高金利通貨の代表格といえば、アフリカランドとかトルコリラとかだと思います。
FXではランドを昔から扱ってる業者さんは比較的多かったですけど、最近ではトルコリラの扱いをしているところが増えてきてますし、徐々にスプレッドも縮小を始めているようです。(≫ランド買い増ししました)
一方、現物で為替取引しようとすると、安くなったと言ってもトルコリラはまだ片道2円掛ります。FXは圧倒的に為替の手数料が安いところがいいですね。
保有してから含み益になったことのないトルコリラです
以前も書いてますけど、私は現物でトルコリラを8000TRYほど持ってまして、絶賛含み損中です。
≫ トルコリラMMFを持つ私に朗報!SBI証券の為替手数料が安くなった
「なんでメジャー通貨とは言えないトルコリラを、しかも現物でそんなに持ってるの?」と言うところなんですけど、FXやってたから高金利のトルコリラというものを扱うことに抵抗がなかったというのも一つだったかもしれません。
また、私の投資活動とトルコリラの保有期間はほぼ等しい。というより、トルコリラの保有が投資活動の一番最初に手を出した金融商品に他なりません。
よくもまあ初めて証券口座を開いた、何も分からない頃にこんな商品に手を出したなって思ってます。
なので、今も笑い話だったり、自戒の意味も込めて保有し続けてる次第です。
トルコリラの評価損は25%ほど
SBI証券の外貨の口座を確認すると、レートが50円とかなってるんですけど、「実際いくらで買ってたんだっけ?」と改めて前のブログで探したら、やはり5000通貨を33万円ほどで換えてるようです。
ということは、当時2.5円の為替手数料を引いても、トルコリラ/円が60円以上の頃です。
今はというと、その当時の半分以下で31円ぐらいで評価額が25万円くらいです。
25万÷33万×100=75%
なので、評価額としては当初の75%で、25%くらいの含み損となります。
最初に買った外債も当時でもまあまあの金利だったと思うんですけど、満期になるまでにレートが下がってずっと含み損となってしまい、仕方がないので外貨のままトルコリラを保有することにしました。
ただ単にトルコリラを持ってても金利も付きませんから、上のリンク先の記事のように1000通貨単位でトルコリラ建ての外債が発売されたら買うことを続けてたんです。
でも、ただでさえマイナーな通貨でさらには1000通貨で買える外債なんて、そんなに発売されることもなく完全に諦めてましたね。
あの当時に勉強代として損切りして円転しておくのも手だったかと思うんですけど、あの頃円転してもFXに消えてた可能性も高かったと思うので、これで良かったと思ってます。
現れた救世主
そこへ現れたのが、トルコリラMMFです。
その当時、米ドル、豪ドル、ユーロ・・・NZドル?・・・ランド???くらいしかなかったと思いますけど、2013年10月に、楽天証券やSBI証券で外貨MMFでトルコリラが設定されています。
ずっと金利もつかずほったらかしのままだったんですけど、今では10%くらいで運用が出来るようになったのが救いです。
年利で10%という金融商品をもってしてもいまだ含み損ですけど、それでも為替レートが半分以下にも関わらず、25%程度の含み損で済んでいるのは凄いですね。
現在の損益分岐点が、8000TRYとして約41円~42円。今のまま1年後税引き後8%の金利がつけば、8640TRYとなり分岐点は38円から39円まで下がります。2年後・・・また8%として、9300TRYになり35円から36円。
2年後くらいなら可能性がありそうかな?それともまだレートが下がってるかな?
≫ トルコリラの崩壊でリーマンショックの時のことを思い出した
リスクは時間と共に収束すると言われますけど、このお金が再び円に戻って手元に返ってくるのはいつになりますやら。
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