マネー雑誌を見てもインターネットを見ても、はたまた知り合いの証券マンさんと話をしていても、最近はアメリカ株式が主流になってるようです。
ネットバンクでも手数料の改正などもあり、非常に始めやすくなっているのは事実なんですけど、気がかりなのは日本円から米ドルに換えないといけないということ。
なぜならそこには手数料が発生するから。
以前、外貨建ての資産として一般でも手を出しやすかったのが外貨預金ですが、外貨預金は銀行の手数料稼ぎなどと言われて、為替手数料が引っ掛かるという人も多いと思います。
そこでおすすめなのが住信SBIネット銀行の外貨積立。
ネット証券で外貨に交換するより断然安く交換できるのでおすすめです。
住信SBIネット銀行の為替手数料がネット証券より安い
住信SBIネット銀行の取扱通貨による為替手数料
まずはこちらが住信SBIネット銀行の為替手数料。
通貨 | 為替手数料 | 積立時の手数料 |
---|---|---|
米ドル | 4銭 | 2銭 |
ユーロ | 13銭 | 11銭 |
ポンド | 28銭 | 23銭 |
豪ドル | 25銭 | 5銭 |
NZドル | 25銭 | 23銭 |
カナダドル | 25銭 | 23銭 |
スイスフラン | 28銭 | 23銭 |
香港ドル | 5銭 | 3銭 |
ランド | 14銭 | 12銭 |
きっと以前外貨預金をされていた人なんかはびっくりするくらいの手数料の安さではないでしょうか。
とくに米ドルの安さが凄いね!!
でも積立のときの為替手数料は、買付(円から外貨)のときだけしか適応されないことには注意しておきたいね。
日本人が外貨預金や海外への投資により利息や配当収入を得たとき、最終的には円に戻すことを考えると、現状では積立時の買付コスト2銭と円転の際の売却コストで4銭がかかることになり、1ドルに掛かる手数料は計6銭となります。
仮に1ドル115円と仮定したときには、0.06円÷115円×100=0.05%となり、この程度の手数料で外貨に投資できるのなら面白いと思いますね。
ネット証券との為替手数料の比較
さて、こちらが住信SBIネット銀行と各ネット証券の為替手数料の比較の表。
通貨 | SBI銀行 | S証券 | R証券 | M証券 |
---|---|---|---|---|
米ドル | 4銭 | 25銭 | 25銭 | 25銭(0円) |
ユーロ | 13銭 | 80銭 | 50銭 | 50銭 |
ポンド | 28銭 | – | 70銭 | 70銭 |
豪ドル | 25銭 | 1円 | 70銭 | 70銭 |
NZドル | 25銭 | 1円 | 70銭 | 70銭 |
カナダドル | 25銭 | 80銭 | 80銭 | 80銭 |
スイスフラン | 28銭 | – | – | – |
香港ドル | 5銭 | 15銭 | – | – |
ランド | 14銭 | 30銭 | 30銭 | 30銭 |
ネット証券と比べてもダントツに安い。
SBI証券で米国株に投資をされている方は、住信SBIネット銀行から入金すると入金手数料もかかりませんのでおすすめです。
もっと安く外貨に変えるならキャンペーンを利用してみる
為替手数料無料のキャンペーン
住信SBIネット銀行は年に何度か為替手数料無料といったキャンペーンをしています。
こういう機会では外貨への為替手数料が掛かりませんので、気になる方は試してみるといいかもしれません。
ただし、円転の際には通常の手数料が掛かります。
仕組預金に挑戦してみる
住信SBIネット銀行ネット銀行の仕組預金「コイントス」。
こちらを使うとレート次第では現状のレートより安く交換することができるかもしれません。
円で預け入れして、判定日のレートによって円だったり外貨で償還されますけど、外貨になってもいいという人には問題はないかもしれません。
詳しくはこちら。
外貨預金のキャンペーン金利にだまされるな
たまに外貨預金の金利が異常に高く設定されたキャンペーンあるけど、ああいうタイミングって思いつきやすいよね?
あれは新規(円から外貨)が条件だったりするし、適応金利の期間も短いから注意が必要なんだ。
大口の外貨ならFXの外貨出金を使うのも一つ
私はやったことないのですけど、FXの為替手数料(スプレッド)は0.1銭なんていう業者もあり、住信SBIネット銀行の為替手数料と比べても更に割安。
そのスプレッドを使ってFXで外貨に変え、そのまま外貨のまま出金できる業者を使うというのも一つ。
ただFX口座から外貨出金の手数料が高いので、ほとんどメリットはないと思います。
ひとつの手段としてご紹介しときました。
外貨預金が目的ならFXのほうがおすすめ
これは余談なのですが、為替手数料が安いから住信SBIネット銀行で外貨預金をするという理由ならFXをおすすめ。
外貨預金自体私もやってた時期はあるんですけど、円から外貨、外貨から円といった流動性も悪いですし、預金の利率も悪いです。
他にも破綻時には(ウンタラカンタラ)
こちらが住信SBIネット銀行の外貨預金の金利の表になります。※2022/1/15時点
通貨 | 普通金利 | 定期金利(1年) |
---|---|---|
米ドル | 0.001% | 0.45% |
ユーロ | 0.001% | 0.001% |
ポンド | 0.001% | 0.070% |
豪ドル | 0.001% | 0.150% |
NZドル | 0.100% | 1.200% |
カナダドル | 0.001% | 0.600% |
スイスフラン | 0.001% | 0.001% |
香港ドル | 0.001% | 0.110%(※) |
ランド | 0.300% | 3.6% |
※香港ドルのみ6か月
外貨預金の利息と政策金利差によるスワップポイントの比較
外貨預金と違ってFXというのは日々スワップポイントと呼ばれる利息を受け取ることができますが、その利息になるのが国の政策金利の差。
外貨どっとコムの政策金利の表(外為どっとコム)によりますと、
国 | 政策金利 |
---|---|
日本 | -0.1% |
アメリカ | 0.25% |
オーストラリア | 0.1% |
FX業者のスワップポイントの設定にもよりますが、理屈では円からアメリカドルを買うと年間0.35%、豪ドルを買うと年間0.2%の1日分のスワップポイントを日々受け取れます。
定期預金にするとその期間は資金が動かせないし、普通預金だとその分金利が手数料として引かれてるって感じよね。
まあそういうこと。さらにFXなら為替手数料は1銭未満のとこ増えたしね。
でもアメリカの金利と高金利通貨といわれたオーストラリアの金利がひっくり返ってるほうが衝撃的。
住信SBIネット銀行でドルを積立てSBI証券に入金する
2021年の米ドル円は、年初に102円付近で取引されていたにもかかわらず、12月には115円になるなど、為替手数料なんて言うものを意識することは案外意味がないかもしれません。
ただ、心情としてはなるべく安くドル転して投資なりなんなりに使いたいというのが本音ではないでしょうか。
なのでおすすめは、住信SBIネット銀行でドルを積み立てておいてSBI証券に入金するという方法。
ぜひ外貨建ての資産を持つときには思い出してみてください。
▽複数の積立て設定を利用して作っています
▽月1万円以上積立をするとスマプロポイントが貯まります。上手に貯めてこの低金利時代、少しでもお金にしてみませんか?
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