私が子供のころから比べても、今の世の中はとても便利になりました。
やはり大きく変わったと思うのは、スマホやインターネットの環境は大きいと思います。
本だってスマホやタブレット一つで持ち運びできるご時世ですからね。
そんな世の中なのに、子供に非効率な思いをさせたいというと誤解を生じるでしょうか?
別に、「自分が今の環境で育ったわけではないから同じ思いをさせてやろう」という理由ではないんです。
あくまで教育の一環として、子供にはとにかく効率の悪いことを経験してもらいたいと思っています。
五感に訴えるもの
冒頭にも触れましたけど、本も新聞も電子化の時代です。
もちろん省資源、省スペースで効率良いです。
きっと満員電車のなか、スマホでニュースや出来事を確認している人も多いことでしょう。
ただ、本の匂いだとか、ページをめくることだとか、読めば読むほど残りのページが少なくなっていく視覚的、手に伝わる重量感みたいなのって電子書籍ではありえないです。
新聞にしても大人が持ち歩く都合では電子化された方が都合はいいですが、子供たちと一緒に読める、古くなれば工作に使えるなど、紙媒体のメリットも多いです。
別にこんな経験したからどうなるわけではないでしょうけど、感受性の高い子供たちですから何かしらの影響を受けてると思うんです。
本は読む、画面は見る
私が慣れてないだけなのかもしれませんが、本や新聞は明らかに読んでます。
ところが、スマホで読む本や新聞記事というのは、どうも入っていけないんです。
文字を追ってるだけという感が抜けません。
めんどくさい思いが記憶の定着に
調べ物も私はすぐにインターネットに頼ってしまいますが、子供には辞書や出来ることなら図書館で本を使って調べるという行動をしてほしいです。
体を使って覚えたことって、いろんな経験を通して忘れにくいと思うから。
また、そのめんどくさい思いを2度としないためにも、「もう忘れない」という思いにもつながるはずです。
他にも例えばノートに書き留めておく、すぐにその情報が取り出せるようにしておく、といった工夫につながります。
辞書引き学習法
妻は電子辞書を与えようとしてたみたいですけど、私は徹底して辞書を引かせました。
ページをめくる、あいうえお順で単語を追っかけるという事は勉強には価値があると考えます。
以前テレビで、辞書で1回調べた単語に付箋を貼って、どれだけ辞書を引いたか視覚的に確認できる勉強法みたいなのが紹介されてました。
息子にもさせてみたんですけど、事故前の5年生1学期までにしては、まあまあ頑張ったんじゃないかな?
以前は開く側にも貼ってあったんですけど、開きにくくなったとかで剥いだみたいです。(当たり前ですねw)
テレビでは、辞書が変形するほど貼ってる子もいましたけど、少なくとも私が小学生の頃よりは辞書引いてるはずです。
すべては創意工夫のために
大人がより便利な方法、簡単な方法というものを教えてやることはとても簡単です。
でも、子供にとってはそれでいいんでしょうか?
確かに調べ物する為に図書館に行ったりするのは確かにめんどくさいし、効率悪いです。
でも不便さを知らずに簡単で便利なものばかり使うと、それが当たり前になってどうすれば効率よく便利になるか創意工夫をすることもしなくなります。
こういう経験から導かれるのがコスパであり要領のマニュアルであるべきです。
同じことをするのに、「どうしたら早く、綺麗に、安く、正確にできるか」という事は社会に出ても求められることではないでしょうか。
会社や業界によってはマニュアルというものがあるでしょうけど、こうしたらもっと効率よく出来るのではないか?といった工夫での繰り返して、マニュアルは出来あがってるはずです。
マニュアルもたまには原点に戻れ
会社でこんなことを考えたことはないですか?
会社のマニュアルってこうなってるんだけど、なんでそんなことしないといけないの?
いや、それがマニュアルだから
え~?こうしたらいいじゃん
こんな違和感感じたことありませんか?
改善していてベストと思われるマニュアルであっても、原点に戻れば別のマニュアルも出来上がることだってあります。
生活をしていくことにおいても、「より快適に、便利に」という工夫はしたいですもんね。
まとめ
どうせ年齢が上がって知恵がつきだすと、すぐにスマホだなんだと便利で簡単なものに頼るようになるでしょう。
だからこそ子供のうちには大人が便利なものばかり与えず、効率の悪いことを経験してほしいと思います。
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