投資の王道とも言うべき株式投資。
その魅力は値上がりによる利益はキャピタルゲインはもとより、配当や優待なども魅力の一つでしょう。
ところが最近、その株主優待について不穏な流れがあります。
それはオリックスやJTといった規模の会社まで優待を廃止するという事態。
SNS上ではそもそも優待の廃止を願ったりする声も聞かれますけど、私としては企業の優待は続けてほしいとは思います。
でも果たして今の株主優待のあり方ってどう思いますか?
行き過ぎ感のある株主優待もチラホラ
本来は本業のサービスを利用、体験してもらうものでは?
株主優待のあり方って、自社の製品やサービスを利用、体験して企業活動の認知度向上というのが本来の姿ではないかと思ってます。
私の保有する銘柄で言えばライトオンや炭火焼肉さかい(旧ジー・テイスト)。
株主には安くサービスが受けられ、企業としても株主と言えど消費者としてサービスを利用してもらって、結果的に自分の企業にお金をいれるという魂胆もあるでしょうけど、これも本来の優待のあり方だと思ってます。
換金性の高い金券の優待はやりすぎなのでは?
そういう中でクオカードやカード会社のギフトカード、ジェフグルメカードのような金券を優待としている企業も多くあります。
特にクオカードなんかは利便性も高いので人気の優待の一つですけど、これらの優待は上記のような自社でしか利用できない金券に比べて社外へお金を出すことになります。
そうなると本来の優待のあり方とは少し離れてると思うし、それなら配当として分配すればいいのでは?という気もしなくはないです。
現在はプライム、スタンダード、グロースと、以前のような1部、2部という市場から切り替わりましたが以前こんなことが。
今年になってだったか、去年だったか1部上場を果たしたモリト。株主優待がQUOカードということもあり、優待目的でなかなかの人気銘柄だったぽい。それなのに、1部上場を果たした途端に優待廃止。
https://jiro-invest.space/hakabu-no-yuutai/
2017年1月16日の記事の一部ですが、うかつにクオカード優待に手を出すとアテが外れるかもしれません。
優待を廃止する前にクロス対策をしてほしい
まあ株主優待に反対している人も、もらえるなら嬉しいと思う人は多いと思うのですよ。
ただ自分が保有する銘柄を、たった数日のクロス優待で会社利益を取っていく人がいると、それはやっぱり面白くないと感じる人が多いのではないかと。
それならば保有数のチェックをいれるとか、2年目からの株主といった方法もあるんじゃないかと思うわけです。関連 > モノタロウの長期保有制度はクロス取引による株主優待タダ取り対策?
じゃあ、それを企業がお金と時間をかけてするの??
それを言い出すとふりだしに戻っちゃう。
銘柄選びは総合利回りではなく配当利回り重視で考えたい
個人的には株主優待は全否定しないです。
これまでも買ってきたし、これからもいい銘柄があればもっとほしいです。
じゃあその優待が本当に優待として欲しいかというと、ちょっと疑問も。
なので今後持つ銘柄を考えると優待+配当の総合利回りではなく、配当利回り重視で考えたほうが無難かなぁと。
特に端株投資家として端株ホルダー期間が長いと、その途中で改悪されてしまう可能性も高いし、その優待廃止がきっかけで株価ダダ下がりなんて事もありえます。
関連 > 端株投資の銘柄に優待目的の会社をおすすめしない理由
なるべく優待を含めた利回りに惑わされず、財務状況が健全なところの配当利回りのより企業への投資をしてく方がよりベターな投資先になっていくのではないでしょうか。
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