子供の写真って増えますよね。
特にフィルムからデジタルに変わって、さらにカメラが携帯に付きだしてからというもの写真は一気に増えたように思います。
最近のスマホではコンデジなんかよりはるかに性能の高いものが出始めましたし、常に身の回りにあるスマホにこれだけの高性能のカメラが付けば、子供の初めての寝返りだったり初めて立ち上がる記念すべき瞬間を動画で撮影されている方もいらっしゃるでしょう。
なにせ、何をやってもかわいいですし、小さな瞬間を少しでも撮っておいてあげたい。
親ならみんなが思う事ですよね。
でも、あなたが最近撮った子供の写真、何枚くらい親の姿が写ってますか?
フィルムの時代はカメラで写真を撮るというときは、大抵外出先だったりして、まあそれなりの服装や、女性で言えば化粧などしている時に撮影する事が多かったのではないかと思います。
ところが写真がデータ化して、カメラ自体が日常生活に近くなりすぎて、例えば部屋着だったり、化粧をしてなかったり、髪が整ってなかったりすると、子供だけ撮って写真に写るのを嫌う人も中にはいらっしゃると思います。
子供と一緒に写真に写ることによって、今の自分の姿を残せます。
でもそれは自分のためではありません。
子供と一緒に写ってる親の写真って意外と少ないんでは?
子供の頃に親と写った写真
あなたが幼稚園だった頃の親の顔を思い出せますか?
多分無理だと思うんですよ。
せいぜい今の顔からさかのぼるくらいでしょうか。
写真というのは子供が大きくなった時に、当時の親の姿というものを残してくれるんですね。
読んでいただいてる人の中にも、自分の小学校の入学式の事とか、家族で旅行に行った時の写真を見たことがないという人は少ないと思います。
きっと写真を通して親と過ごした時間を感じるはず。
写真に写った親の姿にあなたは何を思い浮かべますか
私が生まれたのは、両親が今の実家を建てたころだったと認識しています。
過去の写真には、今よりはるかに高い金利の住宅ローンを払いながら育ててくれた親のひざに抱かれた写真がありますが、私はそれらの写真を見て自分のことを重ねます。
育児や住宅ローン、親も同じように悩んでただろうな
自分が仕事に行き詰まった時、子育てに悩んだときってありますよね。
写真の中に写った自分の親だって、一度や二度くらい私たちと同じ悩みに直面したことがあると思うんです。
そのとき自分の親がどうやって乗り越えて私たちを育て、今の生活を送っているんだろうという疑問を感じるとともに、それらを乗り越え育ててくれた親への感謝を感じます。
子供への愛情
親になった私が自分の子供に抱く感情を、きっと写真の中の親は私に対して同じ感情を持って育ててくれてただろうなと思います。
実は私は小学生のころから中学卒業のころまで、父親には怒られた記憶しかありません。
でも、時折一緒に写った写真などを見ると優しい顔で写ってるんですよね。
記憶を呼び起こすきっかけになる写真、どんな時に撮る?
我が家はすべてNASでデータを管理しているのですが、たまに写真をふり返ってて「この写真、なんで撮ったんだっけ?」という写真があるのも確かです。
でも「そうそう、この写真の直後に○○が起きてね・・・」なんて記憶を呼び起こすきっかけになったという人もいると思います。
ちなみにこの写真は長男なのですが、自分の背丈より大きなひまわりに驚いて逃げようとした瞬間の写真です。懐かしいです。
誕生日や入学式、卒業式の節目
特に誕生日や入学式などでは一緒に写真に写ることをおすすめします。
子供にとっての誕生日というのは親にとっても一つの記念日でしょうし、将来自分が祝ってもらっていたことを思い出すことでしょう。
発表会や運動会
発表会や入学式などのイベントごとの時には、一緒に写ってあげてほしいです。
ちなみに私は運動会で母と一緒に写った写真がありますけど、一緒に食べたお弁当の話とか思い出したことがあります。
でも、演技の時には肉眼で見てあげて欲しい
NASに入れたデータを見ていて思うのは、自分にとって子供たちの演技の記憶がないのです。
一生懸命練習したであろう演技をカメラで追うことばかりが優先されて、まわりの子供たちと頑張る姿を見逃してしまったように思います。
旅行などの非日常
私に子供が生まれて、人から言われて印象出来だったのはこちら。
子供にとっての非日常は意外と記憶に残る!
