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外壁リフォームローンを借りて、貯金を投資したらどうなる?

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持ち家も10年を一区切りとして、一度はメンテナンスをしておく必要がありまして、執筆時現在、ちょうど工事中です。

足場が立ってて、窓も養生のために塞がれているので扇風機を回してます。

さて、話は本題ですけど、以前も紹介したこちらの記事。

外壁のリフォーム代を借り入れしてみようと思ったわけ
外壁のリフォーム代金を借入し、手元資金を運用した場合どうなるのかシミュレーションしてみました。不動産投資と違い、最終的には自分で分割して支払うだけなのですけどね。
外壁のリフォーム資金を住宅ローンとあわせて借り入れしたらどうなる?
外壁塗装が近づいた我が家。今の悩みは工事代金の支払いです。現金で支払うか、はたまた金融機関からお金を借りて支払うか。もう少し時間があるので廻り道でもいいので色々考えてみたいと思います。

なんと、リフォームローンを組みつつ、手持ち資金で投資をしてしまおうという不届きな考えです。

借りた金利より高い利回りで運用できれば、ローンの利息を払っても儲かるという試みで面白いとは思いますが、妻の理解が得られなかったので、私の小遣いで損益を補てんできそうな額になる50万でシミュレーションをしてみました。

果たして改めて検証した結果はどうなったのでしょう。

今回は具体的な数字も出したうえで、我が家が選択したのはどちらだったかというのが結論になります。

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リフォームローンで投資をするシミュレーション

条件
  • ローン期間5年、借入金額は50万円とし、ローン利息は5年間で約8万円を見込む
  • 保有する株を、①ローン返済後に計58万円分を一括売却する場合と、②月々株を売却しながら返済するパターン
  • 購入する株は以前のシミュレーション同様、みずほFG(株価150円、年間1株配当7.5円)とする
  • 残り5年のNISA口座を使用する

以上のことから、借り入れ50万円で買えるみずほFGの株は3,333株(1株150円で算出)となります。

銘柄にみずほFG選択した理由は、株単価が安く、かつ配当利回りが高く、再投資が掛けやすいこと、支払い分の株数がシミュレーションしやすいことなどがあります。

50万円を立て替えておいて、5年後に一括返済する例

これは以前もシミュレーションしたので、さらっと行きたいと思います。

支払いを始めて7カ月目には、配当金として約12,500円、翌月には83株の再投資が掛けられる見込みです。

支払い回数 支払月 保有株数(株) 再投資株数(株) 配当金(円)
1回目 6月 3333    
2回目 7月 3333    
3回目 8月 3333    
4回目 9月 3333    
5回目 10月 3333    
6回目 11月 3333    
7回目 12月 3333   12499
8回目 1月 3416 83  
9回目 2月 3416    
10回目 3月 3416    
11回目 4月 3416    
12回目 5月 3416    
13回目 6月 3416   12811
14回目 7月 3502 85  
15回目 8月 3502    
16回目 9月 3502    
17回目 10月 3502    
18回目 11月 3502    
19回目 12月 3502   13131
20回目 1月 3589 88  
21回目 2月 3589    
22回目 3月 3589    
23回目 4月 3589    
24回目 5月 3589    
25回目 6月 3589   13460
26回目 7月 3679 90  
27回目 8月 3679    
28回目 9月 3679    
29回目 10月 3679    
30回目 11月 3679    
31回目 12月 3679   13796
32回目 1月 3771 92  
33回目 2月 3771    
34回目 3月 3771    
35回目 4月 3771    
36回目 5月 3771    
37回目 6月 3771   14141
38回目 7月 3865 94  
39回目 8月 3865    
40回目 9月 3865    
41回目 10月 3865    
42回目 11月 3865    
43回目 12月 3865   14495
44回目 1月 3962 97  
45回目 2月 3962    
46回目 3月 3962    
47回目 4月 3962    
48回目 5月 3962    
49回目 6月 3962   14857
50回目 7月 4061 99  
51回目 8月 4061    
52回目 9月 4061    
53回目 10月 4061    
54回目 11月 4061    
55回目 12月 4061   15229
56回目 1月 4162 102  
57回目 2月 4162    
58回目 3月 4162    
59回目 4月 4162    
60回目 5月 4162    

