先日、会社の事務の女性社員と話をしていました。
まだまだ新しい軽自動車から、トヨタの普通車を新車で購入し、前の車は下取りだとか買い取りだとか検討したけど残金は全額ローンとか。
自分からしたら車に掛けるローン金利ってもったいないとしか思えないんですけど、次の瞬間耳を疑う一言。
私達はどうせ一生借家住まいなんで、車ぐらいは贅沢しようって旦那と話したんです。
私より一回り以上も若い彼女がそういった発言をすることに凄く違和感を感じました。
夫婦で持ち家と賃貸の意見が割れる
え?なんで一生賃貸住まいなの?
旦那はずっと借家住まいで育ったので、持ち家という概念が無いんです。私は実家が持ち家だったんで、家が建てたいんですけど。
なるほど・・・
実は知り合いにも、もう2組ほどこういう夫婦を知ってまして、やはり持家・借家で意見が分かれるのか結論が出ないまま借家住まいしています。(最後に補足あり)
確かに多額の借金ですから、どちらが得ということを考え出すと少々時間が掛かりそうな問題ですからね。
育った環境が持ち家と賃貸に影響する
育った環境がこういった考え方にも作用するんですね。
確かに二人とも持ち家で育った私たち夫婦の場合には、一生賃貸という選択肢は全くなく持ち家で話がまとまりましたし、私自身も連休で実家に帰省した時には持ち家で育ててもらってよかったと感じています。
自分が持ち家で育ったからと言って持ち家を勧めるつもりもなく、ここで持家・借家どっちが得かという議論をするつもりは毛頭ありませんが、持ち家になってローンを抱えると後戻り出来なくなるのは事実です。
住み家を変えられる賃貸は確かに有利
以前、家を建てたら水害に遭ったという人の話を聞きました、
「新築時にお祝いに行ったけど、次に行ったのは水害復旧のお手伝いだった」ということで、災害の多いこの日本では、自宅ごと被災するという可能性は誰にも否定できるものではありません。
また2018年7月の豪雨災害では、私の通勤途中にある、新築そっくりさんでリフォームして半年ほどの家屋が水害に遭いましたし、私の後輩宅も床上浸水しました。
こういった自然災害で被災したことを考えると、住み替えの効く賃貸には大きなメリットがあります。
また災害の有無にかかわらず家族構成の変化によって住み替えられることも有利な気はしますが、私は引っ越しが嫌だなぁ。
賃貸派は老後の家賃もしっかり確保しておこう
それにしても賃貸派だから車は贅沢しようって、老後資金のこととかどうするんでしょうね。
最近は車を含め保有からレンタルというように考え方も変わってきています。
ですがレンタルというのは使用する期間はずっとレンタル料、ここでは家賃を支払い続けなければなりません。
持ち家に比べて経済的負担が少ないと言われる賃貸の場合には、しっかり貯蓄、運用して老後に備える必要があります。
関連 ≫ 賃貸派は老後のために、持ち家派より余分に貯蓄しておこう
動産物のローンは極力少なくしておこう
不動産と違い、事故などで壊れる可能性の高いようなものは極力現金で買うか、頭金を入れてローンの負担を軽くしておく必要があります。
そうでないと事故などで買い換える時には二重ローンなどに陥り、徐々に貯金のできない家計になっていくからです。≫ 借金体質はなんとかしたいが、一度はまると改善するのはとても難しい
こういった経験から車は贅沢しようと再々ローンを組んで買い換える事はとっても無駄な気がしてなりません。
金利の高い自動車ローンを5年ごとに組み続けるぐらいなら、家のローン金利分ぐらいは長い目で見ると払えそうな気がするのですけどね。
まとめ
私の中で持ち家という賃貸という議論については決着していますが、この内容には多くの議論を生むところです。
持ち家にすると長期間住宅ローンに縛られることになりますし、転職などといった時にどうしても足かせになる可能性もあります。
夫婦間での持ち家、賃貸といった考え方や、特に「共働きで借り入れする住宅ローンの資金計画は慎重に」検討してください
補足
文中に出てきた、賃貸派持ち家派で意見が分かれていた知り合いの2組のうち、1組は自宅を新築しました。
ご主人が賃貸派、奥さんが持ち家派だったのですけど、今ではご主人も家を建ててよかったと言っているようですよ。
住居に関わる満足度というものは、持ち家の方が高そうですね。
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