コロナウィルスの影響で各方面で大きな打撃を受けている世界経済をよそに、米株をはじめをはじめ日本株も謎の上昇をしています。
なんだかんだ言って、株価が安定しているのは精神衛生上いいのでありがたいことではありますが、むやみに買い進むとはしごを外されて一気に苦しくなりそうなのですし、すでにこの2月3月では程よく買ったつもりでいるので、無理に飛び乗るのはやめておこうと思ってます。
さて、持ち株のほうで一つ大きな動きがありました。
それはFXを辞めてから改めて株式投資に目覚めた時に買った株式「朝日ネット」をとうとう手放し、銘柄の持ち替えをしました。
朝日ネットをNISA口座で購入
朝日ネットを購入したのは2015年12月で、当時NISA口座で保有しました。
10万円以下で買える銘柄だったのはありがたかったですね。
プロバイダーのASAHIネット
朝日ネットはASAHIネットというインターネットプロバイダー事業をしていまして、最近では格安SIMへも参入しています。
インターネットが立ち上がった時代にはプロバイダー事業というものはかなり儲かったと聞きますが、今はどうなんでしょうね?
ただこの銘柄を理由の一つとしては「プロバイダー業者って頻繁に変えるかな?」と考えた時に、「ある程度安定して事業が行われるんじゃないかな?」ということを考えました。
朝日ネットの株価
こちらが朝日ネットの過去6年ほどのチャートです。
一番左端が2014年7月ですが、見事に株価はヨコヨコで推移してますよね。おかげで持ち心地のいい銘柄でした。≫最新の株価を見る(株探へ)
株主優待はなし、配当も増配なし
朝日ネットには株主優待が設定されていません。
プロバイダー料金の値引きとか、TOKAIホールディングスみたいに格安SIMの割引とかやってくれたら嬉しいのに。
朝日ネットの配当は半期ごとに900円で年間1800円。
保有した株価518円で約3.5%と、決して悪い配当ではなかったかなと思ってますが、私の保有期間中増配された記憶はありません。
2019年の年末にロールオーバーできず
NISA口座で518円で買って829円で売ったらなら非課税だし儲かったね・・・
ところがそうはいかなかったんだ・・・
2015年に買った銘柄は2019年にNISAのロールオーバー期限を迎えます。
NISAでロールオーバーさせると、翌年つまり今年の分のNISA枠を削るというデメリットはありますが、私にとっての年間120万円非課税枠というのはなかなか使い切れるような額でもないので、ロールオーバーさせるつもりでした。
ところが私がロールオーバーの手続きをしようとログインした時、SBI証券のシステムの関係でロールオーバーできませんでした。
その後救済措置として何日か延長されましたが、その措置に気付かずロールオーバーの期限切れ。
結局、朝日ネットは631円で特定口座へ移管されました。
朝日ネットを売って高配当ETF(1489)に乗り換え
今回手放した理由の一つに、年間の配当インカムを増やそうという考えがありました。
朝日ネットによる年間配当は1800円ですが、利確したお金で銘柄を持ちかえれば、それ以上の配当収入が期待できると考えました。
選んだのは高配当ETF(1489)
最初朝日ネットを手放そうと思った時には個別株を買おうと思ってました。
ですが、いろいろ考えていたらめんどくさくなって、結局「日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)」に決めました。
(ギクッ)
そ、そうなんだ。
確かに1478のほうが1口の基準価額が安いから、資金の小回りは効くんだけど、今回は朝日ネットの配当の変わりに保有するつもりだったから、1489にしたんだ。
ちなみに3口買ったので、年間の分配金は約4,000円くらいになる見込み。
朝日ネットの倍になりますね。
高配当ETFといえ、各個別の高配当銘柄の配当が下がれば当然に分配利回りは下がるわけですけど、日経にある程度連動することが期待できるので、上がれば売却してもいいかなとは考えてます。
個別株で検討した銘柄
参考までに個別株で検討した銘柄の一部はこちら。
銘柄 | コード | 株価 |
---|---|---|
JXTGホールディングス | 5020 | 383円 |
ラウンドワン | 4680 | 676円 |
ヤマハ発動機 | 7272 | 1,318円 |
ブリヂストン | 5108 | 3,327円 |
その他 |
これに関してはまた機会があれば書きます
個別株は日経と逆走することもあるから面白い
今回は個別株を辞めた形で高配当ETFに落ち着きました。
ですが個別株は今回の朝日ネットのように日経が落ち込んでも逆走して上がるものもあれば、日経が爆上げしているにもかかわらず下がるものもあります。
そういった意味では「いろんなジャンルの銘柄を組み合わせておけば、それぞれがヘッジできるのではないか?」といったことを考えて、資金のない私が落ち着いたのは端株投資となったわけです。
今後2番底、3番底があった時には改めて端株で個別株を拾っていけるように、銘柄を見繕っておきたいところです。
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