その結果、最終60回目には4,162株保有し、株価に変動がなければ624,000円分の株式を保有することになります。

総支払を58万円差し引いても、4万円以上手残りになる見込みです。

ジロ
ジロ

あっれ~??(予定と違う)

50万円分の株の配当を受け取りながら、返済に充てる例

実は上記の条件を採用した時には、ローンの返済分58万円(利息含む)と、株式投資分の50万円が必要になります。

そうした時にツイッターでアドバイスいただいたのがこの方法。

この時は120万円10年で返済シミュレーションをしてたのですが、ツイート主のてんさんがおっしゃるのは「保有する株式から配当を受け取りつつ、株式を売却しながらローンの返済に充てたらどうか?」という方法。

当初保有する株数は3,333株と同じながら、月に9,666円(注①)64株分を売却しつつローンの返済に充てます。

注①:ローン総額58万円を60回で割って算出

その結果はこちら

支払い回数 支払月 保有株数(株) 売却株数(株) 再投資株数(株) 配当金(円)
1回目 6月 3333      
2回目 7月 3269 -64    
3回目 8月 3205 -64    
4回目 9月 3141 -64    
5回目 10月 3077 -64    
6回目 11月 3013 -64    
7回目 12月 2949 -64   11059
8回目 1月 2959 -64 74  
9回目 2月 2895 -64    
10回目 3月 2831 -64    
11回目 4月 2767 -64    
12回目 5月 2703 -64    
13回目 6月 2639 -64   9895
14回目 7月 2641 -64 66  
15回目 8月 2577 -64    
16回目 9月 2513 -64    
17回目 10月 2449 -64    
18回目 11月 2385 -64    
19回目 12月 2321 -64   8703
20回目 1月 2315 -64 58  
21回目 2月 2251 -64    
22回目 3月 2187 -64    
23回目 4月 2123 -64    
24回目 5月 2059 -64    
25回目 6月 1995 -64   7480
26回目 7月 1981 -64 50  
27回目 8月 1917 -64    
28回目 9月 1853 -64    
29回目 10月 1789 -64    
30回目 11月 1725 -64    
31回目 12月 1661 -64   6227
32回目 1月 1638 -64 42  
33回目 2月 1574 -64    
34回目 3月 1510 -64    
35回目 4月 1446 -64    
36回目 5月 1382 -64    
37回目 6月 1318 -64   4943
38回目 7月 1287 -64 33  
39回目 8月 1223 -64    
40回目 9月 1159 -64    
41回目 10月 1095 -64    
42回目 11月 1031 -64    
43回目 12月 967 -64   3626
44回目 1月 927 -64 24  
45回目 2月 863 -64    
46回目 3月 799 -64    
47回目 4月 735 -64    
48回目 5月 671 -64    
49回目 6月 607 -64   2277
50回目 7月 558 -64 15  
51回目 8月 494 -64    
52回目 9月 430 -64    
53回目 10月 366 -64    
54回目 11月 302 -64    
55回目 12月 238 -64   894
56回目 1月 180 -64 6  
57回目 2月 116 -64    
58回目 3月 52 -64    
59回目 4月 -12 -64    
60回目 5月 -76 -64    

