端株投資を始めて以来ここまで長い道のりでしたが、徐々に単元株化出来てきた銘柄も増えてきました。
投資信託は資金が少ないうちというのはとても小回りが効いていい商品なんですけど、やはり投資をするうえで投資をしたものからの何かしらのリターンを感じること、つまり配当金や株主優待がもらえるというものはとても励みになるのです。
配当には税金もかかるしインデックス投信こそ至高であり究極。
といった主張もそのとおりなんですけど、少なくとも自分には定期的にもらえる配当金は励みになりましたし、その都度再投資に回してきました。
特に100株という単元株に縛られない端株投資は、わずかな配当金であっても再投資することができるというメリットを感じているのでまとめてみたいと思います。
端株投資のメリットについてはこちらも参照してください
端株投資の最大の魅力は配当金で再投資できること
端株投資でも1株当たりの配当は、単元株主と同じ額が貰えるとご説明しましたが、ここに面白いシミュレーションをされた方のツイートをご紹介します。
ちょっと計算してみた
JTに100万一括投資
配当再投資のみ入金なし
株価2,300円で固定
配当半年ごと77円固定
税金20%
これで10年間投資するとリターンはこうなる
端株あり⇒約170万
単元のみ⇒約160万
個人的には少なくない差だと感じるけどどうでしょう?
※2019年8月9日に投稿されたツイートですが、現在アカウントごと削除されていますので、内容だけの紹介とさせていただいてます。
せっかく興味深いツイートを見つけたので、こちらを元にシミュレーションしてみました。
配当金の再投資シミュレーション
端株投資のツイート主と同じ条件で、100万円を株価2300円のJT株式に集中投資したと仮定します。
すると単元株投資だと400株しか買えないのに対し、端株投資ですと434株購入できます。(投資できない残金は下記のイラストのように単元株だと8万円、端株投資だと1800円になります)
この時点ですでに34株分、配当が多くもらえますね
設定上半期の配当金は1株当たり77円ですので、単元株式だと税引き後24,640円の配当金が、端株投資だと26,734円の配当が受け取れます。
特別復興税は加味しておりませんが、この時点で配当金にはすでに2,000円以上の差が生まれ、配当金だけで11株、当初の投資資金の残りである1,800円を足すと12株の再投資が可能になります。
単元株で買おうものなら、あと7回くらい配当貰わないとね(;^ω^)
この差を繰り返していくと、下のような結果になります。(ともにクリックで開く)
配当金 | 累計配当 | 再投資株数 | 保有株数 | |
---|---|---|---|---|
1回目 | 24,640 | 24,640 | 400 | |
2回目 | 24,640 | 49,280 | ||
3回目 | 24,640 | 73,920 | ||
4回目 | 24,640 | 98,560 | ||
5回目 | 24,640 | 123,200 | ||
6回目 | 24,640 | 147,840 | ||
7回目 | 24,640 | 172,480 | 100株追加 | 500 |
8回目 | 30,800 | 203,280 | ||
9回目 | 30,800 | 234,080 | ||
10回目 | 30,800 | 264,880 | ||
11回目 | 30,800 | 295,680 | ||
12回目 | 30,800 | 326,480 | ||
13回目 | 30,800 | 357,280 | ||
14回目 | 30,800 | 388,080 | 100株追加 | 600 |
15回目 | 36,960 | 425,040 | ||
16回目 | 36,960 | 462,000 | ||
17回目 | 36,960 | 498,960 | ||
18回目 | 36,960 | 535,920 | ||
19回目 | 36,960 | 572,880 | ||
20回目 | 36,960 | 609,840 |
配当金 | 累計配当 | 再投資株数 | 保有株数 | |
---|---|---|---|---|
1回目 | 26,734 | 26,734 | 12 | 446 |
2回目 | 27,473 | 54,207 | 12 | 458 |
3回目 | 28,212 | 82,419 | 12 | 470 |
4回目 | 28,952 | 11,1371 | 13 | 483 |
5回目 | 29,752 | 141,123 | 13 | 496 |
6回目 | 30,553 | 171,676 | 13 | 509 |
7回目 | 31,354 | 203,030 | 14 | 523 |
8回目 | 32,216 | 235,246 | 14 | 537 |
9回目 | 33,079 | 268,325 | 14 | 551 |
10回目 | 33,941 | 302,266 | 15 | 566 |
11回目 | 34,865 | 337,131 | 15 | 581 |
12回目 | 35,789 | 372,920 | 15 | 596 |
13回目 | 36,713 | 409,633 | 16 | 612 |
14回目 | 37,699 | 447,332 | 17 | 629 |
15回目 | 38,746 | 486,078 | 17 | 646 |
16回目 | 39,793 | 525,871 | 17 | 663 |
17回目 | 40,840 | 566,711 | 18 | 681 |
18回目 | 41,949 | 608,660 | 18 | 699 |
19回目 | 43,058 | 651,718 | 19 | 718 |
20回目 | 44,228 | 695,946 | 19 | 737 |
ちょうど10年という単位では保有する株式が137株も差が開くのね
正直ここまで開くとも思いませんでしたけど、配当金を複利運用すれば雪だるまのように増えていきますからね。
注意 仮定に基づくシミュレーションで、実際には株価の変動や増減配といったリスクが存在します。
複利運用は投資の基本。そしてフロッギーなら1株未満の株式投資も可能
私は常々投資には「ドルコスト平均法」と「複利運用」を意識するのは、個人投資家には大切な事と考えています。
端株の配当から得たお金というのは大した額ではありませんが、それをきっちりと再投資することによって、次の時にはより多くの配当を受け取ることも可能であることが上のシミュレーションよりご理解いただけたと思います。
そして今回のシミュレーションより、さらに効率よく再投資する方法がSMBC日興証券のダイレクトコース(インターネット取引)で提供されているキンカブ。
キンカブ(フロッギー)だと、なんと100円から株式を買うことができます
株式って変動するし、100円で買えるってどういうこと?
最初システムの理解にかなり苦しんだんだけど、とにかく100円分単位で株を買うことができるんだ。
下の図はイメージなんだけど、配当金の再投資には最適なんだ。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
1株単位でも買える端株投資で複利運用を心がけたい
株式の配当金の計算方法は「1株当たりの配当×保有株数」となりますが、その1株あたりの配当金というものは単元株主であっても端株の株主であっても同じです。
配当金そのものは少なくても、配当利回り自体は変わらないよ。
なので銘柄や保有株数を増やすことで、だんだんまとまった額になります。
最初は凄く地道ですけど、日々の節約を意識しながら株を買い、そして配当金は再投資していくことで将来大きなリターンをもたらしてくれるものです。
ケチと言われるようになっては本末転倒ですけど、倹約投資家にはなりたいですね。
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