端株投資に最近もっぱらおすすめしていて、徐々に私自身も移行しているSMBC日興証券のキンカブ(フロッギー)。
このキンカブとフロッギー、大枠では一緒なのですが異なる点がいくつかあるので。これらについてご紹介します。
また、キンカブとフロッギーで買った株ってどうなるのという人向けにもご紹介しますのでぜひご覧ください。
キンカブとフロッギーの注文時間と約定時間の違いについて
キンカブの注文時間と約定時間について
まず先にキンカブの注文時間と約定時間について紹介します。
朝8時までの注文を入れるとその日の前場の始値で約定し、11時30分までに注文を入れると後場の始値で約定します。
朝の8時までなら約定のタイミングを前場か後場か選べるのが一つの特徴です。
フロッギーの注文時間と約定時間について
こちらがフロッギーの注文と約定時間のタイミング。
基本的には一緒なのね。
うん、ただキンカブと違って前場、後場が選べないのも違いの一つかな。
フロッギーでは直近の場での注文しかできません。
キンカブとフロッギーの手数料に違いがあるの?
端株取引できる口座で今人気なのはネオモバイル証券かと思います。
ネオモバイル証券では月間約定価格50万円分までは実質20円で利用できますが、キンカブ&フロッギーでは特定の手数料は掛からずスプレッドを採用することで見た目の手数料を抑えています。
スプレッドってよくわからないのよね。
それをまとめたのがこちら。
例えば概算注文金額が100万円以下であり、1000円の株を売ろうとした場合スプレッドは0.5%となり995円での売却、つまり5円がSMBC日興証券の手数料というワケです。
逆に概算注文金額100万円までのスプレッドは0%なので買付価格は無料!
SBI証券の場合には売買の両方で0.55(税込)%、さらに最低55円(税込)掛かることを思うとかなりおすすめです。
キンカブとフロッギーって口座に違いはあるの?
キンカブに興味を持ったという方も多いんですけど、悩みの一つとしてキンカブで買った株とフロッギーで買った株は別々の口座で管理されるの?という心配をされる方もいらっしゃるのではないかと思います。
実は私がそうでした。
例えばキンカブ50株、フロッギー50株とした場合、別々の口座に管理されたら1単元とすることができなくなるわけです。
そこで以前SMBC日興証券に問い合わせた内容がこちら。
キンカブで買った株とフロッギーで買った株って統合されるんでしょうか?
平均取得単価算出のため、買った当日は一緒に表示がされませんが、いずれも特定口座でお買付けであれば、翌日残高が合算されます。
つまりフロッギーで買ってもキンカブで買っても、おなじSMBC日興証券のダイレクト口座内で管理されるので、dポイントで買えるフロッギーと定期積立で買えるキンカブ、両方のいいところが使えるというワケです。
フロッギーでちょうど100株買うことできる?
こちらをもう一度ごらんください。
あくまでdポイントで株式が買えるのはフロッギーで、フロッギーでは株数指定で株を購入することができません。
なのでフロッギーだけで100株ちょうどを買うことはほぼ不可能。
どうしてもちょうど100株にしたいということになると、キンカブで単元株化(下図:注文指示欄にある単元株化)という注文を出す必要があります。
もちろんキンカブの方ではdポイントが使えません。
なので、現金を一切使わず株式を単元化するためには、100株以上購入して単元株化し、その後端数を売却という処理が必要になります。
キンカブとフロッギーで端株投資には死角なし?
私自身は5年前のNISA口座をそのままSBI証券で引き継いだために、なかなかSMBC日興証券に移管できていないのが痛いところですが、ネオモバイル証券と違ってキンカブやフロッギーはNISA口座が利用できます。
ご存じのようにNISA口座では売却益や配当金も非課税になるというメリットもありますし、何より私がおすすめしたいのは100円から株やETFを積み立てできるという点。≫キンカブで積み立てられるETF
売却時に0.5%ほどの手数料が掛かるという事実はありますので、細かく売却益を確保したい人にはネオモバイル証券のほうが向くとおもいますけど、長期に株式を積み立てていこうとしたときに大変おすすめしたい口座です。
端株投資をはじめた6年前に知ってたらなぁ・・・
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