言われてみれば当たり前なんですけど、旅行やキャンプといった日常とは違う空間は、親にとっても子供にとっても非日常になります。
子供たちも小さいころに行ったキャンプの話は、今でもしてくるよ。
これは上の写真のあと、私がおぶって背後から撮った写真です。
おぶってもらったことでひまわりと視線が同じになり、この後ひまわりに手を延ばします。
子供にとってどこかへ行ったといったイベントは意外と覚えてたりするもののようですが、同じものを見た、同じところで遊んだという写真はいずれ良い思い出になってくれると思います。
撮った写真はどうする?
年賀状で送る
ここ最近は、年に一度以上は子供たちと一緒に家族そろって写真を撮るようにしています。
それらを年賀状として、私たちを幼少のころからかわいがってくれた親族におくっています。
最近はメールやSNSの普及で年賀状という習慣がムダとか、作る時間がもったいないといった考えを持つ人も多いようですが、自分が育ててもらった、かわいがってくれた人たちに年に一度の報告をするくらいはムダというのはまたちょっと違った論点じゃないかと思うんです。
それなら子供の写真だけでいいじゃん
とかって思う人もいるかもしれません。
友人たちも子供の写真を年賀状にして送ってくれますけど、意外と人は自分の子供に関して関心を持っていなかったりします。
「大きくなったな」とは思うけど、よその子にそれ以上の感覚ないよ。
年賀状を出す多くの人には年に一度の便りだからこそ、本人たちも元気に過ごしているという写真を使いたいと思い、子供だけではなく家族全員で写って近況報告をするように心がけています。
フォトブックにして物理的に残す
結婚してからの写真はすべてデータで管理している我が家ですが、最近痛感するのはお気に入りやよく撮れた写真などはフォトブックにして物理的に残しておけばよかったと思うこと。
小さい頃の写真ってどれも変わり映えのない写真が多く「データさえあればいい」という考えだったのですが、子供が増えて成長するにしたがってその写真は本当にただのデータに。
まして子供が小さいことというのは意外と自分の写真を見たがったりするものだし、お気に入りだけの写真をまとめたアルバムというのは持ち運びにも最適。
そう思うようになったきっかけが、ツーリングの写真をフォトブックにしたら想像以上にデキが良かったこと。
ちょっとコマーシャルにはなっちゃうんだけど、自分が使ったのはしまうまプリントのフォトブック。
1冊当たりのページ数やサイズや紙の品質、表紙のグレードなどで高くなっていきますけど、単年単位で持っておくくらいなら数百円くらいのグレードで十分。
さすがに子供たち全員分を今からやろうとは思えない段階まで来てますけど、家族写真としてみんなが写ってる写真ならやってもいいかなぁ
家族に囲まれた子供の写真を残したかった
長男が成人式を迎えるくらいの歳になってこんなことに気付いてももう遅いかもしれませんけど、もしこれから育児をしていくという人の目にとまれば、ちょっとだけ考えてみてほしい。
家族に囲まれて育った自分の写真を見る子供のことを。
何も感じないかもしれませんし、感謝するようなことがあるかもしれません。
親の自分たちとしては、写真を通して若かりし自分の姿を見るのも時の流れを痛感するかもしれませんけど、子供との思い出を子供だけで撮って完結してしまうのはもったいないと思いませんか?
親の思い出としては子供だけ写したのでもいいかもしれませんけど、子供の思い出としては親も一緒に写ってやりたいと思ってます。
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