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バランスファンド「DCニッセイワールドセレクトファンド」の解説

バランスファンドのDCニッセイワールドセレクトファンド 投資信託
投資信託
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毎年投信ブロガーによる人気の投資信託を選ぶ、Fund of the Year(略してFOY)に常連のニッセイから出ているDCニッセイワールドセレクトファンド。

こちらは4資産(国内外の株式、債券)のバランスファンドで、そのポートフォリオの違いにより4タイプに分類されます。

その中でも最も標準的なポートフォリオ(資産構成)を持つ標準型は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用構成と似通っており、つみたてNISAで長期にわたって投資、運用していくのであれば知っておいてもいいのではないかと思い、まとめてみました。

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)の特徴

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)の基準ポートフォリオは以下のようになっています。

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)のポートフォリオ
ニッセイワールドセレクトファンド(標準型)のPF(請求目論見書より)

各資産ごとのベンチマークは以下の通りなのですが、この辺りはダイワライフバランス50と同様です。

資産 ベンチマーク
日本株式 東証株価指数(TOPIX)
日本債券 NOMURA-BPI
外国株式 MSCIコクサイ
外国債券 FTSE世界コクサイインデックス

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) の姉妹商品との比較

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) には、標準型以外に、(安定型)(債券重視型)(株式重視型)の3本の投資信託が設定されていて、いずれの商品もつみたてNISAの登録商品となっています。

そのため分かりやすいように、ポートフォリオの違いをまとめてみました。

  国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
安定型 60% 5% 25% 5%
債券重視型 45% 20% 20% 10%
標準型 30% 30% 15% 20%
株式重視型 15% 40% 10% 30%

残りの5%は短期の金融資産に充てられます。

上の表で比較していただければ、表の下に行くにつれて、債券の割合が減り、株式の割合が増えてくることが一目で比較していただけるのではないでしょうか。

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) とGPIFのポートフォリオの比較

今回はGPIFのポートフォリオをバランスファンドで実現できるか?ということを目的にこういったバランスファンドを調べていますので、DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)を参考に比較してみます。

  国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
GPIF 35% 25% 15% 25%
ニッセイ(標準型) 35% 30% 15% 20%

GPIFと比較するために、5%の短期金融資産は国内債券に含みました。

若干国内株式のウエイトが大きいようですが、GPIFの乖離率の範囲内ですし、ほぼ同じといっていいかもしれません。

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) のコスト

購入手数料と信託財産留保金

購入手数料、信託財産留保金ともにありません。

ちなみにつみたてNISAには購入手数料などが設定されていると対象商品となりません。

信託報酬

信託報酬は以下の割合で、全体として0.2%(税抜き)が掛かります。

委託会社 0.09%
販売会社 0.08%
受託会社 0.03%

このほかにも、監査費用(0.01%)や、その他の費用として売買委託手数料等の費用が発生します。

第16期(2018年2月22日~2019年2月21日)の運用報告書で実際に掛かる費用を確認したところ、消費税の掛かるものを含んで0.219%となっています。第16期運用報告書(PDF)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) のリスクとリターン

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)のリスクとリターン
DCニッセイワールドセレクトファンド請求目論見書より

この期間だけ見れば、あえてリスクの大きい新興国株式に投資するより、こういったバランスファンドに投資をしたほうが、結果的にリターンが大きくなりそうです。

ちなみに、下の表は併売されている他のファンドとの比較です。

  最小値 最大値 平均値
安定型 -1.8 1.6 0.1
債券重視型 -5.4 14.4 4.5
標準型 -10.1 20.3 6.3
株式重視型 -14.8 26.4 8.1

やはり安定型の商品になればなるほど、最小値と最大値の振れ幅は小さくなりますし、平均値も下がっていきます。

まとめ

GPIFのポートフォリオを参考につみたてNISAの商品を選ぼうとしたときには一番似通った商品であるように思います。

株式と債券の比率は50:50がいいのかどうかは個人の年齢や考えによるところではありますけど、同一の商品の中でこういった種類のものが選べるのはいいかなぁと思います。

GPIFのポートフォリオを真似してつみたてNISAの中からバランスファンドを選んでみる
分散投資を考えた時にどんなポートフォリオがよいのか考えた時、大きなお金を運用しているモデルとなる年金積立金管理運用独立法人(GPIF)のポートフォリオを参考にバランスファンドを選んでみました。
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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
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