛ると差を開くんだよなぁ
こんなことを書いておきながら感じることなのですが、たかが数百円なのです。
でも、たかがと思って消費した人と、ラテマネーとして投資をした人のこの2種類のお金。
この差は気にせず使った場合と意識して投資に回すことで生まれる金額差は単純なお金だけでなく、その倍に匹敵するんです。
さらに投資に回した場合には利回りによってさらに大きくなっていく可能性も否定できません。
コロナ禍に月3000円で投資を始めたけど、新NISAの設定変更のときに見たら20万足らずの積み立てで10万以上の含み益になってたよ。
よかったね。
月3000円というと、まさに1日100円ですが、まさにこちらの記事のとおりになったかなと。
私が妻の投資額に求めたのは「月3000円という投資額ではなく、あくまで1日100円の投資額」なのです。
投資に興味がないと言っていた妻がとうとう大きな一歩を踏みだした
くれぐれも言いたいのは、コーヒーを辞めろと言うわけではありません。
賃上げが一般的に広まりだすと、実質賃金の低下ということが言われるようになりました。
投資が一番の手法ではないと思いますが、もしも投資を始めてみたいけど先立つものがないという人に「ラテファクターを見直そう」というのは詐欺師と言われる筋合いはないと思いませんか?
ただそれ以前にラテマネーの節約だけが先行しすぎて「あいつはケチだ」といわれないようしたいものです。