資産運用をするうえで、どうしても見過ごしがちになってしまうのが、どこまでを資産運用に充て、どこまでを消費、浪費に回すかというところです。
私もただでさえ少ない資金をどう回していくか・・・ということには頭を悩ませていますけど、先日マンションの建築が竣工し、無事引き渡し、入居が始まったことをお祝いし、施主さんが食事会に招いてくれました。
そこで出た話を少しだけ紹介します。
以前書いたこちらの記事「人のコスパに縛られて生きていく人生は嫌だ」は、この記事の伏線として書いたものだったのですが、この記事が二番煎じの様な形になってしまいました。
後ほど改めてリンクを張ってありますので、よかったらお読みください。
高齢者の持つお金より若者のお金の方が価値がある
施主さんはすでに70を超え、現在はマンションなどの収入を使って世界中を旅行されています。
経済的自由を手にされて余生を過ごされているわけですが、気になる一言を耳にしました。
まあ、私の歳になってそんなお金があってもどれほどの価値もないですからね。それよりも若いころにもっと経験することに使えばよかったと思いますよ。
私の歳になってから挑戦したくても、身体や判断力も衰えてるし、できることって限られてますからね。お金より命、若いエネルギーのある時間のほうがよほど価値があります。
これは結果論でしかないかもしれませんが、私もこの考えに賛成なのです。
経験から人生の満足度を上げる
無駄と思えるものにも挑戦をする
今はネットですぐに、より良い選択が出来るようになりました。
ネットではムダ、もったいないと言われることであっても、実は自分にとってはタメになる時間になるかも知れません。
アメリカメジャーリーグで活躍したイチローでさえ、「無駄なことの中にも大事なことはたくさんあると思うので、体験していないうちから引くことは危険」といっています。
そういった一見無駄だと思えることに、まずは挑戦してみる。その経験をすることは必要です。
結果的に、それは自分の中で無駄だと言われる理由の裏付けになるかもしれません。
経験に時間というレバレッジを掛ける
若いうちに自分の経験のために投資をすることで、時間と経験のレバレッジを掛けて、お金以上の経験をすることが出来ます。
それは新しい人間関係の構築かもしれませんし、さらなる挑戦へのきっかけかも知れません。
いずれにしても、若いころに経験したことに時間というレバレッジを掛けることで、将来大きな複利効果が得られる可能性は無限にあるのです。
若いころにお金のためにしなかったことは、歳老いたら体を理由にもっとしない
もっとも貴重な経験だとして聞けたのはこの一言でした。
若いころって何かとお金に困ったりすることあるじゃないですか。
だからってそれを理由に経験しなかったことって、私たちの歳になったら今度は「体が動かないから、若くないから」という言い訳するんですよ。
若いころに挑戦しなかったことに、歳をとってから挑戦するには、若いころより大きなエネルギーがいるんです。
実際私たちの世代であっても、「もうそんな歳じゃないよ」「いつまでも若くない」といっているのを聞きます。
「今しないことを、なぜ将来できると思えるのか。」
私にはそれが不思議ですし、「なぜ将来あなたが生きていると思っているのか、そもそも明日生きている保証がどこにあるのか」ということを考えてみてほしいところです。
まとめ
この後こちらの記事をお読みいただくと、一層共感をいただけるのではないかと思います。
人に迷惑を掛ける、法に引っ掛かることは別としても、若さという時間を資産運用の代償として差し出すようなお金の貯め方は間違ってるんじゃないかと思います。
お金を貯める、増やすという作業は非常に時間の掛るものである以上、若いうちから意識して運用していくというのは大事なことですが「使うお金は使う、貯めるお金は貯める」というメリハリのあるお金の使い方をしたいものです。
コメント
体より先に、精神のほうが老いてしまうみたいですね。
https://twitter.com/hyuki/status/421566220530249729
私はセミリタイアしたいという気はありますが、やりたい事はとくに思い浮かびません。
なんというか、新しいことをやることが面倒くさくなってきています。
コメントありがとうございます。
せっかくセミリタイアするならやりたいことを見つけてからと思ってましたけど、そういう方もいらっしゃるんですね。
私はセミリタイアには遠く及ばないですけど・・・^^;
参考になりました。