日が暮れるのが早くなり、何かと気ぜわしい師走。
街はクリスマスムードで、正月休みを控えて賑わう季節です。
特に小さなお子さんを持つご家庭ではサンタさんやプレゼントなど、何かと話題に事欠かない時期ではありますが、こんな時こそ家内安全に年末年始の楽しい時間を過ごしてほしいと思います。
今朝はこんな夢を見ました。
今朝は他界して8年経った息子が夢に出てきて目が覚めた。
あのとき程ではないにしても、この先もこの感情が消えることはないだろう— ジロ@Jiroの端株投資奮闘記 (@JIRO_invest) 2018年12月5日
そう、息子が自宅で亡くなって丸8年が来ようとしているのですが、この夢の続きを紹介したいと思います。
夢の話なので、脈絡などはあまり気にしないでくださいね。
夢の続き
夢のはじまりは、私の高校時代の友人にばったり会い、お土産か何かを渡すのに車に戻ったことから始まりました。
車の中で友人に渡すものを手にした瞬間、寝起きの息子がいました。
「お、起きたか?すぐそこまでお土産を渡しに行くけど来るか?」
「もう少し寝たいから行かない」
「そうか・・・」
と、たわいのない会話を交わし、私が考え事をしているところで目が覚めました。
子供を夕暮れに一人にしないで
話はそれますが、この時期になると少しの立ち話のつもりが、子供の姿が消えて行方が分からなくなるというニュースを度々耳にします。
2017年広島でも親が目を離したすきに、子供がいなくなったという事故がありました。
最後どういう形で見つかったのか覚えはありませんが、あまり良い結末ではなかった気がします。
子供は好奇心旺盛なので、ちょっとしたことで車から出ていく可能性というのは十分に考えられるのです。
この時期暗くなるのが早い上に、見失った子供が大人が探す方向と逆方向へ行ってしまったら見つけるのは大変なんです。
最近は夕暮れにも関わらず無灯火の車も結構多いです。
交通の判断力に乏しい子供が無灯火の車の前に飛び出したらと思うとゾッとしませんか?
小さいうちは特に細心の注意を
先日名古屋で1歳の子供がはねられるという、やはり痛ましい事故がありました。
すでにyahoo!ニュースの記事は削除されているようですが、夕方18時過ぎに母親の後ろを一人で歩いていた男の子が車に背後からはねられたという事故です。
背後からという状況から、ドライバーの前方不注意という要因もかなり大きいでしょうけど、冬の18時過ぎというと真っ暗ですし、まだ背丈の小さい1歳くらいの子供を親の後ろを歩かすというのは、視認性を考えるとやはり危険なことではないでしょうか。
ひょっとしたらこの事故は、子供の手をつないでいたら避けられた事故だったかもしれないわけです。
「まさか」は起きる
まさかうちの子に限って、まさか自分に限って。
私も実際息子の事故に起因するリスクは把握していましたし、妻にもそういった心配は伝えていました。
でも、小学生を直前に控えた息子の年齢に起きうるとは思いもよらず、まさに「まさか」が現実になりました。
子供に不幸があった時一番悲しい思いをするのは親である
今まで何度も息子が夢に出てきたことはありますが、目が覚めた現実の世界に息子が戻ってるということはありませんでした。
翌朝私はリセットボタンを押す夢で目が覚めました。
でも、目が覚めても息子が帰ってくる事はありませんでした。
だれが悪いと言い争ったところで子供は絶対に返ってきません。
人生にはリセットボタンも、セーブポイントもありません。
リスクの過小評価による事故で自分たちの大事な子供の命が失われた時、一番苦悩の日々を過ごすことになるのは自分たち親です。
はっきり言って辛いとか悲しいとかっていうチープな感情を超越した、絶望、失意、後悔いろんな感情が巡ります。
心の底からわき上がるあの悲しみはどう表現したらいいかわかりません。
息子が亡くなった後、お腹の娘の存在がなければ、妻はもうこの世にいなかったかもしれません。
育児ストレスに負けず危険因子だけは取り除いてほしい
普段多くの時間を一緒に過ごす母親は特に育児というストレスは大きいことでしょう。
でも、「まさか」が起きたときに一番悲しまねばならないのはやはり母親ではないかと思うのです。
元の夢の話に戻ります。
ここに隠れるリスクとしては、つい長話になってしまうという恐れがありますね。
大人にとってはわずか5分でも子供にとってはとても長い時間なのです。
退屈で外にある興味のあるものに惹かれて車外にでるという可能性はありますし、帰ってこない親を探して車外に出るという可能性も十分考えられます。
チャイルドロックの掛ってない車のカギなんてものは意外と子供は開けてしまいますし、大人のしていることを見ていて、ふとした瞬間にチャイルドロックを外していることもあります。
私が出そうとした答えは、「電話してお土産を取りに来てもらおうか、でも電話番号がわからないからどうしようか…」
というところで目が覚めました。
まとめ
しつこいようですが人の命というのは、誰がどんなに願おうと返ってくることはありません。
育児ストレスに悩んでいる人にはとても無責任な事を言うようですが、おそらく子供を失ったあとのストレスはさらに長く辛いんじゃないかなって思うのです。
夫婦や両親、友人や保育園などの児童施設などを上手に利用して息抜きをしつつ、子供の身に起きる危険の可能性だけは取り除いてほしいと思うのです。
コメント