リアルな人間関係において投資の仲間に恵まれるというのはなかなか幸せなことでして、ネット上やSNSで語るのとは違った面白みというものがあります。
なにせネット上やSNSというのは、多くの場合に画面上の文字でのつながりですし、相手に自分と違った意図で伝わる、相手の何気ない発言をこちらが不快な意味で解釈するというのはよくあることです。
その点リアルな人間関係で、お互いのことをある知り、顔の表情が見える状態での会談は、相手の知らなかった情報、自分が忘れかけていたことなどを思い出させてくれるものです。
以前は同じFXという同じ金融商品を通して資産運用をし、現在では自分たちで自分たちに合った商品を選べるようになった私たちの話を少しだけ紹介します。
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投資の方針の違い
ドルコスト平均法の投資信託の積立と端株投資
私はロスカットした時に残ったのがドルコスト平均法で積み立てた投資信託と、配当金目当てで始めた端株で投資をしています。
私はこのブログでご存じの通り、端株投資で資産運用をしています。
私にとって投資したもの(株式)から現金で収入があるという配当金というのは、「お金が増えた」「お金が働いてお金をもたらしてくれた」というのが分かりやすく、自分の性分に合ってると思いました。
また、FXでほとんどの資産を吹き飛ばした時に残っていた現物資産の投資信託(当時は毎月分配型のもの)は端株投資を始めるにあたって、大きな資金源となってくれたからです。
米株ETFとFXでの高金利通貨スワップ運用
私は米国ETFのPFFとVYMの毎月積立、あとはFXでランドとトルコのスワップ運用。妻の口座ではつみたてNISAで日本株の投資信託を積み立てています。
米国ETFについては私と彼の意見はほぼ合致しており、私も運用しています。
FXのスワップ運用については、ランドでスワップの複利運用を思い描けるものがあり運用しているようなのですが、私としてはどうしてもその出口戦略についてイメージが付かなかったので現在はしていません。
高金利通貨でのスワップ運用の限界
私も豪ドルの「スワップ運用+利幅を取って決済」というだいぱぱ手法を参考にしてトラップトレードをしていました。
同時期FXをしていた人なら懐かしい名前だと思いますが、すでに豪ドルも米ドルより低い金利政策となり、現在豪ドルでのスワップ運用は事実上破綻してしまっています。
そして彼の選んでいる通貨は、「南アフリカランド」と「トルコリラ」のスワップを利用した複利運用。
去年くらいまでは、シミュレーションの想定内ほどにうまくいっていたようなのですが、ご存じのように南アフリカランドやトルコリラといった高金利通貨に独特の弱さにより不安はあるようです。
私たちも何度かロスカットを経験していますので、かなりレバレッジは抑えてるようですけど、「現状はプラス決済出来ればいい」というところが本音のようです。
実は私も忘れたころに思い出す程度ですが、FXは卒業したと言いながらランドをスワップ運用している口座があるのでよくわかります。
米国ETFの買い付けに対する迷い
最近米国でも金利を引き下げる動きが続いています。
そんなこともあり、若干米国ETFには弱気になってました。
かといって現状は高値圏にもあるように感じますし、果たしてこれでいいのだろうか?という気はします。
そこで提案してみたのはBND。
債券で作られたこのETFは、VYMやHDVなどと比べると見劣りするものの、決して分配利回りが低いわけでもなく、うまくいけば株式ETFとの相関関係からリセッション時にはメリットが得られるかもしれないという期待を伝えました。
すでに金利引き下げが始まっているので遅いかもしれませんけど、選択肢としてはありなんじゃないでしょうか?
株式だけとは違い、債券というものの安定性もなかなか捨てがたいものがあります。
日本株や日本株ETFについて
米国ETFがメインとしながら、やはり日本円でのインカムというものに興味がわいてるみたいで、端株投資をすすめてみたところ、やはり個別株は怖いということでした。
なので、高配当ETFについて説明しておきました。
シミュレーションでいっても、その過程には不安がつきもの
FXのスワップ同様、日本株の高配当銘柄での複利運用については、多くの投資家ブロガーさんがシミュレーションしています。
確かに何十年といったスパンで複利運用したときには、現状の株価が半額になっても儲かるシミュレーションになると思います。
ただ、シミュレーションから時間が経つと、状況は大きく異なります。
私の知る豪ドルスワップ運用していたブロガーさんもとうとう決済されたようです。
豪ドルの50円台のポジションを持ちながらも、やはり投資の前提であるスワップが崩壊した今となっては賢明な方法だったかもしれません。
シミュレーションでは儲かることはわかっていても、大きな含み損を長期間抱えるのはメンタルに負担ですし、ネガティブ材料には不安を掻き立てられるものです。
その為にも今一度自分の投資に対する信念というものを確立し、ものまね投資ではないスタンスを持っておくことが必要だよねと強く感じました。
まとめ
ツイッター上で流れている情報をつまみ食いしてみるというのも、自分にとってプラスになることもあります。
ただ、こういった投資に対して弱気になった時、同じように経験している投資仲間の存在というのはとてもありがたいものです。
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