最後は保有株数がマイナスになってしまいました。

つまり持ち出しというわけです。

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考察

前回は120万の借り入れ、10年の返済期間でシミュレーションを行ないましたが、今回は50万の借り入れ、5年の返済期間と、それぞれ半分に減っています。

前回の記事でのシミュレーションより、はるかに魅力が少ない大きな要因は、投資期間が半分になったことで配当の複利期間が半分になったことではないかと思います。

ローン終了後に一括返済する条件で、10年まで期間を延長してシミュレーションをすると、下記の表のようになります。

61回目 6月 4162   15609
62回目 7月 4267 104  
63回目 8月 4267    
64回目 9月 4267    
65回目 10月 4267    
66回目 11月 4267    
67回目 12月 4267   12800
68回目 1月 4352 85  
69回目 2月 4352    
70回目 3月 4352    
71回目 4月 4352    
72回目 5月 4352    
73回目 6月 4352   13056
74回目 7月 4439 87  
75回目 8月 4439    
76回目 9月 4439    
77回目 10月 4439    
78回目 11月 4439    
79回目 12月 4439   13317
80回目 1月 4528 89  
81回目 2月 4528    
82回目 3月 4528    
83回目 4月 4528    
84回目 5月 4528    
85回目 6月 4528   13583
86回目 7月 4618 91  
87回目 8月 4618    
88回目 9月 4618    
89回目 10月 4618    
90回目 11月 4618    
91回目 12月 4618   13855
92回目 1月 4711 92  
93回目 2月 4711    
94回目 3月 4711    
95回目 4月 4711    
96回目 5月 4711    
97回目 6月 4711   14132
98回目 7月 4805 94  
99回目 8月 4805    
100回目 9月 4805    
101回目 10月 4805    
102回目 11月 4805    
103回目 12月 4805   14414
104回目 1月 4901 96  
105回目 2月 4901    
106回目 3月 4901    
107回目 4月 4901    
108回目 5月 4901    
109回目 6月 4901   14703
110回目 7月 4999 98  
111回目 8月 4999    
112回目 9月 4999    
113回目 10月 4999    
114回目 11月 4999    
115回目 12月 4999   14997
116回目 1月 5099 100  
117回目 2月 5099    
118回目 3月 5099    
119回目 4月 5099    
120回目 5月 5099    

5099株というと総額76万5千円ほどとなり、ローン支払い665,000円を差し引いても、まあまあのリターンに思えます。

※50万のローン支払い額は5年で額58万円となり、10年で66万5千円となる。

また、今後5年間という期間で、株価の変動がないということはありません。

もちろんプラス側に触れた時には、一括売却して返済してもいいとは思いますが、逆に触れた場合には目も当てられないことになります。

もう少し長いリフォームローン+高配当銘柄との組み合わせでシミュレーションをしてみると、また違った結果になるかもしれませんが、リスクの割にリターンが少なすぎるという結果だけはわかりました。

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まとめ

リフォームを銀行融資、手持ち資金で投資をするというのは、少し残念な結果になったように思いますけど、条件次第で無くはないかな?という印象です。

それより分かったことは、投資の期間(5年より10年)、しかも複利を利用することで、手残りがおおきくかわってくるという事実でした。

いつまでも銀行預金だけではなく、やはり資産の一部でもいいから、より高い利回りの期待できる商品にシフトしていきたいなと思いました。

▽100万円の定期預金の利息はたった1株の配当に負けます。

100万円の定期預金は、たった3000円の端株の配当に劣ることが判明
これだけ低金利だと大金を定期にしても、わずかな株の配当金にも満たない事実。もちろん元本リスクはあるものの、預貯金と投資をバランスよくすすめていきたい。

▽工事が完了しました。色々考えましたが、結果いいリフォームになったと思います。

家計にとっては大打撃。マイホームの外壁リフォームを通して感じた事
多額の出費となったマイホームのリフォーム。改めてこの家への感謝と、家族と過ごせるこの場所を守っていきたいという決意をさせてくれました。

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2008年ごろからFXで資産運用を開始、2015年のロスカットを機にして投資手段を見直して端株投資に行きつく。
すでに失敗することのできない年齢であることから、株式やインデックスを使って着実に資産運用を行う。
詳しいプロフィール ≫ こちら

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