長寿国家のいわれる日本もとうとう人生100年時代だそうです。
私自身40年以上生きてきましたが、まだ折り返し地点にも立ってません。
天寿を全うしようとすると、まだ倍以上生きていくことになるわけですが、大丈夫ですか?準備できてますか?
長生きできるような環境になったのはいいのですけど、長生きに対するリスクというものもあります。
大きなものとしてはお金、そして良好な人間関係、そして健康。
退職すればもちろん給料というインカムゲインはなくなりますし、仕事などでつながっていた人間関係も切れてしまいます。
何より年老いて、体が動かない、痛い、病気になるといった悩みも当然ついて回ることと思います。
これらのことについて考えてみたいと思います。
高齢化した自分に何が残せるか
じぶん年金を作ることや借金を残さないこと
お金と言う問題は大きいでしょう。
私のサラリーマン生活も半分位過ぎましたけど手元にあるねんきん定期便を見ていると年額で93万円、妻分が43万となっています。
持ち家派の私は現在は住宅ローンを払ってる身なので、将来住宅ローンを完済してしまえば住む所に困りません。
逆に賃貸派で貫いた人は、それだけの余裕をもって貯蓄しておく必要があります。
なので年金だけでも最低限食べていけるとは思うけど、孫に小遣いをやったり旅行をしたり・・・っていう満足な生活を送れるほどのお金じゃないと思うのですよ。
あとの問題は年金受給までの空白期間ですか。
投資で生活費のすべてをまかなおうと思うととてつもないお金が必要になりますけど、プラスアルファとして考えるととても気楽に投資というものに向き合う事ができます。
とりあえず私の当面の目標は、定年後もバイクに乗っていれば自力でツーリング費用が捻出できる事が目標です。
どれくらい必要か?というと
2泊3日くらいで1000kmくらい走ることを前提とした時、宿泊はビジネスホテル、ガソリンは80L程度・食費1日2000円と仮定して3~4万程度あれば楽しめてしまいます。
年3%くらいの配当期待ですと100万くらいあれば十分期待できるリターンですが、メンテナンスもあるし倍くらいは欲しいですかねぇ。
趣味を通して対人関係を作る

kinkoさんのブログで認知症予防には 「新聞(文字)を読み勉強する、人と対話をするという事が重要」って紹介されてました。【人生100年時代到来】平均寿命と健康寿命の差をなくすには?
うちの会社で建ててもらった賃貸マンションのオーナーさんでも、「毎日違う人と20人、話しをする事を目標にしている」って言われている人がいらっしゃいましたけど、確かに元気です。
その方もゴルフなどの趣味やいろんな活動を通していろんなところに対人的なグループを作られてます。
中には維持費のかかる車やバイクは最低の趣味とまで言い切る人もいますけど、そもそも趣味というものにそれなりに費用が掛かるのは当然のことです。
≫ 趣味費が浪費にならないようにメリハリをつけてきっちり貯金しよう
いろんな趣味を持って対人関係を広く持っておくことも大切な事です。
いくら趣味とはいえ、収入など考えて身の程にもよりますけど、私は車を趣味としてた時期に車の構造などを覚えて、今ではメンテナンスや異常の発見など維持費の低減にも役立ってます。
ましてバイクに乗ると脳が活性化されるというデータもありますからね。
ニンテドーDS「脳トレ」を監修したことでも有名な東北大学の川島隆太教授が「二輪車乗車が脳の活性化に及ぼす効果の研究」を2008年5月から行ない、2009年3月に1回目の実験結果を発表し、さらに実験項目を拡大して第2回研究結果を2011年9月28日に発表しました。
これは、ヤマハ発動機と東北大学加齢医学研究所(川島教授)が共同研究しているもの。
今回の第2回目では、「ギア付き大型バイクに乗っている人の脳の働きが高まる傾向にある。」「週1、2回乗ることは認知機能とメンタルメルスに好影響。」「ストレスが低下する」という研究結果をまとめている。 実験比較車には、四輪車(AT車・MT車)、電動自転車、スクーター(原付・中型)、二輪MT車(オフロード車・中型車)が用いられ実験され、その中でも脳の全頭前野の機能が多く働いたのが「大型MT車」となった。
ちなみに四輪MT車では、脳の全頭前野はしっかりと働いていたが、四輪AT車では全頭前野の働きがほとんどない測定結果となった。
また、二輪と四輪のMT車で働きが特に活発になる時が「発進・停車時」に現れる傾向であることが分かった。
投資を趣味って言ってる人もいると思うんですけど、それだけっていう人がいればそれもどうでしょう?。
確かに私も投資というものは楽しいからやってますし、いろんな情報を取捨選択したりして脳にはとてもいいだろうなとは思います。
そもそもお金の損得勘定だけで趣味を無駄と切り捨ててしまうのは、人生の娯楽や人間関係の幅を狭めてしまってとても損じゃないですかね。
老後には労働に一つの区切りが付きますから、メリハリのある人生のためにも趣味をもつというのは大事です。
どちらにしても、やってみたいこと、やりたいことというものをリストアップして、若いうちから精力的に取り組んでみるのはとても有意義なことであるのは間違いないです。
老後の健康

お金の問題もそうですけど、健康面というのはさらに大事です。
健康的でなければいくらお金があっても楽しめませんし、万一健康面に不安が出来た時には保険をもっておいて資金の流出というのをある程度抑えるようにはしないといけないかもしれません。
≫保険は必要か?と検索するなら、まずは共済でもいいから入っておくべき
私が一番気にしておきたいと思うのは歯の問題。
虫歯は万病の元にもなると言われるくらい健康への影響は大きいと言われていますし、食べるということに関しても重要な役割を担っています。
おそらく歯に関しては「8020運動」というものを聞いたことがある人は多いと思いますけど、80歳で20本の歯を残せるようにしましょうというものです。
20本の歯があれば食べるということにほぼ満足することができる本数らしいのです。
確かに噛むことで脳へ良い刺激にもなります。
以前にも書いたように私は人が食べるという行為はとても脳にも体にもいい事だと思います。
それなのに虫歯ってどうしても痛みが強くならないと歯医者に掛かるのをためらってしまいますけど、歯は特に年齢を重ねるごとにもろくもなっていきますから、若いうちからケアを心がけたいですよね。
最低でも年に1度の歯石チェックなんかはしておきたいところです。
あとは体力面。
特に重たいものを持ち上げるための筋力なんて必要なくなるでしょうけど、ケガ予防のため体幹を鍛えるトレーニングやストレッチくらいは意識したいです。
まとめ
寝たきりの70歳もいれば、健康で人生をまだまだ楽しんでる70歳もいらっしゃいます。
長生きというのは喜ばしいことですけど、どう健康的に楽しく過ごすかということを考えると、準備しておくのはお金だけじゃなさそうですね。
▽金融庁により、豊かな老後を過ごすためには2000万円不足することが分かりました。

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