先月預け入れした、年利6%の仕組み預金「コイントス」が無事、円貨で償還されました。≫年利では何と6%!! SBI銀行の仕組み預金「コイントス」に挑戦してみました
改めてコイントスの商品の説明と、この仕組み預金の向く人、向かない人というものを考えてみたいと思います。
コイントスとは
コイントスとは、住信SBIネット銀行で取り扱ってる仕組み預金で、特定日における為替レートが特定レート以上であれば円貨で、特定レートを割り込んでいれば外貨で償還されるというものです。
コイントスという商品の名の通り、償還時の通貨が円になるか外貨になるか分からないのです。
下の図によりますと、満期日の数日前になる判定日(赤線)に特定レート(水色)を割り込んでいると、その後の為替の動きに関係なく特約レートで外貨にて償還されます。
ですから、判定日にレートを割り込み、満期日に円安(上図では灰色)になっていれば年利6%の利息に加え為替差益も得られる可能性があります。
逆に元本割れをおこすケースとしましては、判定日にレートを割り込み、さらに満期日までに円高(上図では緑色)となっていた場合には満期日より高いレートでの償還となることから、為替差損が生じます。
預金保険制度適用の有無
仕組み預金って怪しげな響きなんですけど、預金保険制度の適応があります。
ただし外貨で償還された時点で、この制度の適応はなくなりますので、一応気には留めておいた方がが良いかもしれません。
仕組み預金の「コイントス」が向く人向かない人
外貨仕組み預金が向く人
コイントスに向く人は、当たり前ですけど償還時に外貨になっても問題ない人です。
外貨預金をはじめ、外貨MMFや外国株など、外貨で運用してる人は外貨で償還されても問題ないでしょう。私の場合にも外貨で償還されれば米国ETFを買うつもりでしたし、円で償還されればそれはそれで良しという思いでしたので、物は試しにやってみました。
ただ、どちらかというと円貨償還を望んでいましたけど。
円貨で望んでいた理由は、既に毎日米ドルを積み立てている事でして、ドルコスト均等法で買い付けできるトラップ式の注文方式を気に入ったからです。
関連 ≫ SBI銀行での外貨の買い付けを多段式に積立注文を入れてみた
以前も書いてますけど、ドルコスト均等法と複利は投資には必須だと思います。
外貨仕組み預金が向かない人
向かない人はその逆でして、円貨でお金を必要とする人です。
金利につられてコイントスへ預け入れしたのはいいけど外貨で償還された。大抵そういうケースでは満期日で差損を生じてる可能性が高いものです。(上図で緑のケース)
まとめ
事の発端は「面白そう」という事が一つと、たまたま特約レートが決まる直前で円高に触れていたことで、「このレートで外貨交換できればいいか」という、いくつかの条件が重なったのでやってみました。
ただ年利6%で1ヶ月という事は、10万円当たり500円程度の利息でしかありませんし、そこから税金も引かれるわけですから、次にまたするか?という質問には今の段階では「No」ですね。
参考 ≫ 外貨預金のキャンペーン金利にだまされるな。利息の計算方法と為替手数料の考え方
資金難の私にはドルコストでチマチマやってたほうが性分に合いそうです。
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