なんでタバコなんか吸い始めたんだろう…
そう思ったことはありませんか?
このグラフは公益財団法人健康体力づくり事業財団というところが、JTのデータを使ってまとめた喫煙率の推移です。
昭和40年代には多くの男性が喫煙者だったのに、平成29年では全体で男性3割弱、女性1割弱という数字まで下がっています。

このグラフを見ると年々喫煙率が減っていることから、改めて禁煙している人の率も高くなっていることが読み取れるかと思います。
でも、実際にタバコを辞めようと思っても辞められない気持ちはよくわかります。
なので喫煙者だった私が、やっぱり辞めてよかった事と、実際に経験した禁煙の方法をご紹介したいと思います。
タバコを辞めてよかった7つのこと

吸える場所がなくなった
街からタバコを吸える場所というのは本当になくなりました。
喫煙者がこれだけ減りましたし、タバコが周囲に与える影響というものも認知された証拠だと思います。
タバコを辞めると分かりますけど、吸える場所を探すというのは行動は結構無駄です。
またガラス張りの喫煙室の中で吸わされる姿は正直気の毒です。
タバコのにおい
タバコのにおいを嫌がる人は多いです。
吸っていた時は気にならなかったのですけど、正直自分もこんな匂いをさせていたのかと感じるくらい気になります。
タバコと缶コーヒーの組み合わせは最悪なんですが、もっと最悪なのが灰皿にたまった水のにおいです。
あと最近の加熱式のタバコ。
あれはあれで独特の匂いがあり、決して不快でない匂いというわけではないのです。
ほこり・粉塵で汚れない

車でタバコを吸っていた時はダッシュボードの上とかに埃がたまってました。
毎回ガソリンスタンドでタオルを借りて拭くくらい汚れてたんですけど、それが普通だと思ってました。
でもタバコをやめるとダッシュボードも汚れないんですよ、不思議と。
後はタバコの灰。
灰皿ひっくり返したりしたら掃除も大変だし、車で窓開けたらタバコの灰が舞うし掃除が大変です。
たばこを辞めたら健康面が改善した
健康になったというのは少々表現が大袈裟かもしれませんけど、タバコをやめてから風邪やインフルエンザに掛ることが減りました。
タバコが与える健康面への影響というのは目に見えてわからないので、感じることはありません。
ですが「健康のためにタバコをやめましょう」というくらいですから、やはり何かしら良い影響はあるように思います。
タバコを吸わない方がモテる(かも)
上のグラフで見ると、たばこを吸う女性は全年齢で1割もいません。
という事は大多数の女性はタバコを吸わない訳ですから、タバコを吸ってる男性が好きという女性でない限り、喫煙者の男性が女性を口説こうとした時にはマイナスポイントからのスタートということになります。
どうせ口説くなら、せめてゼロ地点から口説きたいものです・・・が私がタバコをやめたのは結婚してから。残念、いや待てよ??口説くだけならありかも。
タバコ休憩によって失われる時間

喫煙者には、どうしてもタバコ休憩というものが発生します。
タバコ休憩に誘われると付き合わされることもありますし、タイミングによっては今吸ったのにという事もあります。
吸えるところまで行って、吸って戻ると5分から10分はすぐに経ってしまいます。
それが1日何回繰り返されるか分かりませんが正直労働時間の損失です。
まあ、これは職にもよるかもしれませんが、不思議とタバコ休憩が許されてる業種も多々ありますが。
金銭面
以前のブログで「メイプルリーフ金貨を燃やした男」の話を書いてたことがありますので、手直ししてこちらのブログにアップしなおいました。
私が吸いだした頃は220円とか230円の頃でしたが、それが今や500円になろうかというご時世です。
庶民の嗜好品というには高すぎる金額ですね。
それならば私はその分で毎日投信をはじめ投資をしたいと思います。
≫つもり貯金をゆうちょ銀行に入金して、来月からの毎日積立投信に費用を充てます
≫連続配当銘柄の日本たばこ産業(JT)2914の配当利回りは5%に
≫禁煙したお金を貯金せずに資産運用したらどうなるのか計算してみた
また非喫煙者のメリットとして、生命保険や火災保険などで保険料が安くなるというメリットもあります。
おすすめの禁煙方法
15年禁煙している、私の禁煙方法を紹介しておきます。
禁煙の1回目はガム
禁煙すると口が寂しいとかって言って、ガムやら電子タバコなんかをすすめる方法がありますね。
私に言わせるとあれは嘘です。
最初の禁煙の時はよく言われるようにガムを噛んだりしてました。
でも結局タバコを別のものに置き換えてるだけで、口が寂しいという習慣を無くすことはできませんでした。
約3カ月で失敗。
2回目はひたすら耐える
3カ月禁煙できたんだからとそれから半年後、再度禁煙。
その準備段階として「家と車では吸わない」と吸う場所を限定しました。
その後はとにかく耐えました。
タバコのある環境から離れてみたり、深呼吸したりしてごまかしました。
逆にタバコがあった時の習慣である、缶コーヒーを辞めてお茶や紅茶にしたりもしました。
後は精神的なものでいうと、禁煙はタバコをやめるんじゃなくて「目の前のたった1本のタバコを我慢するだけ」なんですね。
吸いたいと思う周期は必ずある
現在2回目の禁煙でタバコを辞めましたが、3カ月、半年、1年、3年といった周期で吸いたい衝動に駆られました。
「ここまで辞めれたから大丈夫」、「1本だけ」とは絶対に思わないことです。
喫煙習慣は、その1本から始まったはずです。
1回目はそれで失敗しました。
ニコチンパッチ
最近は禁煙外来とかありますから、辞めたいと思う人は受診してみてもいいと思うんです。
ニコチンパッチも禁煙外来で処方されるらしいのですけど、私的には懐疑的です。
私の場合はニコチンに依存しているというより、口にくわえるという行動に依存していた気がするからです。≫依存度テスト(外部リンク)
朝一番とか食後すぐにタバコが吸いたいと思わない人は、さほどニコチンには依存してないんじゃないかな。
もちろんニコチンパッチ自体は禁煙に効果があるみたいですから、利用できるものはしてみればいいと思います。
まとめ
タバコを吸う人にはちょっと嫌な感じの記事になってしまったかもしれませんけど、辞めたから分かるという事もあるんでお許しいただきたいと思います。
喫煙者のなかには、「税金を払ってやってる」なんてことを言う人がいます。
でも世界の富裕層はどうやって払う税金を減らそうか?と頭を悩ますのに、庶民が税金を払ってる事を自慢してもしょうがないと思うんですね。
ただ最後に一つだけ喫煙者の肩を持つなら、「体に悪いものほどうまい」というものもこの世にはあるのかも知れません。
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