SBI証券とトップ争いを続ける楽天証券は、直感的にわかりやすいサイト作りが最大の魅力なので長く使っていくにはおすすめ。
そんな楽天証券のiDeCoのラインナップはこんな感じ。
対象 | 本数 |
---|---|
国内株式 | 6本 |
国内債券 | 2本 |
国内リート | 2本 |
海外株式 | 5本 |
海外債券 | 4本 |
海外リート | 1本 |
国内外株式 | 2本 |
コモディティ | 1本 |
バランス | 5本 |
ターゲットイヤー | 3本 |
ところがiDeCoの商品に人気のeMAXIS Slimは一つも含まれていません。
なぜならあの商品があるから。
そう、あの商品というのは楽天全世界株式インデックスファンド。
eMAXIS Slimのオルカンのきっかけになったような商品なのです。
楽天証券のiDeCoおすすめの商品は全米か全世界か
おそらく楽天証券でiDeCoを始めようと思う人の第一候補はこれらのどちらかではないでしょうか。
- 楽天全米株式インデックスファンド
- 楽天全世界株式インデックスファンド
どちらも2017年に設定された商品ですが、元はバンガードのVT、VTIに日本円で直接投資ができるようになったということで、すごい人気だったことを覚えてます。
ベース部分は全米株式よりは全世界株式かなぁ
今はとてもアメリカ株式が人気で、個人投資家さんでもわざわざ円をドルに変えて株を買っている時代。
ただiDeCoやつみたてNISAといった投資信託の運用を考えたときに、はたしてそこまでアメリカ株式に振っていく必要があるのか?というと、とても疑問なところです。
そもそも広く分散させておくために投資信託を選ぶのであれば、全世界をベースにして米国株式や米国ETF、もちろん楽天全米株式インデックスファンドでトッピングしてやればいいのではないかと思うわけです。
楽天・全世界株式インデックス ・ファンドと全米株式インデックス ・ファンドの混同に注意!
楽天全世界株式よりはたわらノーロード先進国株式
ただ私は先進国株式信者です。
一時期BRICsといった新興国がもてはやされた時代がありましたけど、現在のロシアの状態や、とても開かれたと思えない中国株式市場をみていると、あえてそこに投資をする必要がある?と思ってしまうのです。
また中国株式は日本より時価総額が大きいにも関わらず先進国株式に含まれてきていないのを考えると安心して投資をしていい国という印象がどうしても弱い。
なので選ぶとしたら「たわらノーロード先進国株式」
信託報酬のコスト面でも、ついニッセイとeMAXIS Slimのコストがずば抜けているように思いますけど、たわらノーロード先進国株式は同数値なのです。
楽天証券のiDeCoのデメリットはバランスファンド
楽天証券のiDeCoは株式投信に手数料も安くおすすめしやすいようなファンドが入っているものの、株式一本よりバランスファンド、歳を取って商品を見直してみようと思った時、バランス型のラインナップに弱点があるように思います。
ちなみにバランスファンドにラインナップされているのはこちらの5本。
ファンド | 信託報酬 |
---|---|
三井住友DC世界バランスファンド | 1.292% |
三菱UFJDCバランスイノベーション | 0.66% |
投資のソムリエ<DC年金> | 1.21% |
セゾンバンガードグローバルバランスF | 0.58% |
楽天インデックスバランス(DC年金) | 0.162% |
楽天インデックスバランス(DC年金)では非常に安いものの、株式と債券の割合が15:85と非常に債券より。
次に低コストで1本でまかなえそうなものとなるとセゾンバンガードですが、これも株式と債券の割合は50:50。
どうせこの割合で持つのであればSBI証券のiDeCoに入っているiFree年金バランス(信託報酬0.1749%)が魅力的に見えます。
iDeCoの選択肢に楽天証券は外せない気はする
楽天証券のiDeCoのラインナップに関する感想はこんな感じ。
- 株式投信が充実してる
- バランスファンドに弱さを感じる
とは言えバランスファンドの件は自分で株式を多めに買い付けるようにするなどといった工夫で何とかなるとしても、なんといっても楽天証券の使い勝手の良さは非常に魅力的。
またポイントを使った投資なども積極的に行われているので、すでに使っている人にしてみるとあえて他社を選ぶ必要もないような気もしますが、長く使うようになる証券口座になるはずなので慎重に判断したいですね。
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