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ハイアスアンドカンパニーの不適切会計発覚で上場廃止もあり得る?

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2020年11月26日に監理銘柄(指定中)の指名が解除され、上場の変更が決定されました。続きはこちら(該当部分に飛ぶ)

SBI証券アプリを使って保有銘柄をチェック。

ふと目にした銘柄が、えらく株価が下がってる。

ジロ
ジロ

あれ?ハイアス・アンド・カンパニーの株価めっちゃ下がってるやん。

思わず何があったのかニュースをチェックすると、2日のストップ安銘柄に名を連ねてる同社の文字。

さらに適時開示を見ていくと監理銘柄(審査中)の文字やら過去の決算短信の訂正が多数・・・

ジロ
ジロ

これはただ事じゃないな・・・

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なんと上場前から不正会計か?

もう、彼らのホームページがネタの宝庫です。

ハイアスアンドカンパニーのホームページ

東京証券取引所のHPから監理銘柄をチェックしていくと、そこにはハイアス・アンド・カンパニーの名前が。

添付されたPDFを見てみると、何とも絶句の文字が続く・・・

・本件不適切会計について同社代表取締役及び同社社外取締役を含む同社取締役の多数並びに監査役の一部が関与又は認識していたこと
・2016年4月の同社新規上場前の審査期間中及び2020年7月の同社市場変更前の審査期間中において、同社が、日本取引所自主規制法人からの本件不適切会計に関連する内容の照会に関し、虚偽の回答を行っていたこと
・2020年7月の同社市場変更前の審査期間中において、同社が外部からの指摘を契機に、本件不適切会計に関連する問題を再認識したにもかかわらず、日本取引所自主規制法人に報告を行っていなかったこと
・同社が、2015年4月期から2019年4月期までの訂正後の連結財務諸表及び財務諸表並びに2020年4月期の連結財務諸表及び財務諸表について、監査法人より、意見不表明の旨の監査報告書を受領したことで、2016年4月の新規上場にかかる2015年4月期の連結財務諸表及び財務諸表に対する監査意見並びに2020年7月の市場変更にかかる2018年4月期及び2019年4月期の連結財務諸表及び財務諸表に対する監査意見が意見不表明となった結果、同社が新規上場時及び市場変更時の審査基準に適合していなかったこと

監理銘柄の指定について(PDF)

ハイアス・アンド・カンパニーは平成28年(2016年)4月5日にマザーズへの上場、さらに令和2年(2020年)7月21日に東証一部への指定変更を果たしています。

まさにこの審査期間中不適切会計について嘘の説明をしていた、さらにその状態を経営者の多くが認識していたという状態。

さらにそれを詳しくみていくと、そもそも上場基準すら満たしてなかったんじゃないの?ということが明らかに・・・

ハイアスじゃなくてハイカスやで!!

なんか言うたれ!!

ジロ
ジロ

もう、怒る気もおきない・・・

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粉飾決算をした企業はどうなった?

直近で粉飾決算をしたという会社で思い浮かぶのは東芝。

2015年の出来事でしたが、その後株価は1500円台にまで下落しました。

ほかにも化粧品メーカーのカネボウなどもありました。

そして最も大きな印象に残っているのはライブドア。

会社の経営をしていた堀江貴文氏がどうなったかご存じの方は多いと思います。

・・・ということは?

ジロ
ジロ

逃げるが勝ち!

っていうかこんな会社の株持ってたくないわ!!

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ハイアス・アンド・カンパニーはなじみがあった会社だけに残念

ハイアスアンドカンパニーのホームページ

砕石杭のハイスピード工法

全国的にどれくらいの地名度があるかわからないんですけど、ハイスピード工法と呼ばれる地盤補強工事も平成23年時点ではハイアス・アンド・カンパニーを通じて提供されていたようです。(現在の関与具合は不明)

私も自分の現場で一度施工をしたことがありますが、穴を掘ってその中に砕石を入れるだけ。

構造物ではないので撤去する必要がないとか、液状化に強いとかいろんなメリットもあるとされていますが、施工管理的にはちょっとどこまで信頼できるかなぁ?という気はしてました。

それがいいとか悪いとかって話ではなく、少なくとも鉄筋コンクリート2階建ての構造計算が成り立つ程度の補強は期待できるようですので、木造住宅程度なら全く問題はなさそうです。

施主とデザイナーを結びつけるR+ハウス

デザイナー住宅は高くなるのが一般的ですが、デザイン性と機能性、そしてそれを現実的な価格帯で実現させるのがこのR+ハウスのシステム。

これも実際に見たことありますけど、高気密高断熱でこの値段ならいいなぁと思うようなものでした。

その他、あとは知らん

ほかにも関連会社として資材販売の会社や不動産関連の会社もあるようですけど、この辺はちょっとなじみがないので割愛。

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監理銘柄になるとどうなる?

監理銘柄の確認中は現在はNTTにTOBされていずれ上場廃止が見込まれるNTTドコモや、以前ご紹介したケーヒンなど、今後上場廃止が見込まれるようなものが。

審査中にはどうどうと一社、ハイカスアンドバカンパニーが記載されています。

実際今後どうなるんでしょうね。

審査の結果上場基準を満たしてなかったというなら上場廃止も当然あるでしょうし、意外としぶとく残ったりもするのかな?

すでに手放したのでどっちでもいいんですけど、気にいってた会社もこういうことがあるとホント腹立ちますね。

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上場廃止は回避したものの、上場市場はマザーズへ変更

11月26日に監理銘柄(審査中)の銘柄から解除されました。(解除自体は27日から)

指定解除の理由としては「宣誓書において宣誓した事項に重大な違反を行った場合に該当すると認められないため」だそうです。

ただ上場前から粉飾決算の疑いが掛かること自体、かなり悪質だったと言わざるを得ない会社であることから、今後上がろうが下がろうが買うことな絶対にない会社、むしろ嫌悪感を持つ会社になりました。

2020年12月27日にはマザーズに上場替えとなり、改めて再出発ということになりますが、個別株にはこういうこともあるわけで、いい経験になりました。

詳細はこちら≫日本取引グループ

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
詳しいプロフィール ≫ こちら

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コメント

  1. shige より:

    ハイアスは私も持っていました。
    保有期間は2018年4月~2019年9月まで。

    ただ、そのころからIRの資料の訂正が多かったり、業績を強気で予想して達成できなかったり、だけど見栄張って株主総会をホテル東京雅叙園で開いたりと不信感満載だったので、損切りしました。

    今思えば、チャート的には2018年4月の時点で下落を始めているので買うべきではなかったですね。

    お互いにこの経験を次に生かして頑張りましょう。
    ありがとうございました。

    • ジロ より:

      shigeさん
      コメントありがとうございます。そういう前兆があったんですね。お互い頑張っていきましょう。

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